<菅田将暉×小松菜奈>国宝級夫婦をガチで拝める作品を振り返る
『糸』:現実世界での”糸”をも紡ぎ出した運命的作品
どの時代にも受け継がれる中島みゆきの名曲「糸」を原案とし、平成時代のとある二人の18年間を描いた『糸』(20)。
13歳のときに出会った高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)は、両思いにも関わらず葵の複雑な家庭事情のせいで幼いながらに引き裂かれてしまう。
21歳、同級生の結婚式で二人は再会するも、仕事面でも恋愛面でもそれぞれの道に向かって歩き出していた二人が入り交じることは残念なことになかった。
30歳、人生においてあらゆる挫折を経験した二人は、絡まりに絡まった糸が巡り合って再び再開。大きな哀傷や苦労を重ねた漣と葵が最終的に一緒に幸せになることは、運命としか言いようがない。
ストーリーもさることながら、菅田将暉と小松菜奈の”俳優としての実力”を再認識できた記憶に残る超大作。複雑に絡み合った糸が、一つずつ丁寧に、遠回りしながらも終着地点にたどり着くその奇跡に誰もが涙しただろう。
菅田将暉と小松菜奈は、本作品の撮影中に恋人関係になったと囁かれている。
『溺れるナイフ』の公開から4年という空白を経て、ついに菅田将暉の片思いが成就したんだと思うと、とてつもなく感慨深い。
『糸』は、菅田将暉と小松菜奈をつなぐ”糸”でもあったに違いない。
「戦友であり、心の支えであり、これからは家族になります。」:この一文に全推しが泣いた
会ったこともない、二人の結婚がこんなにもおめでたいのは、なぜだろう。友達でもない、二人の結婚がこんなにもおめでたいのは、なぜだろう。
これまでの共演作を観てきたからこそ生まれるこの不思議な感情もまた、映画やドラマなどのコンテンツを楽しむ一つの醍醐味なのかもしれない。
菅田将暉さん、小松菜奈さん、改めて、ご結婚おめでとうございます。
(文:桐本絵梨花)
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