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『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』リメイク版も大満足だった理由
『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』リメイク版も大満足だった理由
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新型コロナウイルスの影響により、公開延期となっていた『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』が遂に公開となりました。1985年に公開された『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のリメイク作品となる今作。筆者は初日に鑑賞してきたので、率直な感想をレビューしていきたいと思います。
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ドラえもんの登場シーンから泣きそうに……
大人になると涙腺が弱くなり、ドラえもんの映画を観ると泣いてしまうこともありますが、映画の最初にドラえもんが登場するシーンで、すでに泣きそうになりました。
ジャイアンとスネ夫に怒られ、涙でグシャグシャな顔ののび太君。「また何かやらかしたの?」の声に上を向くとドラえもんの姿が。私も「ドラえもーん!」と叫びたくなりました。私も顔がグシャグシャに。
またスクリーンでドラえもんに会えた嬉しさに感情が大爆発。待ってたよ。春はやっぱりドラえもん。
スネ夫に大共感の嵐
旧作の『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』を観た時から思っていたことですが、本作ではスネ夫に共感することがとても多いです。
みんながパピのために戦うことを決意する中で、みんなのように決意できないスネ夫。スネ夫の気持ちに共感できます。もし宇宙小戦争のような状況になった時に、逃げずに戦える人はどれくらいいるのでしょう?
怖いし、兵隊でも英雄(ヒーロー)でもない。スネ夫は普通の小学生です。しかし、怖くても逃げずに戦うスネ夫に1番の拍手を送りたい。
今作では、みんな活躍シーンがありますが、1番の成長をみせたのは、やはりスネ夫だと思います。
怖くても自分のやるべきことをやる、自分に嘘をつかない
本作を観て胸に刺さったメッセージは「怖くても自分のやるべきことをやる。そして、自分に嘘をつかない」というもの。今、自分は大人でのび太君達と同じ小学生ではありませんが、このメッセージが胸に刺さりました。
こんな時代、大変な状況だからこそ観たい作品です。怖くても逃げだしたくても、大切な友達を守るために戦うことを選ぶスネ夫には共感しかありませんでした。
「私だって怖いわよ」しずかちゃんのこのセリフも印象的。自分に嘘はつきたくないと言ったパピの演説シーンもグッとくる。パピの言葉に民衆も立ち上がります。私も自分に嘘はつきたくない。
一人一人の活躍シーンにも注目
個人的に、今作で一番の活躍をみせたのはスネ夫だと思っていますが、スネ夫だけではなくのび太君、ジャイアン、しずかちゃん、それぞれの活躍シーンがあり、映画としても大満足でした。
スネ夫としずかちゃんがペアを組むのも新鮮です。旧作を観てストーリーを知っている方も多いと思いますが、リメイク版もぜひ観てほしい。
声優陣にも注目
今作では、パピ、ロコロコを声優の朴璐美、梶裕貴が演じています。可愛いだけではなく、責任感が強く勇敢なピリカ星の10歳の大統領・パピと、少しうるさいけれどおしゃべり好きで可愛い・ロコロコの声にも注目です。
朴璐美と梶裕貴と言えば、アニメ「進撃の巨人」でも“ハンジ・ゾエ”と“エレン・イェーガー”として共演しています。
「進撃の巨人」では朴璐美が演じるハンジの方がよく喋る印象ですが、今作では梶裕貴演じるロコロコが喋り倒していました。
敵のキャラクターやゲスト声優も豪華なので、ストーリーだけではなくキャラクターも見逃せません。
<結論>リメイク版も好きだった
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今作はリメイク版なので、観る前は「リメイクかぁ……」と思っていましたが、観終わると大満足の嵐でした。
こんな時代に心に響く作品であることは間違いなし。大人も子供も観てほしい。大人になっても、やっぱりドラえもん大好きだ!
2023年も映画ドラえもんの公開が決定し、来年まで待ちきれません。余談ですが、上映後にロコロコのぬいぐるみを買っていたおじさんの姿にホッコリしました。
(文:前野真岐)
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