映画コラム

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『ステージ・マザー』レビュー:ドラァグクイーンの息子がいた世界を理解していく物語

2月26日公開の映画『ステージ・マザー』の魅力を簡潔に紹介します。あらすじは、「ドラァグクイーンの息子が急死してしまったため、ゲイバーを相続した主婦がその再建を図る」というもの。主人公は教会の聖歌隊の経験を生かしつつも、破綻寸前の経営に着手...
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『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』レビュー:本物の肉食獣と一緒に作り上げた友情の物語

2月26日より公開の『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』の魅力を簡潔に紹介します。物語は、11歳の少女がクリスマスの日にやってきた小さなホワイトライオンとの友情を育んでいき、不協和音が生じた家族の再生も合わせて描くというもの。難しい...
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『スカイライン-逆襲-』レビュー:B級SFアクション映画に求められるのはこういうことだ

2月26日より公開の『スカイライン-逆襲-』の魅力を簡潔に紹介します。本作はシリーズの3作目に当たり、エイリアンから逃げ惑うサスペンス要素が強かった『スカイライン-征服-』(2010)、地球の各地でエイリアンと格闘するトンデモ要素が強まった...
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『天国にちがいない』レビュー:オシャレ・ユーモア・皮肉さはまるで現代のチャップリン

吉本隆明はエッセイで、孤独な時間こそが人の価値を高めると書いた。自身の娘が小さいころ、一人で没頭している様子を見かけたら、タバコの調達を頼むことも控えたのだそうだ。  パレスチナの映画監督、エリア・スレイマンによる『天国にちがいない』は繊細...
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『あのこは貴族』レビュー:現代女性の自立を軽やかに綴る本年度屈指の秀作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」現代社会の中で女性の自立を促す映画やドラマは今に始まったわけではありませんが、本作『あのこは貴族』は従来のものを優に超越した魅力に満ちた作品です。先ごろ終了したばかりのNHK大河ドラマ「麒麟がく...
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【未来の映画撮影】渋谷を「セット×CGで完全再現」都市撮影の可能性が無限大に!

「今際の国のアリス」より2020年冬に立て続けに公開・放映された映画『サイレント・トーキョー』とNetflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」。それぞれ大きな見せ場となったのが渋谷駅前のハチ公広場とスクランブル交差点です。渋谷駅はハリウ...
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『モンテッソーリ 子どもの家』レビュー:斬新な教育メソッドの本質を探るドキュメント

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTイタリア出身のマリア・モンテッソーリが20世紀初頭に考案し、今では世界中に普及している《モンテッソーリ教育》。日本では棋士の藤井聡太王位も受けていたという、このメソッドの本質を探るべく...
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『藁にもすがる獣たち』レビュー:大金を巡る金の亡者たちが織り成すサスペンス群像劇

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT曽根圭介による同名小説を原作に、韓国で映画化した犯罪サスペンス群像劇。さまざまな理由で金に困っている者たちが、10億ウォンもの大金が入ったバッグをめぐって、獣のように欲望を剥き出しにし...
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『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』レビュー:心もお腹も(?)満たしてくれるハッピーで素敵な映画

■橋本淳の「おこがまシネマ」 どうも、橋本淳です。75回目の更新、今回もどうぞよろしくお願い致します。わたしはいま、、(『PRIDE』を歌いはじめたわけでなく)撮影のため東京を離れて、西の方に来ております。撮影や舞台の公演などで、様々な土地...
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【閲覧注意】映画ライターがコラムを1本書き上げるまでにかかるコスト

※本記事は【閲覧注意】と謳っている以上、ここから先のリアクションには責任は持てない。心と時間に余裕がないなら今すぐ記事を閉じるべきだ。「映画ライターって好きな映画観て何か書けば金もらえるんでしょ? いい仕事だねぇ!」映画について何かを書き、...