じじばばだって東京行きたい!90分で見られる週末オススメ映画!第6回「白百合クラブ東京へ行く」

「映画は見たい! でも、やることはたくさんある」。そんな忙しい方のために、週末のちょっとした時間でサクッと見られる“オススメ90分以内の映画”を毎週木曜日に紹介していきます!

※当記事はAmazonプライムビデオから候補を出していますが、紹介する作品はDVD等でも発売済みのものです。Amazonプライム会員の方の映画選びの参考にもなれば幸いです。

白百合クラブ東京へ行く(2003年)

第6回 「白百合クラブ東京へ行く」

時間:90分(1時間30分)
公開:2003年
出演:白百合クラブ、THE BOOM

平均年齢70歳以上の沖縄バンド「白百合クラブ」

この映画の主役である「白百合クラブ」とは沖縄生まれのバンドの名称です。
と言っても、白百合クラブはただのバンドではなく、昭和21年に結成されてから現在に至るまで、オリジナルメンバーを中心に活動を続けている平均年齢70歳以上の“おじいちゃん、おばあちゃんバンド”なのです。
昭和21年(1946年)と言えば、終戦の翌年。戦争で荒んだ人々の心を少しでも癒そうと、物資が何もないなかで、「瓢箪の木からマンドリンを、米軍のパラシュートから衣裳を」と全て手作りでその活動はスタートしたそうです。
活動の拠点は白百合クラブが生まれた沖縄県石垣島。バンドの名前もメンバーの住む集落にある浜「白保の百合ケ浜」から名づけられています。

THE BOOMが東京遠征の夢実現をお手伝い

タイトルにもある通り、この映画は白百合クラブが沖縄(うちなー)から東京(やまと)へ遠征する物語。白百合クラブのメンバーが抱く「東京で演奏をしたい」という夢を同じ沖縄生まれの人気バンドTHE BOOMがお手伝いに乗り出す・・・のですが、ご高齢ということもあって、なかなかスムーズに事は運ばないようで――。
そのなかでも沖縄特有のマイペースなリズムで、楽しみながら演奏の練習をするおじいちゃん、おばあちゃんの姿を見ると心がとても和みます。東京の人達だったら、絶対にもっとギスギスしてしまい、最後にはケンカになっているだろうなと思う場面もところどころにあったりして(笑)。

白百合クラブの立ち上げを映画化してほしい!

本作品は現在のおじいちゃん、おばあちゃんたちの姿を追うもので、このストーリーも面白かったのですが、見終わった後に、白百合クラブが昭和21年にどのように立ち上がっていったのかを映画で再現したものを見てみたくなりました。
終戦直後で何もない焼野原から、若者たちが物資を掻き集めて音楽をはじめ、人々を幸せにしていく物語――。これだけでも面白くなりそうではありませんか?
脚色しなくても素敵な映画になりそうな人生をリアルに歩んできた白百合クラブのおじいちゃん、おばあちゃんたち。これからも元気でいつまでもその活動を続けてほしいと願いたくなる作品でした。

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(文:廣田喜昭)

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