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2022年01月21日

上田慎一郎監督は『カメ止め』だけじゃない!笑いと感動がたっぷり詰まった厳選10選!

上田慎一郎監督は『カメ止め』だけじゃない!笑いと感動がたっぷり詰まった厳選10選!


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2017年に公開された『カメラを止めるな!』(以下『カメ止め』)は口コミで熱狂的な支持を得て、インディーズ映画としては異例中の異例の興行収入30億円を突破する大記録を打ち立てた。

だが、上田監督のその後の作品は追っていない、知らないという方も多いのではないだろうか。確かに、その後の作品は興行的・批評的に伸び悩んでいたり、はたまた後述する理不尽なバッシングを受けていたこともあって、ファンとしても「大丈夫だろうか?」と心配してしまうこともあったのだ。

だが、注目されないままでいるのは、あまりに勿体無い。ここでは、上田慎一郎はやっぱりすごい!と思える、存分におすすめできる短編を含めた映画10作品を、3つのタイプ別に分けて紹介しよう。

・パッと思いついた時に観やすい短編4選

・『カメ止め』好きに向けての3選+番外編


・意外な感動がある、侮れないドラマが紡がれた3本

『カメ止め』が好きだったが、他の作品を観ていないという方は、ぜひ参考にしてほしい。

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パッと思いついた時に観やすい短編4本

はじめに、気軽にパッと思いついた時に観やすい、それでいてハイクオリティーで「あー面白かった!」と心から思えるであろう短編作品を4作紹介しよう。

1:『彼女の告白ランキング』(2014年)




上映時間は21分。現在はU-NEXT配信の「上田慎一郎ショートムービーコレクション②」で見放題。『カメ止め』以前に作られた作品で、あらすじは青年が彼女に一世一代のプロポーズをしたものの、「告白したい事が17個ある」という衝撃の返答をされてしまうというもの。しかも初っ端に発表される17位から「浮気していました!」であり、その後はさらなる衝撃が訪れ、なんともバカバカしい(褒めてる)方向へと突き抜ける。「ワンアイデアをもって最大限に観客を楽しませる」という上田監督のサービス精神がもっともストレートに現れた1作だ。

2:『ユメミの半生』(2021年)




上映時間は12分。劇場公開もされたオムニバス映画『DIVOC-12』の一編であり、現在はU-NEXTで個別に鑑賞できる。内容は映画館の女性スタッフが波乱万丈の半生を語るというもの。白黒のサイレント映画のような映像から始まる回想は、およそ100年に渡る映画の歴史を「質感」から再現しているようで面白く、あり得ない展開を話しまくるスタッフに対してツッコミを入れまくる。良い意味での漫才というかコント的な魅力もある作品だ。『カメ止め』がそうだったように、上田監督の「映画が大好きでしょうがない!」という愛情が溢れていてとにかく楽しいので、映画ファンはもちろん、ボケ倒す様がかわいい松本穂香が観たい方にも大プッシュでおすすめしたい。

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3:『ウワキな現場』(2021年)




上映時間は19分。TELASAで独占配信中の作品だ。テレビ朝日の深夜番組「トゲアリトゲナシトゲトゲ」とのコラボにより誕生した本作のジャンルはまさかの浮気現場の目撃から始まるサイコホラー。福田麻貴(3時のヒロイン)、加納(Aマッソ)、サーヤ(ラランド)という本職がお笑い芸人の3人が仲良しのお笑いトリオ芸人に扮しており、それぞれの迫真という言葉でも足りないほどに上手い演技が何よりの見どころ。なるべく予備知識なく、衝撃の展開と、良い意味での「居心地の悪さ」を感じてほしい1作だ。ちなみに、Filmarksでは3.9点(2022年1月下旬現在)と、上田慎一郎監督作でもっとも高いスコアを記録している。

また、TELASAでは入江悠監督のホラーコメディ映画『聖地X』も配信中。こちらもおすすめなので、気になった方はぜひ観て欲しい。

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4:『Last Wedding Dress』(2014年)




上映時間は24分。『彼女の告白ランキング』と同じく『カメ止め』以前の作品であり、U-NEXT配信の「上田慎一郎ショートムービーコレクション①」で見放題だ。内容はかつて結婚式を挙げられなかった70代の老夫婦のために、結婚式場に務める孫を始めとした個性豊かなキャラクターが奔走するというシンプルなもの。幼い少女の「おとぎ話」のようなナレーションから始まり、それ以降は良い意味で期待通りの物語が紡がれていく。現実的でありながらどこかファンタジックでもある、ラストの「理想」を体現したかのような画そのものに感動がある。コロナ禍で結婚式が遠遠くなったという方も、その素晴らしさを思い出すきっかけになるだろう。

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