時代劇を超えた時代劇!映画『合葬』の魅力に迫る。
そして、公開初日。
上映後の初日舞台挨拶には、柳楽優弥さん、瀬戸康史さん、岡山天音さん、小林達夫監督が登壇。
さらに、急遽、オダギリジョーさんの姿も!!!
彰義隊内の穏健派、血気盛んな若い隊士たちの暴走をおさえようとする森篤之進役のオダギリジョーさん。
「この作品はどうしても参加したかった。完成したものを観て改めてスゴイと思いました」と、小林監督の手腕を絶賛。
ひとしきり御挨拶が終わったあとは、賑やかなトークセッションに。
小林監督から役作りについて「カリスマでいてほしい」とリクエストされた、柳楽さん。
自身の高校生の頃のカリスマ的存在がオダギリさんだったことを思い出した…というエピソードを話すと、
「目が泳いでるよ」と、軽くツッコミを入れるオダギリさん。
カリスマと呼ばれて照れるオダギリさんと、ますます真摯に表情を引き締める柳楽さん。
お二人とも本当にチャーミングです!
本作は、今年のモントリオール国際映画祭コンペティション部門に出品。
公式上映には、瀬戸さんと小林監督が出席。
その時に瀬戸さんが購入したお土産を、キャスト陣に手渡すことに。
オダギリさんにはカナダの名産メープルシロップ、柳楽さんにはマッチョなイラストが描かれたエプロン、岡山さんにはラクーンをモチーフにした帽子。
「ありがとう。でも俺、甘いモノ苦手なんだよ」と苦笑いするオダギリさんに、会場は爆笑の渦。
柳楽さんと岡山さんはその場で身に着け、カメラマンに向かってポーズを決めてましたよ。
「時代劇」と聞くと、若い世代に、観る前に身構えてしまう方もいるかもしれません。
でも本作はこれまでの「時代劇」の常識を覆す作品で、「幕末」という「時代」を切り取った青春映画。
彰義隊に身を投じた若者たちの生きざまは、現代を生きる私たちにもリアルに受け取ることが出来ると思います。
『合葬』は全国公開中です。
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
ドローン・オブ・ウォー
2015年10月1日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク、ブルース・グリーンウッド、ゾーイ・クラビッツ、ジェイク・アベル ほか
©2014 CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED.
合葬
2015年9月26日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:小林達夫
原作:杉浦日向子 刊行筑摩書房(ちくま文庫)
出演:柳楽優弥、瀬戸康史、岡山天音、門脇麦、桜井美南、オダギリジョー ほか
©2015 杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。