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2021年08月27日

「推しの王子様」第7話レビュー:航のストレートすぎる愛の告白は純粋な愛情?それとも……?(※ストーリーネタバレあり)

「推しの王子様」第7話レビュー:航のストレートすぎる愛の告白は純粋な愛情?それとも……?(※ストーリーネタバレあり)



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比嘉愛未主演「推しの王子様」が2021年7月15日にスタートした。
主人公の日高泉美(比嘉愛未)が、五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるべく奮闘するロマンティック・コメディー。

本記事では、その第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「推しの王子様」第7話レビュー

第7話視聴終了—。
最後の終わり方と次週の予告を見る限り、ここで一区切りのようだ。

「泉美さんのことが好きです」
と航(渡邊圭祐)からストレートな告白を受けたのに、その気持ちを突っぱねた泉美(比嘉愛未)。
ようやく自分の気持ちに気付いた航が、気持ちを伝えたというのに。
航のことが好きな杏奈(白石聖)に遠慮してしまったのか。

強引に航との同居を解消した泉美だったが、航が本当に出ていってしまうと号泣する姿に思わずもらい泣き。
観ている方も心をえぐられるような気持ちになった。
主演の比嘉愛未の演技、すごいな……。

録画した1,2話を見返してみると、航役の渡邊圭祐の変化も著しい。
非常識で無作法な青年がよくここまで爽やかで常識人になったものだと感心する。
これも泉美が懸命に航を育てた結果だろう。
そう考えると航の泉美への気持ちは愛情というよりも「刷り込み」かもしれない。

「あなたは私から卒業しないと」
「刷り込みであって恋愛じゃない」
「それは好きとかそういう感情じゃない」
懸命に航の感情を否定する泉美だけど、ムリしている感が痛々しかった。
航も過去に自分の元を去った母親と泉美を、重ねていたのかもしれない。
それでも自分の純粋な感情を突き放し、否定されたようで悲しかっただろう。
去り際の姿は哀愁が漂っていた。

第8話は、8ヶ月後からスタート。
王道の展開が予想される。
それでも続きが気になる「推しの王子様」
最後まで泉美と航の恋の行方を見届けようではないか。
そういえば今週はミッチー(ディーン・フジオカ)の出番が少なくて寂しかったな。

「推しの王子様」第7話ストーリー


航(渡邊圭祐)は、泉美(比嘉愛未)の指示で、過労で倒れ病院で治療を受けた杏奈(白石聖)を自宅まで送り届ける。航は、大学の勉強とインターンとしての仕事を両立させようと頑張ってきた杏奈をねぎらうと、何かあったら頼ってほしいと告げて帰っていく。
泉美は、無事に送り届けたという航からのメッセージを受け、ホッと胸をなでおろす。泉美は、航への返信に、今日はどこに泊まるのか、と打ちかけるが、それを消去すると「ありがとう」とだけ打って送る。

あくる日、社長室にやってきた航は、次の給料が出るまでの間、もう一度同居させてほしいと頼む。それを了承する泉美。一方、社内では、芽衣(徳永えり)やマリ(佐野ひなこ)が、社内コンペで決定する『恋する森の中へ』の新キャラクターのデザインを着々と進めている。コンペに参加しているはずの航だが、芽衣たちのデザインが気になり、気持ちばかりが焦るもののまだ何も描けていなかった。
泉美は、光井(ディーン・フジオカ)に、航と和解することができたと報告する。光井は、泉美が明るさを取り戻していることにすぐに気づき……。

その夜、航は、スーパーの買い物袋を掲げながら泉美の部屋にやってくる。航は、迷惑をかけないように食事くらいは自分で用意しようと思ったらしい。そんな航と、キッチンで一緒に料理する泉美。こうして、航と過ごす最後の1週間が始まり……。

(文:駒子)
 

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