染谷将太がスゴんだ理由に爆笑&感動!『ディアーディアー』菊地健雄監督インタビュー・後編
地方と都会、両輪をアップデートしていく
―― 最後の質問です。次に映画を撮るとしたら、どんな設定・展開の作品にしますか?
菊地監督「やっと監督できたので、やりたいことはいっぱいあるんですが、まずは都会の話ですね。今回は地方を舞台にしたので、都市部で生活する人の距離感を描きたいと考えています。僕も人生の半分を東京で過ごしているのですが、都会に住んでる人達の距離感って田舎とは全然違うんです。そこで何か作れたらいいですね。」
―― 脚本を煮詰めていく過程で、都会の話になった事もあったと仰っていましたが。
菊地監督「今回の『ディアーディアー』とは全く違う感じになるとは思いますが、都会を舞台にした家族の話というのも絶対面白くなると思っています。その一方で、地方都市の話をさらにアップデートしていきたい気持ちもあります。それこそ『ツイン・ピークス』みたいな感じで、街の複雑な人間関係が徐々に明かされる話はやってみたいです。」
―― それ、面白そうですね!!
菊地監督「都市と地方、両方撮っていけたら良いですよね。その両輪を行ったり来たりしながら、それぞれがアップデートしていけたら最高です。」
―― 地方の話と都会の話、両方とも観たいです。今後もガンガン撮って、やりたいことを全部やり尽くして欲しいです。『ディアーディアー』は最高に面白く、中身の濃い映画ですから、きっと次々とオファーも舞い込んで来ると思いますよ。
菊地監督「いや〜、そうなるといいですね。まずは今回の作品『ディアーディアー』を多くの人に観ていただけたら嬉しいです。」
―― 今日はお忙しい中、お時間頂き本当にありがとうございました。
(インタビュー終了)
テアトル新宿上映後、全国各地で順次公開!!
サービス精神旺盛にして、トークの腕もプロ並みの菊地監督。いるだけで場がパッと明るくなるようなお人柄は、多くの俳優や映画人を魅了して止みません。
『菊地が撮るなら…』と、作品に携わったスタッフ・キャストが多かったというエピソードからも、その絶大なる信頼が伺えました。
そんな菊地監督のデビュー作『ディアーディアー』は、2015年10月24日から11月13日までテアトル新宿にて絶賛上映中です。そして、11月14日からはキネカ大森&静岡シネ・ギャラリー、その後も順次公開予定です。
ぜひお近くの映画館で、役割の仮面を外しつつ“クスクス”笑って観て下さいね。
(取材・文:大場ミミコ)
上映期間中は毎晩、菊地監督とゆかりのある監督や俳優、著名人を招いてのトークイベントが行われています。今後の予定は
11/7 不倫、嫉妬そして借金 山本剛史×松本若菜×桐生コウジ
11/8 映画心理カウンセラーの性格診断 コトブキツカサ(映画パーソナリティ)×斉藤陽一郎
11/9 北関東映画バトル! 群馬VS茨城VS栃木 大崎章(監督)×冨永昌敬(監督)×菊地健雄
11/10 世界の菊地VS足利の菊地 菊地凛子×菊地健雄
11/11 甲斐性なし×いじめられっ子×守銭奴 柳憂怜×政岡泰志×佐藤誓
11/12 足利そして映画祭ライバルとして 竹馬靖具(監督)×結城秀勇(映画評論家)×菊地健雄
11/13 最終日舞台挨拶 シカるべき時が来た! 菊地健雄+スタッフ&キャスト有志
となっております。イベントの詳細・日程は公式サイトにて随時公開されていますのでご確認下さいませ。
→『ディア―ディア―』THEATER & EVENT/劇場情報 & イベント
ディアーディアー公式Facebookページではイベントの模様も掲載されています。11月6日のイベントではゲストに斎藤工さんが登場するというサプライズも。ぜひテアトル新宿まで足を運んでみてください。
→『ディア―ディア―』公式Facebookページ
映画『ディアーディアー』予告
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