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2022年03月06日

「DCU」6話までを振り返る~成合はテロリストじゃない?鍵を握るのは、明日海りお演じる那由か(※ネタバレあり)

「DCU」6話までを振り返る~成合はテロリストじゃない?鍵を握るのは、明日海りお演じる那由か(※ネタバレあり)


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阿部寛主演のTBS系日曜劇場「DCU」が2022年1月16日放映スタートした。

TBS×ハリウッド大手プロダクションの共同制作となる本作は、水中の捜査に特化したスペシャリスト集団「DCU(Deep Crime Unit)」の活躍を描く“ウォーターミステリー”。真実を突き詰めるまで諦めないDCUの隊長・新名正義を阿部寛、新名のバディとなる隊員ダイバー・瀬能を横浜流星が演じる。


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「DCU」6話まで~15年前の事件の真相を追う新名たち



ついに殉職したはずの成合(吉川晃司)が姿を現した。3月6日放送の「DCU」第7話では、本格的に元バディの新名(阿部寛)と成合の戦いが始まる。放送に先立ち、二人が決裂するきっかけとなった15年前の水難事故について、これまで明らかになっていることを振り返りたい。

15年前、海上保安庁(海保)と東都重工が共同で進めてきた船の自動運行システムの情報が外部に漏れた。情報をリークしたと思われるのは、東都重工海洋研究所の瀬能博士(西尾浩行)。さらにその瀬能博士と通じているスパイが海保に忍び込んでいるという。その調査を任されたのが、海保に所属していた新名と成合だ。

二人は瀬能博士が乗る船に接近。しかし、瀬能博士が当時10歳だった息子の陽生(幼少期:岩川晴/横浜流星)を海に投げ込んだ後、船は爆発してしまった。

新名は溺れていた陽生を助けた後、船内で瀬能博士が持っていた鍵を必死で探す成合の姿を発見。彼こそがスパイだと確信した新名は自分が持っていた鍵をチラつかせ、成合に詰め寄る。その際、二人はもみ合いになるが、足に絡みついていたワイヤーに引っ張られ成合は海の底に沈んでいった。



そこから15年の歳月が経過し、何の因果か、成合の妹・隆子(中村アン)や陽生は新名が隊長を務めるDCU機動班第一部隊に所属となった。水中捜査のスペシャリストとして水にまつわる事件や事故の真相を突き止めていく彼らだったが、その中で3人はそれぞれ密かに15年前の水難事故について探っていたのだ。

風向きが変わったのは第4話。国際テロ組織・ブラックバタフライの一員だったジョアン・ロペス(フェルナンデス直行)を追って殺された隆子のスマホから、ロペスのスマホ画面を撮影した一枚の写真が出てきた。そこに映っていたのは、15年前に死んだはずの成合。さらに第5話のラストで、新名は生きている成合の姿を見つけ動揺を隠せない。

しかし、そこから瀬能博士も成合もテロリストだったと考え、新名は第一部隊の副隊長・西野(高橋光臣)やサイバー能力の高い瑠璃(趣里)と共に改めて15年前の事件の真相を探る決意を固めた。



そんな中、横浜港に身元不明の女性の遺体が上がり、新名たちは被害者の肺に残されていた水から殺害現場が水族館であることを突き止める。さらに、遺体の身元が水槽デザイナー・高田和美(原田佳奈)のものであることが判明。DCUのメンバーは彼女の婚約者だった魚サプライヤーの木見一郎(加藤雅也)と、水族館プロデューサー・根岸那由(明日海りお)が犯人とみて捜査を進める。

当初は二人が浮気関係にあり、邪魔になった和美を殺したとみられていた。しかし、実は木見がダイヤの密輸入に加担しており、そのことを自首するよう和美に言われ、彼女を水槽の中に突き落としたというのが事件の真相。では、那由の方は事件に無関係の人間だったのか。



那由が電話で話していたある言葉に違和感を持った新名は、西野と瑠璃に尾行を依頼。その言葉とは「川の流れは必ず海に出る」という成合の口癖であり、尾行の結果、那由が成合と通じていたことが分かる。

もし那由が木見と同じようにダイヤの密輸入に関わっていたのだとすれば、その裏で成合が所属しているとみられるブラックバタフライが手を引いているのかもしれない。この那由という女性は第7話でも登場予定。

心臓病を患う娘のために自身がプロデュースしたリモートダイビングVRのお披露目イベントを開くのだが、その技術を共同開発したのは、なんと“東都重工”。15年前の事件に繋がる新事実がまたもや明らかになりそうだ。

一方、成合は陽生に接触し、「あれが何の鍵なのか見つけるんだ。そうすれば君の記憶も戻る」と告げる。その際、気になったのが「多くの人の命の関わることだ」という言葉。今のところ事件の黒幕とみられている成合だが、もしかしたら彼はブラックバタフライに潜入してテロを阻止しようとしているのかもしれない。

(文:苫とり子)。

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