「推しの王子様」第6話レビュー:全員が片想いという設定に「これは切なすぎて泣けるわ」「1週間、待てない~」の声が続出!(※ストーリーネタバレあり)
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比嘉愛未主演「推しの王子様」が2021年7月15日にスタートした。
主人公の日高泉美(比嘉愛未)が、五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるべく奮闘するロマンティック・コメディー。
本記事では、その第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「推しの王子様」第6話レビュー
泉美(比嘉愛未)とミッチー(光井/ディーン・フジオカ)に賭けの対象にされ傷ついた航(渡邊圭祐)は、泉美の家を飛び出した。そこへ杏奈(白石聖)が登場し、「わ、たるく…ん?」という場面で先週は終了していた。
第6話は「私でよければ話…聞くよ」という杏奈のセリフからスタート。
あまりにもタイミングが良く登場した杏奈に、視聴者全員が「おいっ」とツッコんだだろう。
会社で顔を合わせた航と泉美だが、航は全身を使って”プンスカ感“を出している。
誤解を解きたいが、聞く耳を持たない航に落ち込む泉美がなんだかいじらしい。
今話はアリス(有栖川/瀬戸利樹)のエピソードがとてもよかった。
ドラマスタート時はアリスの態度に「嫌なヤツ」としか思えなかったがここにきて
「アリス、頑張れ!」「アリス、いいぞ!」と、すっかりアリス推しになっている自分がいる。
とくに「もし好きになった相手が自分のことを見てくれていないとわかったらどうしますか?」と、航に質問されたときのアリスの答えは傑出していた。
「別に付き合うことだけが大切じゃないと思う。好きな人が存在するってだけで素敵なことじゃん」
さらに、
「好きな人がこの世にいるってだけで、自分の居場所が見つかった気になるんだ」
この言葉を話すアリスの瞳には完全にミッチーが映っていた。
誰よりも乙女のアリスを演じるのは、瀬戸利樹。
“演じている感”がまったくなく、とても自然で感情移入ができた。
今度も瀬戸に注目をしていきたい。
泉美を想うミッチー。
ミッチーを想うアリス。
航を想う杏奈。
泉美を想う航。
そして、航を想う泉美。
どの恋愛も今のところ一方通行で苦しいのだ。
視聴者も
「なんて切ないの……。もどかしすぎて涙が出る」
「あー!続きが気になるよ。一週間待てない!」など登場人物の恋模様が気になって仕方ない様子だった。
前述したように第6話はとにかくアリスの言葉や表情が胸を打った。
さらには、「SAUSAGE」(ソーセージ)を「サウサゲ」と読んでいた航の口から
「ブラッシュアップしておきます」というセリフには驚いた。
無知すぎる航から「brush up」とは……。
少し違和感があったけれど、社会人として成長した証なのか。
航も頑張れ!
次回予告では涙を流す泉美。
嬉し涙?
それとも……。
「推しの王子様」第6話ストーリー
航(渡邊圭祐)は、泉美(比嘉愛未)と光井(ディーン・フジオカ)が、自分を一人前の男性に育てられるかどうかで賭けをしていたことを知る。「どうせあんたの大好きなゲームでもやってるつもりだったんだろ」。泉美に対して失望した航は、彼女に怒りをぶつけて部屋を出て行く。
その夜、杏奈(白石聖)と偶然出会った航は、彼女に励まされ、泉美を見返すためにも仕事を頑張るしかないと決意する。
『ペガサス・インク』では、開発を始めた新作乙女ゲーム『恋する森の中へ』で物語の途中から投入するキャラクターの制作に入ろうとしていた。そのキャラクターは社内コンペで決定するという。そこで泉美と光井は、今回はいつものようにキャラクターの設定に合わせてデザインを決めるのではなく、デザイン先行でもいい、自由な発想で考えてほしい、と皆に告げる。決まっているのは、メインキャラクターである3兄弟のピンチを助けるイベントで登場するということだけだった。真剣に話を聞いていた航は、そのコンペに挑戦することを決める。
泉美は、賭けのことを知られ、航を怒らせてしまったと光井に打ち明ける。光井は、きちんと話をするしかない、と泉美にアドバイスするが……。
そんなある夜、仕事を終えて帰路についた有栖川(瀬戸利樹)は、忘れ物をしたことに気づいて会社に戻る。すると、誰もいないはずの会社に何故か寝袋にくるまる航の姿が。今まで住んでいたところに帰れなくなり、会社に泊まるつもりだと航に聞いた有栖川は、仕方なく彼を自宅に連れ帰るが……。
(文:駒子)
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