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2021年09月22日

「武士スタント逢坂くん!」第9話レビュー:ピンチを乗り越えろ!相撲&腕相撲で奮闘する逢坂くん(ストーリーネタバレあり)

「武士スタント逢坂くん!」第9話レビュー:ピンチを乗り越えろ!相撲&腕相撲で奮闘する逢坂くん(ストーリーネタバレあり)



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ジャニーズWESTの濵田崇裕が主演するドラマ「武士スタント逢坂くん!」7月26日(月)より放送開始した。

「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載されたヨコヤマノブオ原作の漫画を実写化した本作は、江戸時代からタイムスリップしてきた武士で春画師の逢坂総司郎が漫画家アシスタントとなり、「エロ」「恋」「自分の春」を見つけ出していくストーリー。

本記事では、その第9話を紐解いていく。

「武士スタント逢坂くん!」第9話レビュー

後輩編集者のひづきを想う鶯谷。彼がひづきの前で男を見せるため、逢坂くんとの相撲勝負が行われることになった。

宮上たちとひづきが見守る中、着ていた学ランを脱いでふんどし姿になる逢坂くんと鶯谷。「すぐ脱ぐのにコスプレの必要なくないですか?」と突っ込んだのは丹内。本当そうだと思う(瀬戸いわく「1回着させて脱ぐという奥ゆかしさ」なのだそう)。二人の学ラン、一体どこでどう準備したんだろうか。

土俵に上がり、裸と裸でぶつかりあう二人。ただ、さすがに若者VSおじさんで、逢坂くんにとって鶯谷は「手応えなし…」の相手だった。とはいえ、鶯谷の気迫は本物。必死の形相でひたむきに何度もぶちかましてくる。高嶋政宏の気合の入った演技が見事で、見ているこちらもなんとか彼に勝たせてあげたい…と手に汗握ってしまった。逢坂くんも鶯谷を勝たせようと試みる。しかし、鶯谷が宮上にぶつかりそうになったため、師匠を庇って思わず土俵の外に投げ飛ばしてしまった。

結局、相撲勝負は逢坂くんが勝利。だが、負けた鶯谷の元に誰よりも先に駆け寄ったのはひづきだった。鶯谷の顔を拭きながら「がんばりましたね」といたわる彼女。これはこれでいい感じのラブコメ的展開である。

試合を終えて、鶯谷は「ありがとな」「いいラブコメだったぜ」と逢坂くんに感謝。男の昂ぶりはともかくとして、一連の流れの中、「ひづきがもえてる…」と心で実感できたらしい。見ている限り、ひづきも彼に好意がなくはなさそうなので、二人がこの先何らかの形でうまくいってくれたらいいなと思う。

ようやく鶯谷との問題がひと段落した逢坂くん。しかし、さらなるピンチがまたすぐにやってきた。なんと、宮上が過労で倒れてしまう。

原稿の締め切りまであと3日…と悩む緋村や丹内。そこへ、宮上の師匠・AEGが助っ人としてやってくる。「仕上げを頼む」という宮上の伝言でようやく緋村も覚悟を決め、面々は仕事にとりかかる。しかし、逢坂くんだけは弱気に襲われたのか、泣きそうになって顔を伏せてしまう。

そんな逢坂くんに「縮こまってるじゃねえか」とAEGが喝を入れた。自分には技がないから、師匠のいないときに原稿に触れるのは…と弁明する逢坂くんに、AEGは服を脱いで腕相撲を仕掛けた。

激しい勝負を続けるうちに、「(宮上の)お役に立つのが逢坂の喜びなのに…情けのうございます!」とふがいない自分をさらけだす逢坂くん。そんな彼に、AEGはみっともないところや情けないところが全部出るのがまん画なのだと告げて、自らの弱みを披露。やり方は過激だけれど、彼なりに逢坂くんに大切なことを教えようとしていたのが伝わってきた。やはり、宮上の師匠である。

その後、緋村も逢坂くんに手を差し伸べた。「まん画を描くのは苦しくて嫌になることもある。それでも、誰かの背中を押せるようなまん画が描きたい」と彼は逢坂くんに打ち明ける。今さらながら、逢坂くんと緋村が思いをわかちあう兄弟弟子になりつあるのを実感する場面だった。そして、緋村と話して、ようやく逢坂くんは「先生のまん画を待っている人がいるならば、その笑顔のために…」と前向きな気持ちを取り戻していくのだった。(「先生に安らかに眠ってもらうためにも!」とだいぶ誤解を呼びそうなことも叫んだけれど)。

気をとりなおした逢坂くんは、思いを込めて得意の消しがけで原稿を手伝う。そして、体調が回復した宮上も最後の仕上げに復帰。面々はなんとか原稿を締めきりに間に合わせるのだった。

ピンチを乗り越えて仲間たちと原稿を仕上げて、またまん画道を駆け上がった逢坂くん。だが、そんな彼のもとに「願いは叶ったか?」と呼びかける声と龍の絵が現れる。これは、彼をもといた時代へ呼び戻そうとしている何者かなのか――?

次回はついに最終回。正直、もう終わってしまうのか…とあまりに早すぎる気しかしない。逢坂くんのまんが道がまだまだゴールにたどり着いていない中、果たして、物語にどう決着がつくのだろうか。


「武士スタント逢坂くん!」第9話ストーリー



「男と男の勝負は、肉のぶつかり合いだ!」

春画師である武士・逢坂くん(濵田崇裕)は、敏腕マンガ編集者・鶯谷(髙嶋政宏)のラブコメ嫌いは、自身の「男としての昂ぶりがない」と知る。それゆえ、「エロ」と「ラブ」を嫌っているというのだ。しかし、男を見せる方法は他にもあると、アシスタントの緋村(森本慎太郎)と瀬戸(長井短)は「相撲」を提案。

ラブコメ大作戦の最終章・相撲で、鶯谷の想い人・ひづき(尾崎由香)への気持ちを伝えることができるのか!?土俵にいざあがる、逢坂くんと鶯谷の真剣勝負がはじまる!!

一方、逢坂くんの師匠である漫画家・宮上(今井隆文)が倒れてしまい、締め切りがピンチに!?師匠の危機に何も出来ず悩む逢坂くん、チーフアシスタントとして声をかける緋村。緋村が伝えたい言葉とは?ピンチを救うべくそこに現れたのは・・・!?

男と男の想いがエモくぶつかり合う30分!


(文:田下愛)

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(c)ヨコヤマノブオ・小学館/NTV・JStorm

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