(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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2023年11月05日

「進撃の巨人」リヴァイ兵長「5つ」の魅力

「進撃の巨人」リヴァイ兵長「5つ」の魅力



「進撃の巨人」キャラクター人気投票で1位常連のリヴァイ兵長。多くの人から支持されている様子がうかがえる。

リヴァイ兵長は「人類最強の兵士」と呼ばれ、その力は1人で一個旅団(約4,000人)相当と言われるほどの実力。アニメでは、華麗な身のこなしで巨人をかわしつつ、確実にうなじを仕留めるリヴァイ兵長の様子が見事に描かれている。

滅多に笑わず(嘲笑はよくあるが)、口を開けば暴言ばかり。後輩(エレン)の愚行には暴力で黙らせる、という粗暴な一面もある。その一方で、仲間を想う気持ちが非常に強い。

本記事では、そんなリヴァイ兵長の魅力やギャップについて振り返って綴っていきたい。

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リヴァイ兵長の魅力1:仲間への愛情深さ

リヴァイ兵長の魅力を真っ先に挙げるなら「仲間への愛情深さ」だろう。地下街の仲間も、調査兵団の仲間も、1人ひとりの命を大事にしている様子がしっかりと伝わってくる。

リヴァイ兵長の仲間に対する想いが最初に顕著に現れたのは、Season1の9話だ。

潔癖症であるリヴァイ兵長は、殺した巨人の返り血を浴びた際「チッ汚ねえなあ」と舌打ちをしながらつぶやく。しかしその直後、巨人にやられ瀕死状態で血まみれの部下の手をためらいなく握り、「お前は十分に活躍した。そしてこれからもだ」「お前の残した意志が俺に力を与える。約束しよう、俺は必ず巨人を絶滅させる」と力強く誓った。

リヴァイ兵長は、死者との向き合い方も印象的である。これまで、巨人との戦いを繰り返すうちに、多くの仲間を目の前で失ってきた。

エレンたちが出会った頃のリヴァイ兵長は、仲間が巨人に殺される状況は日常になっていた。そのため部下が殺されても、感情的になることはない。静かに怒りながら、確実に目的を遂行していく。

その姿を冷徹だと感じる人もいるだろう。同じくSeason1の22話で、死んだ仲間の遺体を持って帰りたいと泣く部下がいた。その部下に「遺体があろうがなかろうが、死亡は死亡だ。何も変わることはない」と冷たく言い放つ。だが、その後「これが奴らの生きた証だ。俺にとってはな」と、彼らの服についていた自由の翼(調査兵団のシンボル)の紋章を見せた。

リヴァイ兵長にとって「死」とは、すぐ隣にあるものなのだろう。しかし、仲間の死を無駄にすることはなかった。

仲間が1人死ぬたびに、その人の想いや覚悟を背負って生きる。それがリヴァイ兵長なのだ。

リヴァイ兵長の魅力2:圧倒的な強さ

リヴァイ兵長は「1人で一個旅団(約4,000人)相当の戦力」「人類最強の兵士」と言われるほど、圧倒的な強さを誇る。無垢な巨人が相手なら目をつぶってでも倒せるんではないか、と思うほど素早く、確実に巨人を仕留めていく。

どれほどリヴァイ兵長が強いのかがわかるエピソードは、ジークとの戦闘だろう。獣の巨人化したジークとは、2度争っている(マーレ編での戦いは除く)。

1度目はSeason3の54話、ウォール・マリアでの戦いである。ジークは砕いた岩を調査兵団に向かって投げつけ、エルヴィン団長を含めた団員たちを壊滅状態にまで追い込んだ。「人を殺している」感覚はなく、ジークはゲーム感覚で投石していた。

その様子に、リヴァイ兵長は激怒する。「さっきは随分と楽しそうだったなあ」「もっと楽しんでくれよ」と、ものすごい速さでジークに接近し、一瞬で体を斬り刻み、ジークを巨人から引きずり出した。そしてスナップブレード(剣)をジークの口の中に突き刺し、殺す直前まで追い込む。

リヴァイ兵長はいくら仲間が殺されても、怒りに身を任せて攻撃することは滅多にない。戦う時は無駄な動きをせず、慎重に相手を仕留める。だがここでのジークとの戦いは、怒りが原動力だった。仲間の命が軽んじられていたからだろう。これまで観たことがないような怒りの形相でジークを斬り刻んでいた。

2度目はFinal Seasonの73話、巨大樹の森での戦いである。リヴァイ兵長によって森の中に拘束されていたジークは、その森にいた30人のリヴァイ兵長の部下を巨人化させ、逃走する。

だがジークが「部下想いのあんたのことだ(略)何も悪くない部下を斬り殺したりなんかしないよな」と余裕の表情を見せていたのも一瞬だった。リヴァイ兵長は即座に追いつき「なんで勘違いしちまったんだ、俺から逃げられるって」「部下を巨人にしたからって俺が仲間を殺せないと思ったのか。俺たちがどれだけ仲間を殺してきたか知らねえだろうに」と言いながらジークを追い詰めていく。

木を人に見立てて相手を錯覚させ、来るべき瞬間に雷槍を放つ。リヴァイ兵長の勘の鋭さや判断能力、身体能力の高さはズバ抜けている。

自分の身長の何倍もある相手と互角で戦うどころか、2度も瀕死状態にさせてしまうリヴァイ兵長は、誰がどう見ても人類最強の兵士だ。

リヴァイ兵長の魅力3:残酷さと愛が共存した言葉

大前提として、リヴァイ兵長は口が悪い。権力者たちにも「よく喋るな豚野郎」と躊躇なく使い、敬語を使っている様子をほとんど見たことがない。

そして、深刻な場面でも本人が言われて傷つくであろう言葉を容赦なく放つ。

例えばSeason3の39話で、ケニー率いる対人立体機動部隊と争った際、アルミンは初めて人間を殺した。「自分の手は汚れてしまった」と悲しむアルミンに、リヴァイ兵長は「お前の手はもう汚れちまったんだ。以前のお前には戻れねーよ」と残酷な言葉を平然と言う。

しかし「新しい自分を受け入れろ。もし今もお前の手が綺麗なままだったらな、今ここにジャンはいないだろ」と続ける。「お前が引き金をすぐに引けたのは、仲間が殺されそうになっていたからだ。アルミン、お前が手を汚してくれたおかげで俺たちは仲間を1人なくさずに済んだ。ありがとう」とアルミンに感謝をした。

その場凌ぎの表面的な言葉であれば、誰でも簡単に言うことができる。本人を励ますためであれば、多少思ってもないことも口にできるだろう。

リヴァイ兵長は、残酷だったとしても相手に事実を伝えて一度地獄に突き落とす。しかしその後に続く言葉は愛があり、相手の心を救う。リヴァイ兵長が相手と真剣に向き合っているからできるのである。

もうひとつ印象に残っているのは、ウォール・マリアでジークたちと戦う中で、調査兵団が絶望的な状況に追い込まれた時にエルヴィン団長に放った言葉だ。

エルヴィン団長に跪き「お前はよく戦った。おかげで俺たちはここまでたどり着くことができた」「俺は選ぶぞ。夢を諦めて死んでくれ。新兵たちを地獄に導け。獣の巨人は、俺が仕留める」と述べた。

跪きながら「夢を諦めて死んでくれ」なんて言う場面はこれまであっただろうか。リヴァイ兵長は、エルヴィン団長について行くと決心してから彼を信じ、指示に忠実に従ってきた。しかし、ここで初めて彼の夢を否定し、諦めるよう説得する。

なんて残酷なんだ、と思う。だが、あの場で人類が生き残るためにはエルヴィン団長に夢を諦めてもらうほかなかっただろう。リヴァイ兵長がエルヴィン団長に頭を下げなければきっと人類は救われなかった。残酷だが、誰かが言わなければならない言葉だ。それをリヴァイ兵長が引き受けたのだ。

ここで誓った「獣の巨人は、俺が仕留める」という宣言は、その後リヴァイ兵長の頭から離れたことは一度もない。もはや、ジークを殺すために生きていると言っても過言ではなかった。エルヴィン団長からの最後の指令として、遂行されるまではリヴァイ兵長の頭から一生消えないだろう。

一度口にした言葉や約束に責任を持ち、嘘をつかないリヴァイ兵長。口が悪くても仲間から信頼されている所以は、そこにある。

リヴァイ兵長の魅力4:意外なギャップ

リヴァイ兵長は、口を開けば暴言ばかりで部下(エレン)にも容赦なく暴力をふるう粗暴な人である。しかし、そんな暴力的な一面からは想像できない、意外なギャップも持ち合わせているのだ。

まずは「潔癖症」な点。Season1の15話でエレンの身柄が調査兵団に引き渡され、旧調査兵団本部に住むことになった際、リヴァイ兵長は「重大な問題だ」とまず掃除を始めた。エレンの掃除に対して「全然なってない」と怒ることもしばしば。

細かいことなど気にしない人物かと思いきや、実は結構細かいことを気にする人である。衛生環境が悪く、病気が蔓延していた地下街でも掃除は徹底して行っていた。

そして「気にする」といえば「人の言葉や反応を気にする」点もギャップだといえる。

Season1の14話で、エレンの身柄を調査兵団と憲兵団のどちらが引き取るかの審議が開かれた際、リヴァイ兵長は全員の前でエレンを殴る、蹴る、踏み潰すなど、目を背けたくなるほどの暴力をふるった。実はこれは調査兵団側がエレンを引き取るための作戦なのだが、エレンは血を流しぐったりとしていて、かわいそうな状態だった。

この時リヴァイ兵長はすました顔で(むしろ、楽しそうに)エレンに暴力をふるっていたので、なんて残虐な人だろうと多くの人が思ったに違いない。しかし、リヴァイ兵長はその後エレンに「なあエレン、俺を憎んでいるか」と聞いていた。意外にも、本人の中で自分の行為を気にしていたのだ。

また、Final Seasonの72話で、巨大樹の森で拘束中のジークから「お前モテねえだろう」と言われる。その時少し顔を背けて「モテたことくらい、ある」と返していた。無視をするかと思いきや、しっかりとジークの言葉に反応していたのがかわいらしかった。

そして最後に、「悪くない」「よくやった、お前ら」など“たまに褒める”のも魅力的なギャップだ。

褒めた中でも一番印象に残っているのが、Season3の47話でエレンや104期生に「お前ら、ありがとうな」と笑顔で感謝した場面。この時、リヴァイ兵長は幼い頃に育てられたケニーと戦い、彼の死を看取ったあとだった。リヴァイ兵長の中で過去と向き合えた時間だったのだろう。滅多に笑わない(嘲笑はあるが)リヴァイ兵長の笑顔に多くの人が心を奪われたに違いない。

日頃の冷徹な姿からは想像できないようなギャップが数多くあるのも、リヴァイ兵長の魅力のひとつだ。

リヴァイ兵長の魅力5:選択を後悔しない生き方

リヴァイ兵長の魅力として最後に紹介するのが「後悔しない生き方をしている」点だ。

エルヴィン団長について行く、エレンを引き受ける、アルミンを生き返らせる、ジークを倒す、など一度自分が下した選択に後悔はしない。

ただ、本人は自分の選択が常に正しいとは思っていない。「正解にさせる」のがリヴァイ兵長の生き方だろう。エレンや部下たちにも自分の意見を無理に通さない。最終的な決定権は本人たちに委ねる。

数ある言葉の中でも、Season3の56話でアルミンにかけた言葉が印象的だ。この時、アルミンはエルヴィン団長ではなく自分が生き返ってしまったことに罪悪感を抱いていた。

そんなアルミンに「お前はお前で人にはない力を持っていることも確かだ。俺は後悔するつもりはない」「ただ、こいつらを後悔させるな。他の誰も。お前自身も後悔させるな、それがお前の使命だ」と伝えた。

この言葉はアルミンの中で死ぬまで生き続けるだろう。そしてアルミンはエルヴィン団長の死も背負って後悔なく生き続けるに違いない。


その時に最良な選択を判断し、後悔せず進み続けるリヴァイ兵長。彼の選択と歩んできた人生を目に焼きつけて忘れずにいたい。

(文:きどみ)

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