今こそ描く時だと感じた―『日本のいちばん長い日』外国人記者クラブ会見レポ
真実よりもイデオロギーを先行させるという考え方にとても怒りを感じる
最後に海外の方に対して本作をどのように伝え、感じて欲しいかの問いに役所広司は「戦争をはじめるというのは簡単だけど、終わらせるというのは本当に難しいことという、シンプルなメッセージとして海外の方も受け止めてくれるのではないかという気がします」とコメント。
原田眞人監督は「海外の反応がみたいということがありますので、どうなるかはわかりませんが、9月くらいから様々な映画祭にアプライしております」と海外公開に向けてコメント。
さらに「ハーバード・ベックスの『昭和天皇』が出てから、昭和天皇に対して事実とは違う歪められたイメージが一般的に広がってしまっている。真実よりもイデオロギーを先行させるという考え方にとても怒りを感じる。だから僕はこのことを変えていきたいという気持ちがあります」と、作品への思いとともに自身の熱い思いを訴えかけ会見を終了しました。
映画『日本のいちばん長い日』は現在全国ロードショー中。
(C)2015「日本のいちばん長い日」製作委員会
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