【ほぼ再現レポ】映画『合葬』大ヒット祈願&彰義隊ご供養イベントで、柳楽優弥さんのギャップに身悶える
京都やモントリオールでの秘話も飛び出し、盛り上がりはピークに
その後、MCの質問は岡山さんに向けられますが、そのやりとりでも柳楽さんの意外な一面が露わになります。
MC「彰義隊のメンバーは、柳楽さん、瀬戸さんなど同世代の俳優さんが多く、“仲間”的な印象を受けました。お2人と一緒にお仕事してみて意外な一面はありましたか?」
岡山さん「この仕事を始める前から、柳楽くんはクールな人だと思っていたので、彼との共演はドキドキでもありました。京都で撮影開始だったのですが、その前日に3人でホテルにチェックインしたんですけど、まだそんな喋ったこともない柳楽くんが、すっごい嬉しそうに僕のところに来て『やったー!角部屋だー!』ってはしゃいでて。それまでのイメージとはだいぶ違うなって思いました」
柳楽さん「いいエピソードじゃない!」
岡山さん「いいエピソード(笑)…はい、そうですね。幼なじみの空気っていうのを作ってくれてました」
柳楽さん「そういう意味では、3人の中では瀬戸さんが一番年上だったので、一番相談しましたよね。瀬戸さんに」
岡山さん「そうですね、黙々と聞いてもらいました。京都の街を3人で散歩したりしてね。青春の瞬間って感じが良かったですよね」
柳楽さん「甚平みたいなのを着てね〜」
このイケメン3人が甚平姿で京都の街を闊歩しただなんて、凄すぎるシチュエーションです!それにしても、物語のように3人で友情を育んでいたとは、微笑ましい限りですね。
そして、質問は瀬戸康史さんへと続きます。瀬戸さんは、今年度のモントリオール世界映画祭の公式上映に小林監督と参加されました。質問はおのずと映画祭の話となり、現地での反応を瀬戸さんはこのように答えていました。
瀬戸さん「フランス語でスピーチをさせていただいたのですが、そこで皆さんが聞いてくれる態勢になっていただけたので、すごく嬉しかったです。お客様と一緒に『合葬』を見終わってから、監督と一緒にロビーに出た時に『すごく斬新だった』『とても良かったよ』と色んな方々が直接言葉をかけてくれたことに感動しました」
また、着物姿で会見に臨んだことに対しては
瀬戸さん「女性の方は割と着物で映画祭に行かれたことがあるらしいのですが、男性ではあまりないみたいで。最初、不思議な感じで見られましたけど、すごく似合ってると言われて嬉しかったですね」と答えてらっしゃいました。
瀬戸さん、フランス語でスピーチの動画
個性と若さ…キャスト各々の才能を小林監督が絶賛
最後は、若い才能を一手に束ねた小林達夫監督が「監督から見た、キャスト達のそれぞれの印象をお聞かせ下さい」という質問に答えられました。
小林監督「まず柳楽さんですが、画面の中での小さな動きや、ちょっとした目の動きひとつひとつに存在感が溢れていました。
瀬戸さんは、すごく丁寧に芝居をされる方だなと。撮影を終わった後、編集などで大きなスクリーンで見るのですが、彼の演技には色んなものが映っているのが印象的でした。
岡山さんの役は、猪突猛進というか、勢いのある役なんですけど、いわゆる時代劇の根幹みたいなものを体現してくれたんじゃないかなと思っています。
門脇さんの役は、(彰義隊および上野戦争という)男たちが中心の物語の中で、その男たちの姿をどういう風に女性が観てたのか、どのように次の時代につなげていくのかという難しい役回りだったのですが、見事に演じきってくれたと思います」
映画『合葬』は、9月26日にいよいよ全国公開!
歴史が大きく動いた江戸末期。彼の地・上野で青春を生き急いだ若者たちは、約150年後に自分たちを題材にした映画が作られ、幕府軍の象徴であった“黒門”で映画の記者会見が行われるとは、夢にも思わなかったことでしょう。
そんな彼らの儚い人生を切り取り、幻想とリアルの狭間を見事に表現した傑作『合葬』は、2015年9月26日より全国の劇場にて一斉公開となります。剛毅な極、実直な悌二郎、柔和な柾之助・・・それらのキャラクターを演じる柳楽優弥、岡山天音、瀬戸康史が織りなすアンサンブルを、ぜひスクリーンでお楽しみ下さい。
(取材/大場ミミコ)
(C)2015 杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会
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