武田梨奈 独占インタビュー 過激な衝撃作・映画『木屋町DARUMA』
関西弁は漫才を参考にした
―それにしても、本作で演じた友里という役は、武田梨奈さんにとって本当に新境地ですよね。過激なセリフも印象的でしたが、特に表情の演技で圧倒されました。役作りをする上で参考にするものは何かありましたか?
正直、参考にできるものがなかったんですよね。なので、何かを参考にするというよりかは、自分自身でもそうでしたが、監督たちが精神的に追い込んでくれたのが役作りをする上で大きかったと思います。
―現場では随分といじられていたようですね。
そうですね(笑)
―誰が一番怖かったですか?
難しい質問ですね…主演の遠藤憲一さんは、正直すごく怖かったです。撮影でカットがかかると「ごめんね、やりすぎたね、ごめんね」ってすごく優しく接してくれるんですが、役になりきった遠藤さんは、見られているだけでも「怖い…」って思ってしまうほどでした。あと…監督が怖かったですね。
主演の遠藤憲一(映画『木屋町DARUMA』より)
―その他に役作りをする上で気をつけた点などはありますか?
関西弁ですね。ほうかさんが「今回の役は全員この木屋町っていう街に住んでいる人たちの話なので、エセ関西弁だけは本当に嫌だ」と言われたんです。
―ということは、かなり勉強されたんじゃないですか?
実は、撮影が始まるギリギリに私が演じることが決まったので、ほうかさんにマンツーマンで関西弁を教えていただきました。サイゼリヤとか、会議室みたいなところを借りて。そこで、あんな言葉を発してました(笑)
映画『木屋町DARUMA』より
―他のお客さんなどもいる場所で、予告編で発してるような過激なセリフをそのまま言ってたんですか?
そうなんです。周りからみたら「何やってるんだろう?」と思われたんじゃないですかね。あと、ほうかさんに漫才のライブとかに連れていってもらいました。
―漫才ですか?
関西弁の映画などもいくつかピックアップしていただいて、事前に観たりもしたのですが、それと併せて漫才をいっぱい見て欲しいと言われたんです。「日常会話に一番近いから」との理由で。今回の私の役のセリフは、どんどんしゃべりのテンポが上がっていくものだったので、リズム感が一番勉強になるのは漫才だって言われて、漫才の動画も随分みました。
―どんな方を特に観られましたか?
今いくよ・くるよさんとか、ハイヒールさんあたりを観て参考にさせていただきました。
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