『あの夏のルカ』傑作ジュブナイル映画になった「5つ」の理由を全力解説
5:エンドロールの最後までお見逃しなく!
最後に、重要なことを1つ告げておくと、エンドロールの最後までぜひ見届けてほしいということ! 感涙のエンディングを迎えた時、筆者は「あれ?そういえば回収されていない伏線が1つあるぞ……」とちょっと不満も感じていたのですが、それは最後の最後の「おまけ」でしっかりと提示されていたのですから。これが悪意も込みのギャグでいるようで、これもまた「夢への執着」「凝り固まった価値観」について重要な知見を投げかけているのもクレバーでした。何より、エンドロールそのもので、絵で「描かれたこと」は、実は『となりのトトロ』(88)の影響であったりするのです。日本版エンドソングの(吹き替え版でのみ流れる)、井上陽水が原曲、ヨルシカが歌唱を務めた「少年時代」も実にマッチしているというのも素敵でした。最後まで、ぜひ聴き入ってください。
参考記事:
『あの夏のルカ』に色濃い日本のアニメの影響!今までにないピクサー映画に|シネマトゥデイ
【インタビュー】映画『あの夏のルカ』エンリコ・カサローザ監督&アンドレア・ウォーレンプロデューサー「この映画の中で、友情についての問い掛けを掘り下げたいと思いました」 | エンタメOVO(オーヴォ)
ディズニー&ピクサー映画『あの夏のルカ』監督&製作インタビュー | アニメイトタイムズ
あの夏のルカ インタビュー: 海の怪物と人間は友だちになれる?「あの夏のルカ」が描く「“あなたを認めている”とはっきり示す」重要性 - 映画.com
(文:ヒナタカ)
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