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2021年08月09日

「ボクの殺意が恋をした」第5話レビュー:終盤、柊のセリフに全人類ときめき必至…!(※ストーリーネタバレあり)

「ボクの殺意が恋をした」第5話レビュー:終盤、柊のセリフに全人類ときめき必至…!(※ストーリーネタバレあり)



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2021年7月4日放送される日テレ系日曜ドラマ「ボクの殺意が恋をした」。

中川大志&新木優子W主演の本作は、殺そうとしてもどうしても殺せない殺し屋と、命を狙われるも恋に落ちてしまうターゲットが交わる新感覚の恋愛ドラマとなっている。

本記事では、その第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「ボクの殺意が恋をした」第5話レビュー

これまで“鳴宮美月”だと思っていた人物が、柊の初恋の相手・葵(新木優子)であることが発覚。
葵は漫画家になるべく努力していたが、結果が伴わずにいた。そこへ鳴宮美月からデビューを条件に成り代わりを持ち掛けられたらしい。きっとここで葵が選ばれたのにも、何か理由があるのだろう。


野球シーンを描くために風岡(中尾明慶)のノックを受ける柊。「夢にときめけ! 明日にきらめけ!」と叫ぶ中尾明慶、世代的にめちゃくちゃエモすぎた…。青春漫画のノリに呆れつつ帰ろうとする千景(田中みな実)に、柊はめずらしく「送るよ」と積極的。どうしたのかなと思ったら、葵の待つホテルへ連れ込み、鳴宮美月について問い質し始める。鳴宮美月と連絡を取り合ったことがあるのなら、今すぐここで電話をしてくれと頼む柊。なんだか無機質な部屋のベッドサイドで、固定電話が鳴り響く。幸か不幸か電話には誰も出なかったが、個人的に鳴宮美月=千景説もあるのでは?と思っていたのでひやひやする場面だった。


それにしても、漫画家であるのならなぜ作業机などではなくベッドサイドに電話があったのだろう。もしかして、鳴宮美月は床に臥せっている? 今の登場人物の中で、そんな状況にある人って1人しか思いつかないけど、それはさすがにないよね…?

結局事態は進展のないまま、柊が自宅で葵をかくまうことに。それを知った詩織(水野美紀)は驚きを禁じ得ない。たしかに、丈一郎(藤木直人)が殺害された場所の防犯カメラに葵が写っていたことは動かぬ事実として残ったまま。彼女が柊の初恋の相手だと分かっただけで、何も疑惑は消えていないのだった。

緊迫した状況にも関わらず、柊と葵は水族館へ。のんきだなと思いつつ、自然体で楽しむ2人にこちらも思わず笑顔になってしまう。どうやら柊は、ずっと張り詰めた様子だった葵を笑顔にしたかったらしい。ワッフルを食べながらしらす丼の話をしちゃうところも、写真を撮ろうとして水を引っかけられてるところも、中川大志の可愛さが振り切れている。それを見て終始楽しそうな新木優子ももちろん可愛い。なにこれ、ずっと見てられるんだけど。

柊が今回水族館を選んだのには、かつて丈一郎が自分を励まそうと同じ場所に連れてきてくれたことが関係していた。まだ小さい柊を、不器用な優しさで勇気づけようとする丈一郎。そして、「丈さん」と柊に呼ばれてはしゃいじゃう丈一郎。さっきのデートシーンに引き続き、可愛いが渋滞している。

丈一郎と柊の思い出話を聞いて、何かを話そうとする葵だったが、気付かずにハグをする柊。うーん、何か聞けそうだったのにな。でも、本当に言わなきゃいけないこと(実は丈一郎の死に自分が関わっている、とか)なら、葵はきっと遮ってでも話してくれるんじゃないかな。今はとにかく、そう信じたい。




一度は鳴宮美月に成り代わることを放棄した葵だったが、鳴宮美月をおびき出すためにも再び戻ることを決意する。映画の制作発表で自分は鳴宮美月ではないことを暴露するという葵。千景は驚くが、「美月先生には私から伝えておく」と言った。そして、千景は美月の家へ。これで千景=美月説は潰えたが、やはりベッドに向かって話している。一体、美月は誰なんだろう…。

制作発表当日。
出演予定だった流星=デス・プリンス(鈴木伸之)が急遽役を降板したことが発覚。葵扮する美月への恋心に気づいてしまい、花占いで「好き、嫌い…」とやっていたいじらしいデス・プリンスだったが、これは殺害に本気になったということだろうか? 見れば、部屋の隅っこにまた変なロボットのようなものがある。毒ガスか、爆弾か…と思いきや「good bye 美月」というフラッグが出てきただけ。葵が写るタブレットを大事そうに抱き締めているデス・プリンス。こっちもこっちで禁断の恋だったのに、いまいち応援するきっかけを失ってしまっていたことが申し訳なくなる。




そんなデス・プリンスのもとに柊が乗り込むと、「彼女はもう僕のターゲットじゃなくなった」と話し始めた。任務から外されてしまったらしい。いい感じに張り合っていたライバルがいなくなるのはかなり寂しい。でも、「殺したいほど、I love her」という言葉を残して去っていたデス・プリンスに、応援してこなくてよかったかも、と思ってしまった(笑)。いや、でもやっぱり寂しいかも。デス・プリンス、またどこかで会えたらいいな。

柊が葵のもとを離れていた間に、葵がさらわれてしまう。それはそうだよ、なんで1人にしたんだよ! 仮面をつけた男にじりじり迫られる葵。すると、いいところで柊が助けにやって来た! 「約束したろ? 絶対守るって」とちょっと笑ってる柊が本日のハイライト。こんなのときめかない人いないでしょう。もちろん口だけじゃなく、ナイフを持った相手にもひるむことなく向かっていく柊はかつてないほど頼もしい。本格的なアクションシーンはファンでなくても必見だ。乱闘は見事に柊が勝利した。男の仮面を外すと、それは詩織の差し金だった…。


詩織は、柊には内緒で丈一郎が殺された現場の映像に細工がないかを調べていたという。結果は、「加工の跡は見られない」。葵への疑惑が晴れることはなかったのだ。柊は「葵ちゃんが殺したなんて嘘だ!」というが、一方の葵は美月から柊が殺し屋であることを聞かされ、「すべてあなたの計画通りに」と…? やっぱり葵、そっち側の人だんだろうか。

誰を信じたらいいのか分からない状況が続く中、次回は柊の許嫁も登場するらしい(唐突だなぁ)。なんだかまたひっちゃかめっちゃかになりそうな予感…!

「ボクの殺意が恋をした」ストーリー



柊(中川大志)は葵(新木優子)から、鳴宮美月になりすましていた経緯を打ち明けられた。葵は本物の美月がどんな人物なのかまったく知らず、千景(田中みな実)を通じてやり取りをしていた。
柊は、千景をホテルの一室へ連れて行く。そこには葵が待っていた。
柊は、今すぐ美月を呼び出すようにと千景に迫る。しかし千景も、美月には会ったことがなく、向こうから一方的に連絡が来るだけなのだと答える。

一方、流星(鈴木伸之)は、美月へのせつない思いを募らせていた。そんな中、彼に思いがけない指令が下される。

柊は、葵をマンションから連れ出して清掃会社の事務所に匿うことに。詩織(水野美紀)は、葵を守ろうとする柊を問い詰める。葵が美月でなかったとしても、葵が丈一郎(藤木直人)を殺したという疑惑は消えていないのだ。柊は詩織に、本物の鳴宮美月を見つけて丈一郎を殺した犯人を聞き出すつもりだと言う。そして彼は、もしも美月が殺したと分かったら、その場で殺すと宣言する。

柊は、不安そうな葵を元気づけるために水族館へ連れて行く。そこは柊と丈一郎との思い出の場所でもあった。楽しいひとときを過ごす柊と葵。柊は「葵ちゃんは、俺が守るから」と約束する。

美月が仕事を止めて姿を消してしまったことで、風岡(中尾明慶)は大混乱。美月が登壇する予定の「ハリネズミ探偵ハリー」の映画制作発表も近付いていた。風岡は葵に、仕事を再開してほしいと懇願。葵は、美月として仕事を再開し、映画の制作発表に出ると告げる。柊は、危険な場所へ戻ろうとする葵を止める。しかし彼女は、ある計画を持って制作発表に臨む決意をしていた――。

(文・あまのさき)

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