“セカチュー”から15年!今が最強の長澤まさみ
“セカチュー”から15年、2019年の長澤まさみ
2015年の『海街diary』を経て、主役でも輝く一方で“スーパーサブ”としても物語の中で生きるという道と得た長澤まさみは、ここから大きなふり幅を見せます。
立て続けにパートナーの立ち位置に着いた『散歩する侵略者』『嘘を愛する女』では謎めいた男性を支えていきます。
この路線で”スーパーサブ“に回ると『銀魂』シリーズや『BLEACH』になります。
これにクールビューティというアレンジを加えた最新形態が『キングダム』の山の民の王楊端和と言って言いいでしょう。舞台で自身の長身(168センチ)を体感したこともあったのか、ダイナミックな身体使いのアクションを披露しています。
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会
一方、主役路線も手堅く『50回目のファーストキス』や『マスカレード・ホテル』ではアンサンブルキャストの中のヒロインを演じきっています。
Ⓒ2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 Ⓒ東野圭吾/集英社
この路線に舞台の弾けたファムファタールの要素たっぷりと注ぎ込んで完成したのがドラマ、そして映画の『コンフィデンスマンJP』のヒロインダー子です。
(C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会
本作のヒロイン“ダー子”は長澤まさみの主役キャラとしてある種の完成形・到達点というべきキャラで、過去にも共演している東出昌大や小日向文世達を含む共演者を見事に振り回します。
ゴールデンウイークを挟んで、『キングダム』と『コンフィデンスマンJP」で全く違う顔を見せる長澤まさみ。ぜひ劇場で体感してください。
(文 村松健太郎)
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