FMR

STEP ZERO「フィールドマネージメントレーシングの挑戦」Vol.1

STEP ZERO「フィールドマネージメントレーシングの挑戦」
-モータースポーツの世界で可能性を追求する注目チームの年間密着ドキュメント連載-

クルマで速さを競う“自動車レース”。
その存在は知っていても、人によってはなじみの薄い世界だろう。

実際レースの現場は予想以上に規模が大きい。

TVやインターネットでF1などのレースを観ると、そこでは実に多くの人間が動いている。

何千何万とという数の観客があんなに熱狂するのか?

どこにそれだけの魅力があるのだろうか?

そもそもなぜレースをするのか?

どんな人たちが、どんな人生を背負い、何を目指して戦っているのか?

その魅力に迫るべく、あるレーシングチームの一年に密着した。

本記事は、そんな世界で愛される『モータースポーツ』の裏側や魅力を追う連載ドキュメントである。

INDEX

→Vol.1:モータースポーツとは何か/PSCJとは/参戦するFMRとは

→Vol.2:1STドライバー マックス・サロ/井出有治監督、就任理由と方針解説/

→Vol.3:熊林社長、一般参加紹介&魅力解説

→Vol.4:レースのしくみ説明&予選前/コースアウト リタイヤ/エンディング

世の中には多種多彩なスポーツが存在するが、クルマやオートバイを使って楽しむ『モータースポーツ』という世界がある。

中でも速さを追求したクルマで順位を競う自動車レースは、F1(フォーミュラワン)をはじめ世界的人気を誇っている。日本では一部のクルマ好きのものと捉われがちで、マイナースポーツの一種と思われているが、世界的にはオリンピックやワールドカップに並ぶ人気を誇るビッグスポーツイベントだ。

特に欧米では文化のひとつとして市民権を得ているスポーツのひとつなのである。

PSCJとは

モータースポーツはF1などのトップカテゴリーを頂点に、中級・初級者向けレースまでピラミッド状に間口の広いカテゴリーが用意されている。その中で、70年代に日本の若者を熱狂させたスーパーカーブームでその名を広く知られるようになったポルシェが、モータースポーツ活動の一環として昨年からスタートさせた公認レースが『ポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)』だ。

「ポルシェが掲げるモータースポーツピラミッドのエントリーレースという位置づけです。911GT3カップカーによる『GT3クラス』、そして718ケイマンGT4クラブスポーツによる『GT4クラス』の2クラスで行われます。

中でもGT4クラスは比較的車両価格やランニングコストが安いということでトレンドになってきていますね。このレースは週末に非常に短い時間で楽しめる、参加しやすいレースですので、より沢山の方にぜひエントリーしていただきたいと思います」(ポルシェジャパン・伊藤康祥エンジニアリングマネージャー)

そこに参戦するFMRとは

現在は世界8ヵ国で開催されているこのレース。年間上位入賞者は、ドイツ本国で行われる表彰式でトロフィ授与の栄誉が与えられるという特典つきだ。

そのレースに、会社設立10周年を迎えた 2019 年にスポット参戦し、この2020年から本格的にシーズンフル参戦するのが『フィールドマネージメントレーシング(FMR)』だ。

チームオーナーとなるフィールドマネージメント社代表取締役社長・並木裕太CEOは大企業の戦略コンサルタントだけでなく、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスや北海道日本ハムファイターズのマネージメントコンサルタント、さらにはJリーグ理事としてスポーツビジネスの発展に携わってきたプロフェッショナルである。

海外では巨大プロスポーツビジネスとしてメジャーな存在のモータースポーツが、なぜ日本で目立たないのか?

コンサルタントとしてスポーツ界に関わってきた自分たちならではの切り口、そして可能性があるのではないか?

そう考えた末の答えが
「ならば、日本のモータースポーツビジネスの“STEP ZERO”から初めてみよう」。

なんと、一から、どころかゼロからの挑戦として新規チームを設立したのである。 そして着目したのがこのPSCJ、それもレーサーになる夢を誰もが叶えられるGT4クラスだ。その趣旨に加え、ポルシェが掲げる『ステップアップを後押しする若手ドライバー育成事業』にも賛同するところが大きな要因であった。

Vol.2へ続く(毎週木曜更新)

■写真・島田健次
■取材・文/長谷川貴洋
Text by Takahiro Hasegawa


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