『ブレードランナー 2049』を観る前に知ってほしい9つのこと!ネタバレなしで魅力を全力で語る!

6:上映時間は2時間43分! 体調を万全にして、事前のトイレも忘れずに!

ブレードランナー 2049 サブ2

いろいろと小難しいことも書きましたが、これより事前に知ってほしい、最も重要なことをお伝えします。それは、本作の上映時間が2時間43分と長く、かつテンポも“ゆったりめ”であるということです。

ただし、このテンポは“悪い”ということではありません。哲学的思考を促すセリフがたっぷりあるので、これ以上のスピードであると理解が追いつかなくなってしまうでしょうから。

本作を観る前に、集中力を切らさずに思考を巡らせるため、体調をできるだけ万全に整えたほうがいいでしょう。もちろん、長めの上映時間に耐えられるよう、事前のトイレも必須です!

7:最高の音楽を堪能するために、できるだけ音響設備の整った劇場を選ぼう!

前作および本作で、もう1つ忘れてはいけない、大きな魅力があります。それは“音楽”と“音響”の素晴らしさです。

前作のシンセサイザーを使った独特の音楽は、重圧な世界観の確立に大きな貢献をしており、それも伝説的な映画となる理由の1つになっていました。

本作では、ハリウッドの重鎮ハンス・ジマーと、新進気鋭の作曲家ベンジャミン・ウォルフィッシュが音楽を手がけています。優れた音響効果も相まって、その音楽は物語への没入感をさらに、さらに増大してくれました。ビジュアルや物語だけでなく、本作は音楽においても、前作へのこれ以上ないリスペクトがあったのです。

本作『ブレードランナー 2049』は、できる限り音響設備の整った劇場で観たほうが良いでしょう。IMAX版の上映もありますので、早めに劇場をチェックしておくことをおすすめします。

8:3つの短編作品も要チェック!

『ブレードランナー』と『ブレードランナー 2049』の間に起こった出来事を描く3つの短編作品が、動画サイトで公開されています。

その1つは、『カウボーイビバップ』や『サムライチャンプルー』で知られる渡辺信一郎監督によるアニメ作品であり、スタッフもアニメ界のレジェンドたちが集結したと言えるほどの豪華さ。無料で観られるのが申し訳なくなるほどのクオリティの高さを誇っています。

これらの3本の短編作品を観ておき、“事前に起こった出来事”を知っておくと、さらに『ブレードランナー 2049』を楽しむことができるでしょう。

9:ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とリドリー・スコット監督の“作家性”にも注目!

ブレードランナー 2049 サブ1

前作や3つの短編作品を観ておいたほうが良いのはもちろん、本作の監督であるドゥニ・ヴィルヌーヴと、前作の監督であるリドリー・スコットの作品群を観ておくと、本作をさらに楽しめるでしょう。筆者の個人的な視点でありますが、両者の作品には(脚本家がそれぞれ違うにも関わらず)以下の一貫した“作家性”があるからです。

・ドゥニ・ヴィルヌーヴ……今いる世界にあった“思いもしなかった真実”が急に露呈し、それに振り回されてしまうか、半ば狂気をはらみながらも立ち向かう。

・リドリー・スコット……今いる世界にあった“どうしようもなかった仕組みやルール”に、振り回されてしまうか、必死に抗おうとする。

微妙な違いこそあれ、両者の作家性はとても似ている、と言っていいでしょう。その2人の作家性が、本作『ブレードランナー 2049』においても全開となっているのです。(※リドリー・スコットは本作において製作総指揮を務めています)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品の中でも特におすすめは、『灼熱の魂』か『メッセージ』です。前者はミステリーとして抜群にスリリングかつ、“真実”が明らかになった時の衝撃が半端なものではありません。後者は異星人の侵略を通じて“生きる意味”を見つめ直せる哲学的な作品であり、いずれも『ブレードランナー』および『ブレードランナー 2049』とテーマが似ているところもありました。

※筆者はこちらの記事も書いています↓
新海誠監督が『メッセージ』を見て語ったこと

リドリー・スコット監督作品の中でも特におすすめは、『テルマ&ルイーズ』と『オデッセイ』です。前者は逃避行をするしかなかった女性2人の“行き詰まり”がこれでもかと描かれており、後者は“どんなこと状況でも希望を捨てない”という人間の力強さが存分に表れています。

余談ですが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品では、「セックスをした、または性的なことをほのめかした者が、実は……」という展開がよくあります。本作でも……?

※次のページでは要チェックポイントを振り返ります。

    ピックアップ

    関連記事

    新着記事

    WP Facebook Auto Publish Powered By : XYZScripts.com