特撮向上委員会
『仮面ライダーゼロワン』飛電或人のギャグを考えている人物とは…?
『仮面ライダーゼロワン』飛電或人のギャグを考えている人物とは…?
『仮面ライダーゼロワン』、毎週心躍らせながら見ております。
とにかく面白い。
作ってるスタッフさんの熱量の高さが、画面からビシビシ伝わってきます。
しかし、それは今までの作品とて同じこと。
何も「ゼロワン」に限ったことではないのですが、何かが違う。
令和という時代がそう思わせるのか、実際に今までと全然違う作品作りになってるのか。
そのあたりは「東映特撮ファンクラブ」で隔週配信中のコンテンツ『ウラ仮面ライダー』で、いろんな方の話を聞いていくことで、その正体が掴めるかもしれませんので、是非見てください。
現時点で僕が思う「ゼロワン」に魅かれる要素のひとつに、飛電或人のテンションの高さがあります。
お笑い芸人を目指し、ハイテンションでギャグを繰り返す或人。
作中では寒いギャグとして描かれていますが、ギャグの伝道師、ギャグの化身、ギャグと寝た男、ギャグが体細胞の8割を占める男、かつてはギャグそのものだった男の僕から言わせてもらうと、まったくもって寒くありません。
それはもう、或人演じる高橋文哉さんの力量に依るところが大きいほかありません。
いろんなところでご本人もおっしゃっておられますが、とにかく振り切ってるんです。
トーンや声量ひとつで面白さが変わる、ギャグという代物。
少しでも気が引けようものなら、ましてや、照れでも出てしまおうものなら目も当てられません。
ですが、或人からそれを微塵も感じません。
高橋さんのトーンも完璧ですし、あとなんと言っても声がとてもいい。
心地よくギャグパートを楽しむことができます。
実はそのギャグの部分、とある人物が関わってるのを皆さんご存知でしょうか?
3話から流れ始めた超絶かっこいい、SNSで絶賛の嵐だった「ゼロワン」のオープニング映像。
そこに、『仮面ライダージオウ』までにはまったくなかった役職がスタッフロールに加えられていたことに気づきましたでしょうか。
ギャグ指導。
気になってる方もいらっしゃるのでは。
担当するのはハッピー遠藤という男。
このハッピー遠藤くん、なんと正真正銘、現役の本物の芸人さんなのです。
所属は松竹芸能。
そう、僕の後輩であります。
決まった経緯はオーディション。
実はこのオーディション、何を隠そう僕ももちろん応募しました。
ギャグの腰骨と言われた僕が落ちるわけないと、意気揚々と提出しました。
が、一次審査で即落選。
大森プロデューサーに後日話したら、オーバーエイジの為とおっしゃてましたが、単純に力量不足だったからだと思います。
心機一転、ギャグの下僕からやり直し始めた次第です。
ハッピー遠藤くん、いやもう遠藤さんと呼ばせてもらいます。
遠藤さんはなんとこのギャグ指導が決まる前、芸人を辞めようかと真剣に考えていたらしいんですが、このギャグ指導が決まったことにより続けることにしたとのこと。
仮面ライダーはいろんな形で人類を救ってくれます。
ところで、ギャグ指導って一体何をしてるの?
遠藤さんのギャグ指導を高橋さんはどう思ってるの?
と気になった方、「ウラ仮面ライダー」の02話にて高橋さんがそのあたりを話してくれてるので、是非ご確認ください。
(文:篠宮暁)
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