映画コラム
『ジャングル・ブック』を観る前に知ってほしい10のこと!これは新たなディズニーの傑作だ!
『ジャングル・ブック』を観る前に知ってほしい10のこと!これは新たなディズニーの傑作だ!
6.ハリウッドを代表する豪華な俳優たちが集結!
字幕版においては、ハリウッドの超豪華キャストの演技を堪能できることも魅力になっています。
何せ黒ヒョウのバギーラ役には『ガンジー』や『ヒューゴの不思議な発明』のベン・キングズレー、クマのバルー役には『ゴーストバスターズ』(1984年版)や『ロスト・イン・トランスレーション』のビル・マーレイ。そのほか、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴ、『ディア・ハンター』のクリストファー・ウォーケンなどという豪華布陣です。
しかも、前述のトラのシア・カーンを演じるのは『パシフィック・リム』に出演したほか、『ズートピア』でボゴ署長の声を担当したイドリス・エルバ。その渋い声だけで、「あっ、こいつには勝てないわ」という威圧感があるのだから、たまりません。
そして、巨大でセクシーなヘビのカーを演じるのは、『アベンジャーズ』のブラック・ウィドウ役でおなじみ、『her/世界でひとつの彼女』でもセクシーボイスを披露したスカーレット・ヨハンソンです! このヘビは原作小説とディズニーアニメ版でオスだったのに、わざわざセクシーなメスにしたのは、これがやりたかっただけだからだろ!いいぞ!許す!
7.日本語吹き替えキャストも要チェックだ!
日本語吹き替えキャストも超豪華です。黒ヒョウのバギーラ役には松本幸四郎、クマのバルー役には西田敏行、そのほか石原慎一、伊勢谷友介、宮沢りえとすごいことになっています。前述のヘビのカー役が朴ロ美さんというのもうれしいですね。
8.ミュージカルも楽しい!
実写(のように見える)作品でありながら、ディズニー映画ならではのミュージカルシーンがあるところも、本作の魅力です。
モーグリとクマのバルーが歌う楽曲はとにかく陽気、一気に映画を明るい雰囲気にしてくれます。なお、ミュージカルシーンはここだけではないですよ。
そして、この劇中歌「君のようになりたい」は、平均年齢17才の女子高生たちで結成されたボーカルグループ“Little Glee Monster”により、日本版キャンペーンソングとしてアレンジされています。こちらも超楽しい!
9.『ターザン:REBORN』と比較して観るのもおもしろいかも!?
現在公開中の『ターザン:REBORN』と、本作『ジャングル・ブック』は、小説の実写映画化、ジャングルを舞台としていること、動物たちが出てくることなどが共通しています。
しかし、その物語の方向性はまったく違います。『ターザン:REBORN』は当時の奴隷制度などの“現実の問題”と絡めて物語を展開している一方で、後者は物語そのものが人類の問題を描いているのですから。
“主人公が動物と話せる”ことへのアプローチもまったく異なりますし、「似たような題材でもここまで違った作品になるのか!」と驚けるのではないでしょうか。ぜひ、比較して観てみることをおすすめします。
10.子どもから大人まで楽しめる!
本作『ジャングル・ブック』のもっとも優れたところは、“大人から子どもまで、誰もが楽しめる”ということ! ハラハラドキドキのアクションが展開し、キャラクターみんなが個性豊か、テンポがよく上映時間は106分とコンパクト、物語にも深い感動があると……隙のない娯楽作としての作りは、観る人を選びません。
ぜひ、「子どもと観る映画は何がいいかな?」と思っている親御さんには、この『ジャングル・ブック』をオススメします。親子でいっしょにワクワクする体験は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
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(文:ヒナタカ)
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