衝撃連続! ライダー同士のバトルの原点『仮面ライダーBLACK』【篠宮暁の特撮辞典・第21回】

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【オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典・第21回】

昭和と平成の狭間に登場した仮面ライダー

『仮面ライダー』から始まった、昭和ライダーシリーズ。そして、いろいろ書いてきました、『仮面ライダークウガ』から始まる、平成ライダーシリーズ。

そのちょうど間の1987年に放映開始したのが『仮面ライダーBLACK』です。

僕が初めて触れた仮面ライダーでもあります。

第3話「怪?怪・改造人間」

『仮面ライダースーパー1』以降の久々のテレビシリーズということで、原点回帰、仮面ライダー0号を目指して制作されました。

仮面ライダー初期のような薄暗い作風、異形の姿を表現した、ブラックの関節部分の筋肉繊維むき出しの見た目、主人公・南光太郎(倉田てつを)が、敵“ゴルゴム”に改造される際のチューブ状のもので吊るされるシーン、そこから脱出する際に専用マシン・バトルホッパーに裸でまたがるシーン、バトルホッパーは意思を持ったバイクという斬新な設定、ライダーキックやライダーパンチの時にテレビから放たれる強烈な光は、4歳だった僕に強烈な衝撃を与え、その衝撃ゆえに三十路過ぎても変身ごっこをしてしまう大人になったのだと思います。

常識を覆す大胆な改革

第12話「超マシン伝説秘話」

「BLACK」では、それまでの仮面ライダーの常識を覆す大胆な改革がされました。

その改革は現在放映されている平成ライダーシリーズに多大な影響を与えていまして、現シリーズの基礎になった部分が多々あります。

アクション面では、今作から、昭和ライダーシリーズのアクションを担当されていた大野剣友会がJAC(現JAE)に変わりました。力強いアクションから、スピーディーでスタイリッシュなアクションになり、仮面ライダーの幅が広がりました。

また、仮面ライダーに必須だったマフラーがブラックから取り払われ、グローブやブーツもなくなり、ビジュアル面がスマートになりました。

脳手術で親友が敵に! ライダー同士のバトルの原点

第47話「ライダー死す!」

そして、「BLACK」を語る上で絶対に外せないのが、シャドームーンです。

南光太郎と同時に“ゴルゴム”にさらわれた親友の秋月信彦は、脳手術前に抜け出した南光太郎に対し、脳手術を施され、本人の人格をほぼ失い、ブラックと世紀王の座をかけて闘うために改造されました。

そして誕生したのがシャドームーン。

このシャドームーンは悪役なのですが、姿がまるで仮面ライダーでして、めちゃめちゃかっこいいのです。いまだに、このシャドームーンをベスト敵キャラにあげる人も少なくありません。

第50話「創世王の正体は?」

この、いわゆるライダー同士が戦うというエピソードがなければ、平成ライダーシリーズのあのシーン、このシーンはなかったかもしれません。当然、昭和の要素もまだ残っておりますので、その絶妙な狭間も楽しんでみてはいかがでしょうか?

カム ブラック アイルビー ブラック ブラック トゥザフューチャー!

ちなみに倉田てつをさんは、東京は東陽町でステーキハウスをやられています。運が良ければ会えるかも。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

※この記事は、WEBサイト「WB」にて以前連載していたものを、再編集したものです

以前の記事はこちらから

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