SNSで広がる『アイの歌声を聴かせて』の感動!ミュージカルアニメ映画史上最高の名作を絶対に今週末に観てほしい理由
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SNSで広がる『アイの歌声を聴かせて』の感動!ミュージカルアニメ映画史上最高の名作を絶対に今週末に観てほしい理由
リピート鑑賞もぜひ!音声ガイドアプリでの鑑賞も検討を!
筆者はこの『アイの歌声を聴かせて』をヒットさせる、できるだけ長く上映してもらうにはどうすればいいのか?の案を募るため、先日Twitterのスペース機能で会議をした。(実際はただただ作品の素晴らしさを楽しく語り合う場になったが)SNSのさらなる発信や会った人に薦めるという基本の手段はもちろん、「自分たちファンがリピート鑑賞をしよう」という結論に至った。ここで断言しておくが、本作は2回目以降の方がさらに感動できる内容だ。何しろ「2回目を観ると初めから泣けてしょうがない」物語の構造があるし、前述したTwitterのハッシュタグが作られていることからもわかる通り細やかな作り込みがされているし、1回目では気づけなかった伏線もたくさんある。キャラクターのちょっとした言動がとても示唆に富むものになっているので、それらを考察することでさらに楽しめるはずだ。
事実、筆者は4回鑑賞したが、4回目がいちばん泣いた。4回観て、4回目でやっと気づいたことがあって涙を流した映画は、本作と『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』しかない。
前述した川崎チネチッタでの特殊音響の上映で観たためでもあるだろうが、それ以上に全ての事象が見事に呼応する脚本、全ての人(特に若者)を鼓舞する作品の精神性、繰り返し観てやっと気づくことができた言葉や歌詞の意味、何より物語と不可分な素晴らしい楽曲と共に大好きなキャラクターの気持ちに寄り添えたことで、もう号泣してしまった。今年ベストどころじゃない、本当にオールタイムベスト級の一本になった。本作を「ミュージカルアニメ映画史上最高の名作」であると、改めて断言しよう。
また、本作はスマホのフリーアプリ「HELLO!MOVIE」(iOS版アプリページ Android版アプリページ)をダウンロードすることで楽しめる、バリアフリー上映の音声ガイドサービスも実施されている。実際に筆者もヘッドホンを持ち込み体験してみたが、ベテラン声優の置鮎龍太郎が声を担当しているので耳が幸せな上に、映画をさらに深く読み解ける、また気づかなかったディテールも話されているので、さらに楽しめるようになっていたのだ。
また、乙野四方字(おとの よもじ)によるノベライズ版も素晴らしいクオリティなのでおすすめだ。映画にはないプロローグがあったり、キャラの心理がさらに繊細に綴られていたり、AIに対しての考えもより詳しく知ることができる。特に、トウマの質問に対してシオンが「その質問、命令ですか?」と返した時、「なるほどトウマとシオンはそれぞれ、そう考えていたんだ」とハッと気付かされた。予告編でも示されている「秘密はね、最後に明かされるんだよ」という言葉の本質的な意味も、さらにわかることだろう。
2回目以降の鑑賞で気付ける、感動できるところは人それぞれで異なるだろう。筆者もまだまだ気づいていないところがあるはずだ。何度でも観たいし、何度でもまた愛すべきキャラクターに会いたい。ここまでの作品はめったにない。だからこそ、まだ観ていない人にも、届けたい。
口コミのために観客がたくさん入れば、これからも上映が続けられるだけじゃない、拡大公開や上映回数が増える可能性もある。この『アイの歌声を聴かせて』の輪をまだまだ広げたいのだ。お願いだ。観てくれ!そして、一度観たという方も、ぜひリピート鑑賞を。あなたの、生涯の一本になることを願っている。
(文・ヒナタカ)
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