「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」第4話レビュー:莉音は生きていた!? 大きく物語が転換する第4話(※ストーリーネタバレあり)
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鈴木伸之、犬飼貴丈出演の「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」が2022年1月13日より放送スタート。講談社「Palcy」で連載中の薫原好江による同名原作漫画を実写化した作品だ。
公安警察の捜査官・国下一狼(鈴木伸之)が、上司からの命令で暴力団「峰上組」の若頭・英獅郎(犬飼貴丈)を監視し始める。やがて、英獅郎は闇の会員制サロンを運営していることが発覚し……?
本記事では、第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」第4話レビュー
酔ってソファで眠ってしまったせいで、風邪をひいてしまった獅郎。当たり前のように看病をする一狼。ふたりの心の距離が縮まるイベントキターーーー!とテンションがあがってしまってごめんなさい。第4話では、これまでで一番の危機に陥ることとなった一狼と獅郎。
獅郎は一狼によって寝かしつけられていたが、舎弟の蒼井から闇サロンに呼び出される。組員の定岡が禁じられている覚せい剤の取引に手を出しており、そのことについて制裁を加えるためだった。熱をあろうと拳のキレには変わりがない。
しかし、闇サロンを出たあと、獅郎は何者かに連れ去られてしまい……。
一方、一狼は上司・田口のもとへ。田口から莉音のこと、そして自身が被害者のひとりともなった東京テトラビル爆破事件について聞くためだ。
莉音は失踪する前、ビル爆破事件について追っていた。きっと田口は何かを知っていると確信して迫るが、田口はその問いには答えず、一狼に獅郎との関係を切るように言うのだった。
そんな一狼のもとに届いたのは、ある動画。それは莉音が失踪する直前に撮影された動画と酷似していた。袋で頭を覆われ、殴られる獅郎。その動画を公開していたのは“JOKER”。
そんな動画を見て、一狼がじっとしていられるはずがない。獅郎を助けに向かうが……。
体の自由を奪われた獅郎は、暴力を受け続ける。水に顔を沈められ、もはや拷問だ。その人、熱があるんですけど! と抗議してしまいたくなる。第4話冒頭のほのぼのターンはなんだったんだ!
どんなに痛めつけられても、余裕がある態度を崩さない獅郎だったが、一狼が自分を助けに来たと知るや否や、顔色が変わる。「あいつには手を出すな!」それだけでもう獅郎がいかに一狼を大事に思っているのか分かる。
そもそも、敵側は一狼がやってくるのは折り込み済み。一狼と獅郎をまとめて始末するのが目的なのだ。そこに飛び込んでいく一狼はまさに飛んで火に入る……だ。
しかし、一狼がピンチに陥ったときに姿を現したのは失踪した莉音だった。
莉音は死んでなどいなかった。田口と手を組み、捜査を続けていた。殉職としたのは身を守るため。田口の行動は何かと怪しかったけれど、公安としての動き……?
とは言え、失踪した莉音のために一狼と獅郎は危険を冒していたわけで、獅郎に至っては莉音のためにヤクザになったのだ。だいぶ取返しが付かないことになっているが……。
一狼たちを狙っていたのは総理大臣大須の息子とその仲間。更に、謎の女性も現れた。どのように事件と大須たちは交わっていくのだろうか。
(文:ふくだりょうこ)
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