映画コラム

REGULAR

2017年06月15日

20年ぶりに見た「名探偵コナン」はアラフォーも胸キュン必至のラブストーリーだった

20年ぶりに見た「名探偵コナン」はアラフォーも胸キュン必至のラブストーリーだった

名探偵コナン から紅の恋歌 ティザー


(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会


アラフォーライターのゆうせいです。20年ぶりに劇場版名探偵コナンを見てきました。なぜなら友人知人の推薦がすごすぎたからです。

「今年のコナンは特に出来がいい。」

まるでボジョレー・ヌーヴォー解禁の時や、スイカやマスカットの出荷時期に皆が口を揃えて言いそうなコメントに不安を感じたものの、「とにかく絶対に見ておいた方がいい」としか言わない人形と化していたので、素直に劇場に足を運ぶことにしたのです。

そんな『劇場版名探偵コナン から紅の恋歌』は、私にとって20年ぶりのコナン。そう、実に劇場版の第1作以来だったのです。

もちろんテレビ放送などでチラッと何作かは見たことはありますが、頭から最後まできっちりと見たのは20年ぶり。

展開についていけるかと心配しましたが、ただの杞憂でした。

あらすじ


日売テレビで、爆破事件が発生!その時百人一首界を牽引する「皐月会(さつきかい)」が開催する会見が行われており、大パニックに!崩壊していくビルの中、西の名探偵・服部平次とその幼馴染・遠山和葉だけが取り残されるが、間一髪のところでコナンによって無事救出される。まるでテロのような時間、しかし犯人の目的もわからない不可解な状況に違和感を禁じ得ないコナンと平次だった…。

20年経ってもコナンの世界はそのまま


名探偵コナン から紅の恋歌 メイン


(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会


まず、20年ぶりのコナンでしたが、ストーリーについていけないなんてことは全くありませんでした。

いい意味で、何も変わっていなかったのです。

コナンくんは子どものまま。奇跡的に殺人事件の現場に出くわすし、当たり前のように捜査を始めて毛利のおっちゃんにゲンコツをくらわされ、阿笠博士が作ったターボエンジン付きスケボーを乗りこなしてそこらじゅうを走り回っていました。

そして蘭姉ちゃんはコナンくんの正体に気がつかず、まるで本当の弟のように可愛がり、そして新一の帰りをいつまでも待ち続ける美少女のままでした。

20年経ってるなんて嘘で、あの頃のままのコナンくんの世界がそこにありました。ただし、私の体重が当時と比べて10kg増えて、お腹もメタボのように出てきたことだけは本当でした。

しかし主役は服部平次




(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会


しかし、1つだけ違いというか、いい意味で裏切られたことが。それは、本作の主役はコナンくんではなくて、西の高校生探偵として名を馳せる「服部平次」だったことです。

正確にはコナンくんとのダブル主演なのですが、見せ場の多さと決め台詞、そして幼馴染の和葉とのラブストーリーも相まって、もはやコナンくんを凌駕していました。

なので、

「あ、今回は名探偵ヘイジだ!」

と、開始5分でそれに気がつけると思います。

平次ファンの方なら息をするのを忘れるほど夢中になれますし、平次ファンでない方でも息をするのを忘れて夢中になれます。

全身鳥肌のクライマックスでは女性も男性も胸キュン必至




(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会


そしてそんな平次が幼馴染の和葉と、
・本当は想い合っているのに素直になれなくて
・でも何となくお互いの気持ちはわかってる感じで
・だけど想いを伝えたら今の関係が壊れるかもと不安
・とはいえこのままじゃ前に進めないし…

なんていう苺もさくらんぼもびっくりして酸っぱさを忘れて甘いだけになってしまうんじゃないかと思うほどの胸キュン展開を劇場版エディションで届けてくれます。

ああ、恋愛ってなんて素敵なんだ、これが純愛ってやつかと心に響いてくるのです。

さらに今回は和葉のライバルとなる紅葉(もみじ)が登場することで、恋歌(ラブレター)が加速するッ…!

そして極めつけはクライマックスの平次の台詞。ネタバレになるので書きませんが、これはコナン史上に間違いなく刻まれることでしょう。女子なら言われたいし、男子なら言ってみたい。いま思い出しても「へいじぃいいいい!!!」と叫びたくなるほど。

これだけは劇場で、大きなスクリーンで、一切の雑音が無い中、最高の音質で聞いてほしいです。

まさかと言ったら失礼ですが、こんなに感動して胸キュンさせられるとは思ってもいませんでした。

ちなみに平次の名言の「せやかて工藤!」や「アホ!しょーもないこというな!」でもありませんので、安心してご覧ください。

さいごに




(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会


さいごになりましたが、平次の台詞の威力が強すぎて、悲鳴OK、発声OKの応援上映が開催されるようです。気持ちわかります。
2017年6月16日(金)
東京都 TOHOシネマズ 新宿
開映 19:40

2017年6月23日(金)
東京都 池袋HUMAXシネマズ
開映 19:00

残念ながら東京限定となっておりますが、行ける方はぜひともどうぞ。

とりあえずもう1回見に行ってきます。
それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。

(文:ゆうせい)

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