<ファイトソング>間宮、当て馬脱却なるか?三角関係と乱立する恋の矢印から目が離せない!
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毎クール、お茶の間を騒がせる、羨ましくも歪な三角関係。
今クールで言うと、「ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇」の凛々子(黒木華)を取り巻く根津(溝端淳平)と笹目(寛一郎)、「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」の雛子(高畑充希)を取り巻く浅見(松田翔太)と大牙(志尊淳)、「愛しい嘘〜優しい闇〜」の望緒(波瑠)を取り巻く雨宮(林遣都)と稜(溝端淳平)あたり。
……今クールの溝端淳平、ちょっと不憫すぎない……?
という余談は置いておいて、数ある三角関係の中でも今クールで最も視聴者の心をザワザワキュンキュンさせているのは、紛れもなく「ファイトソング」の花枝(清原果耶)を取り巻く芦田(間宮祥太朗)と慎吾(菊池風磨)だろう。
この三角関係だけでなく、いろんな恋の矢印が気になる「ファイトソング」。ここからは、それぞれの恋愛模様を紐解いていく。
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芦田と慎吾、どっちが当て馬なのかまじでわからない問題
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ドラマも後半戦に突入すると、「あ、こっちは多分ないな」「こっちであってほしいけどあっちなんだろうな」とどちらが主人公の本命になるのか、なんとなくわかってくるものだ。
しかし「ファイトソング」の場合は、花枝が芦田を選ぶのか慎吾を選ぶのか、今のところ本当にわからない。五分五分と言っていいだろう。
その理由は、「結局どっちも選ばなさそうだから」に尽きる。
芦田とは“恋の取り組み”という名で始まってしまった恋だし、慎吾と恋愛関係になるのは正直ちょっと想像がつかない。
……いや、本当は、どちらかというと芦田と幸せになってほしいのだ。もちろん、慎吾にも幸せになってほしいのだが、慎吾には凛もいるし。
芦田には花枝しかいない。なによりも、間宮をこれ以上当て馬にさせたくないのだ。
全視聴者が思ってること第1位「間宮、またしても当て馬か」
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間宮祥太朗=当て馬という印象を強固にしたのは、ちょうど一年前に同じ枠で放送されていた「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」の中沢先輩だ。
それまでにも「#リモラブ~普通の恋は邪道~」での五文字や、「半分、青い。」での涼次など、“報われない役”が続いていた間宮。「ボス恋」で中沢先輩の幸せを願うも、その叶わぬ恋は序盤から誰の目にも明らかだった。
そんな間宮がまたしても、「ファイトソング」で芦田春樹という絵に書いたような当て馬役に。
だからこそ、今回こそは、間宮に幸せになってほしい。ーーそんな公私混同した思いが視聴者から溢れ出るわけだ。
公私混同エピソードといえば、「ファイトソング」でのキャンプ場での告白シーンには思わず胸が熱くなってしまった。なんたって、「ボス恋」でのキャンプ場で散々な思いをした間宮が、ドラマという垣根を超えて告白リベンジをしたのだから。よくやった!間宮!
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第一話ラストでまさかの「付き合って」宣言をするという突拍子のなさや、ぶっきらぼうに花束を渡す不器用さ、そして突然の「ムササビッ」……なにこの愛おしくなる感じ。と思いきや、花枝への思いが次第に大きくなり、まるで恋愛ソングの歌詞かのような言葉をペラペラと紡ぎ出すあたりはやはりアーティスト。
ここで、第一話の芦田を思い出してみてほしい。
あんなにも荒んでいた彼が、今となっては花枝との“恋の取り組み”により見事心が彩り始めている。
いつのまにか、本物の恋心に変わりつつある芦田。“恋の取り組み”終了後、どのような行動を起こすのか、気になるところだ。
こんな幼馴染、ほしい。菊池風磨が演じるからこそ光る“慎吾”
芦田に負けず劣らずな当て馬具合に、見ているだけで毎週胸が痛くなる幼馴染・慎吾。
だって、本当にいいヤツすぎるんだもん。自分の心身がどんなに犠牲になっても、周囲のことを、花枝のことを第一に考えて行動する。
そのことを嫌味に言いふらすわけでもなく、どんなときも明るく振る舞うその姿、まじで泣けてくる。
「花枝だからだよ。俺は花枝のことを愛し続ける、守り続けるって決めてんの。だから、おまえがいらないっつてもそうすんの。悪いね。」
花枝が慎吾の思いに初めて気がついたこの台詞、イケメンすぎてエンリピしたい。
この慎吾という役柄がここまで光るのは、菊池風磨が演じているからこそ。
いつだって輪の中心にいる太陽のような存在でありながら、常に周りに気を配りつつ空元気に盛り上げる。
これは、たとえば山田涼介や中島健人が演じていてもハマることはハマるのだが、“慎吾”ではなくなってしまうと思う。そう思わない?
菊池風磨じゃなければ慎吾にはならない。ハマり役という概念を越えて。もはや本人なのではと錯覚してしまうくらいには憑依しているのだ。
花枝、恋愛初心者にして実は一枚上手説
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慎吾の思いにも気付かず、空手一筋な人生を送ってきた花枝。
「手術により耳が聞こえなくなるかもしれない」という恐怖を目の前に、思い出作りのために芦田との“恋の取り組み”を了承するも、芦田だけでなく花枝にもすっかり恋心が芽生え始めている様子。
幾度となく恋愛初心者と主張する花枝だが、いつだって一枚上手というか、芯が通っているのが花枝の良さだ。
「そう言えば女の子が喜ぶんじゃないかなとか思ってんならマジでいらないです」
「女の子に歌ってあげて、女の子が感動して泣いちゃったりしたら落とすの簡単みたいな、そういう人なわけですか?」
「女の子みんな同じじゃないんで、一人一人違うんで。女の子はこういうの好きでしょみたいなの、なんか腹立つんですよね」
好きな男に、ましてや長年聴いてきた歌を作った憧れの人に対して……普通、本心をここまでストレートに言える?花枝の男前加減、惚れる。
と見せかけて、一人になった途端に「え〜〜いやいやいやいや、こんなことあるのか〜〜」と運命的な出会いにニヤニヤしちゃうあたりはやっぱり女の子。こっちがニヤニヤしてまうわ。
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性格の問題もあると思うけど、恋愛初心者だからこそ自分の気持ちに正直で、「キスしてもいいですか?します」「二人にもなりたいし」「来てくれて嬉しかった、すごく」「芦田さんの笑い声、好き」など、普通だったら恥ずかしくて面と向かって言えないような、行動できないことを軽率にやっちゃうあたりも花枝の魅力。
いろんな恋愛を経験しすぎてこじらせてしまっている人こそ、花枝を見習うべきだ。
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