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『仮面ライダーアマゾンズ』に救いはあるのか?イケメンキャスト&あらすじ紹介
『仮面ライダーアマゾンズ』に救いはあるのか?イケメンキャスト&あらすじ紹介
現在、Amazonプライムビデオにてシーズン2が配信中の『仮面ライダーアマゾンズ』。シーズン1はテレビ放送もされましたが、イベントにて「テレビでは放送できないものを」と白倉プロデューサーが語ったように、シーズン2では、さらに過激なストーリーが展開しています。
仮面ライダーが若手俳優の登竜門と言われているように、『仮面ライダーアマゾンズ』にもフレッシュな若手俳優が出演。また、特撮作品にゆかりのあるキャストも仮面ライダーを演じています。あらすじを踏まえながら、魅力的なキャストたちを紹介していきたいと思います。
仮面ライダーアマゾンオメガ・水澤悠(はるか)役 藤田富
秘密裏に人口生命体「アマゾン」の研究を行ない、実験中の事故により、2年前に4000体の実験隊を脱走させてしまった野座間製薬。その役員の息子・水澤悠は、病弱という理由で外に出ることを許されず、義妹の美月(武田玲奈)と暮らしています。ある時、義務付けられていた1日1回の注射を怠ったことをきっかけに、自分では理由もわからないまま、仮面ライダーアマゾンになってしまいます。
自分が「アマゾン」なのか「人間」なのか、という苦悩や、アマゾンたちと戦うことへの葛藤を抱きながら、最初は頼りなく、弱々しい印象だった悠。しかし、人間に危害を加えずひっそりと暮らすアマゾンたちの姿を見たり、アマゾン駆除隊の仲間であり、自身もアマゾンであるマモル(小林亮太)との関わりから、徐々に自分の道を切り開いていきます。
藤田富くんは、気弱な少年から、自分の信念を貫く強さを持った青年になるまでの変化を、見事に演じています。また、シーズン1から5年後が舞台のシーズン2では、別人のような大人びた悠を演じているので、その変化にも驚かされること間違いなしです。
仮面ライダーアマゾンアルファ・鷹山仁役 谷口賢志
仮面ライダーオメガの敵役である、アルファ(鷹山仁)を演じるのは、1999年に『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のゴーブルー(巽流水)役でデビューした、谷口賢志さん。
自分で殺したものしか食べない、という信念のもと、アマゾンを狩り、アマゾンの殲滅のために戦いますが、彼がアマゾンになったのには、ある理由が。彼も、アマゾンの誕生に大きく関わっている人物でした。
個人的には、映画『どうしても触れたくない』(2014年)での冴えないサラリーマン役の印象が強かったので、失礼ながら、こんなにワイルドな役を違和感なく演じている姿を見て驚きました。
シーズン1では、恋人の泉七羽(東亜優)とラブラブ(?)なシーンもあり、そういう意味でもちょっと大人向けの作品というテイストがありつつ、その二人の関係がシーズン2でポイントになってきます。
シーズン1から、自分を追い詰めて戦う鷹山仁ですが、シーズン2ではさらに大変なことに…。陰を隠すように、ニカっとした不敵な笑みを浮かべる仁さんに、夢中な人も多いはず。筆者もそのひとりなので、シーズン2での痛々しい姿を見続けるのが辛いですが、それでも、この先の展開が気になってしまいます。
仮面ライダーアマゾンネオ・千翼(ちひろ)役 前嶋曜
シーズン2の主役・千翼は“アマゾンに育てられた少年”。自分を捕獲した組織「4C(フォーシー)」から抜け出し、アマゾン狩りを行う高校生たちとつるんでいたとき、アマゾンとの戦いの中で「4C」の戦闘要員のイユ(白本彩奈)と出会います。
シーズン2は、「初めて、食べたいと思わなかった人間」として、イユに惹かれていく千翼の淡い恋愛感情を描いたピュアなストーリーから始まりますが、彼女や千翼の過去が明かされはじめ、不穏な空気が…。
演じる前嶋曜くんは、今回が初芝居どころか、オーディションも初めてだったそう。それで主演を射止めるなんて、すごいですよね。初めての芝居というのを感じさせない演技力がありつつ、素朴さの残る雰囲気が、千翼の純粋さとマッチしているように思います。
そして、7話かけてしっかりと今の千翼のストーリーを描いたあと、8話で、彼の出生の秘密なども明らかになる5年間を振り返り、千翼に愛着を感じていた視聴者を突き放す構成が見事です! 「薄々思っていたけど、知りたくなかった!」そんな真実を突きつけられた気分になります。
『仮面ライダーアマゾンズ』に救いはあるのか?
シーズン1では人間と人間が身勝手に生み出した命の重さについて描き、シーズン2では、自分の命と大切な相手の命を天秤にかける状況で、どちらを選ぶのかを問いかける内容になっています。
2017年5月28日現在、8話まで配信中の『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』ですが、今のところ全く救いが見えません…! ラストに希望はあるのか、このままエンディングへと向かっていくのか…。残り5話、見逃せない展開が続くことは間違いないです。(個人的には、ある程度救いがないENDを予想していますが、その想像を裏切ってくれる展開があるといいなと願っています。)
これまで特撮作品に興味がなかったという人も、見始めたらハマってしまうと思います。一気見をしても、シーズン1は30分強×13話なので、約50話あるTV放送の仮面ライダーシリーズよりも手をつけやすいはず。
ちなみに、シーズン1では、『仮面ライダーW(ダブル)』出演の寺田農さんや『特命戦隊ゴーバスターズ』でブルーバスターを演じた馬場良馬くん(1〜2話)が出演。特撮ファンにはおなじみ(?)の弓削智久さんも、7〜8話でなかなかサイコな役を演じられています。
シーズン2では、1から引き続き登場している『仮面ライダーオーズ/OOO』の神尾佑さんや、『未来戦隊タイムレンジャー』でタイムファイヤーを演じた笠原紳司さん(5〜6話)などなど、特撮ファンにはたまらないキャスト陣も登場しているので、観ようか迷っているという特撮ファンは是非観てみてはいかがでしょうか。
この記事は「シネマズby松竹」の女性ライター有志による、映画にまつわるイケメンを紹介する連載「シネマズ女子部」第8回。今回は、特撮オタクの大谷が担当しました!
(文:大谷和美)
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