乃木坂46 能條愛未、『セブン』を見る その2

乃木坂週刊映画、今回も前回に引き続きデヴィッド・フィンチャー監督×ブラッド・ピット主演の名作『セブン』について語って頂きます。

前回の記事はこちら!

※今回のコラムも前回同様映画『セブン』のラストシーンに触れています。結末を知っていても楽しめる作品ですが、ネタバレを避けたい方は映画をご覧になられてから本コラムをお楽しみください。

前回までの記事

乃木坂46 能條愛未、『セブン』を見る その1

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犯人ジョン・ドウの素性が全くわからない恐怖

この映画の犯人ジョン・ドウには謎が数多くあります。むしろ謎しかありません。

まず素性が全くわかりません。警察に自首して指紋を採取したら指の皮をそいでいて指紋の検出がされない。仕事の経歴もなく、銀行口座は5年間出し入れがされているだけ。本名もわからないのです。

※編集部からワンポイント情報
“ジョン・ドウ”とは“身元不明”という意味。日本で言う“名無しの権兵衛”に当たるものです。つまり“ジョン・ドウ”と名乗っている時点で本名を言っていないということを警察は認識していることになります。

警察へ自首した際は誰かを殺した直後なのか返り血を浴びた状態。あまりに異常な装いであるにも関わらず表情には感情が宿っておらずとても冷静なのが見て取れます。

クライマックスでミルズに射殺される時でさえ笑みを浮かべ不気味な印象のままでした。喜怒哀楽でいうと、喜が時たま顔を見せるだけなのです。

結局動機もわかりませんでした。殺された被害者たちに個人的恨みがあったとも思えません。動機が見えないからこそ、自己満足で行った犯行なんだろうと推測がされます。

今まで見た映画の中で最も不気味な殺人鬼を見た気がしました。

『アメリカン・ビューティー』のケヴィン・スペイシーだと最初気付かなかった

“乃木坂週刊映画”で以前取り上げた『アメリカン・ビューティー』で主演を務めていたケヴィン・スペイシー。

『セブン』のジョン・ドウはこの方が演じていますが、最初見た時は“あのケヴィン・スペイシー”だと全く気付きませんでした。

あまりに別人過ぎて・・・途中で気付いて『アメリカン・ビューティー』と連続で見てみたいなとも思いました。『アメリカン・ビューティー』ではあんなに可愛いお父さんを演じていたのに・・・こんなになっちゃって・・・。

真逆とも言える二作品の演技を見て改めてケヴィン・スペイシーの演技の幅に脱帽しました。

※編集部からワンポイント情報
ケヴィン・スペイシーは『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞主演男優賞、『ユージュアル・サスペクツ』アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。『ユージュアル・サスペクツ』も非常に面白い映画なので是非ご覧になってみてください。

最も印象に残った演技はクライマックスのブラッド・ピットの葛藤

映画を振り返った時に、やはりケヴィン・スペイシーのジョン・ドウの演技が圧倒的に記憶に残っています。

それ以外ではクライマックスのブラッド・ピットの演技が印象に残っています。妻を殺された怒りからジョン・ドウを殺したくて仕方ないが、すぐに殺してしまったらジョン・ドウの思うがまま。

どうすることが正しい行いなのか、絶望の中で見せる怒り、悲しみ、戸惑いなどの葛藤が短いシーンに宿っていて素晴らしい演技だなと思いました。

次回取り上げる作品は…

『セブン』について整理する中で能條さんからある質問が出ました。

「『セブン』と『ミュージアム』って似てませんか?」

『ミュージアム』とは大友啓史監督×小栗旬主演で昨年11月に公開されたサイコサスペンス映画です。

ミュージアム 小栗旬 大友啓史

(C)巴亮介/講談社 (C)2016映画『ミュージアム』製作委員会

確かに似たイメージのある作品であり、犯人の描き方や素性などはそれぞれ異なるので比較して見ると様々な発見があります。

次回はこの『ミュージアム』について能條さん独自の視点で語って頂きます。“乃木坂週刊映画”はヘヴィーな作品が今年も続きますが次週もご期待ください!

(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:MAKOTO TSURUTA

能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)

能條愛未 公式写真
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー

月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。

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