国内ドラマ

REGULAR

2022年03月07日

「真犯人フラグ」真相編第9話徹底考察!:次々と回収される伏線……最終回に向け準備は整った(※ストーリーネタバレあり)

「真犯人フラグ」真相編第9話徹底考察!:次々と回収される伏線……最終回に向け準備は整った(※ストーリーネタバレあり)



→「真犯人フラグ」の画像を全部見る(全3点)

西島秀俊主演の新日曜ドラマ(日本テレビ系)「真犯人フラグ」が2021年10月10日(日)放送スタート。2022年1月9日から真相編が開始される。

秋元康が企画及び原作、「あなたの番です」制作スタッフが手掛ける本作は、平凡なサラリーマンが家族の失踪を機に日本中の注目を集め、“真犯人フラグ”をたてられながらも、真実を追い求めていくノンストップの考察ミステリー。

本記事では、真相編第9話をもとにcinemas PLUSのドラマライターが考察を重ねていく。

【関連記事】<真犯人フラグ 真相編>11話~最終回までの解説/考察/感想まとめ

【関連記事】<真犯人フラグ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

【関連記事】<桜井ユキの魅力>表現の開拓者を名作と共に語る


【見逃した方へ】Huluで 真犯人フラグ 真相編を視聴する(2週間無料)

「真犯人フラグ」真相編9話終了時点での考察

最終回に向け、次々と回収されまくる伏線。ひとつずつ整理していこう。

まず、限りなく真犯人に近いと思われていた一星(佐野勇斗)は無実だった。真犯人から脅され、すべて自分がやったように振る舞うことを強制されていたのだ。光莉(原菜乃華)はもちろんのこと、実家の母親に対しても危害が及ばないよう配慮してのことだった(それにしてはシリアルキラーの演技が上手すぎるけれど……)。



続いて、ずっと謎だった菱田朋子(桜井ユキ)と山田コーチ(柿澤勇人)の隠し事。彼らはどんな秘密を共有し、菱田家の押し入れに何を隠しているのか? 筆者はずっと、真帆(宮沢りえ)の失踪には朋子が絡んでいるに違いないと思っていたが、真相は違った

篤斗(小林優仁)が上級生から受けていたイジメを、二人で隠していたのだ。

10番に抜擢された篤斗のことを面白く思わない上級生たち。朋子の息子・キヨ(桑名愛斗)を巻き込んで、篤斗をイジめるのに協力させていた。ユニホームを切り裂いたのも、キヨが関連していた。

イジメ問題は慎重に扱わなければならない。すぐに表立って騒ぐのは双方にとって良くないと判断した山田コーチは、朋子と事情を共有したうえで様子を見ることに決めた。その矢先、相良家の失踪事件が起こり、言うに言えなくなってしまったのだという。

「それならそうと早く言ってくれれば」と訴える凌介(西島秀俊)。しかし、朋子たちも第三者に脅迫され仕方なくやったことだった。おそらく、一星を脅していた者と同一人物である。



ここで存在が思い浮かぶのは、バタコ(香里奈)だろう。しかし、彼女には色々な意味で篤斗のことしか見えていない。自分のイジメにキヨが関連していることを知りショックを受けた篤斗を、そのまま誘拐していったバタコ。目的が手に入れたのだから、一星や朋子たちを必要以上に脅す理由もないだろう。

それでは、彼らを脅迫していた「第三者」とは?

このタイミングで、ネット上に不可解な怪文書がアップされ始めた。「第一幕」「第二幕」と表題がつき、物語のようになっている。週刊誌編集長としての勘が働いた河村(田中哲司)は、単独行動でこの怪文書について調べることに。

彼の頭の中には、しばらく連絡が取れなくなっている瑞穂(芳根京子)の存在が浮かんでいた。

約3年前に占いの常連だった瑞穂。真帆と二人で占いを受けている記録が残っている。それに行き着いた河村は、瑞穂が怪しいと踏んでいた。

実は、殺されてしまったという瑞穂の姉は、林(深水元基)と婚約していたのだ。

しかし、真帆と再会し本気になってしまった林は、その道のプロ=強羅(上島竜兵)に頼んで瑞穂の姉を始末するように仕組む。「風俗嬢で美人局までしていた」と根も葉もない噂を流された瑞穂の姉は、それを苦に自殺。林との結婚式を3ヶ月後に控えていた。

瑞穂は、林に対して強い恨みを抱いていたことになる。林の婚約者だった茉莉奈(林田岬優)と繋がっていても、なんらおかしくない。ということは、真帆を狙ったのは瑞穂なのか?

約3年前に一緒に占いへ行っていた瑞穂と真帆。それは、瑞穂が凌介と同じ部署になる前の出来事だ。この件を、瑞穂は一切、凌介へ告げていない。そして、相良家失踪の当日、彼女は会社を早退している(そのまま大阪の実家へ帰ったと口にしているが、嘘であることがわかっている)。

このまま進むと、真帆に対しても恨みを抱いた瑞穂が、一星や朋子たちを上手く使ってすべてのことを仕組んだ……そんなシナリオが完成してしまう。しかし、果たして本当にそうだろうか?

最後の最後で怪しいのは、やはり真帆自身。そして河村や日野(迫田孝也)たちだ。

次回、最終回。もはや、考察が追いついていない。すべての真相が明るみに出るのを、ただ待ち受けるしかないのかもしれない。


(文:北村有)

【見逃した方へ】Huluで 真犯人フラグ 真相編を視聴する(2週間無料)


【関連記事】<真犯人フラグ 真相編>11話~最終回までの解説/考察/感想まとめ

【関連記事】<真犯人フラグ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

【関連記事】<桜井ユキの魅力>表現の開拓者を名作と共に語る


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)日本テレビ

RANKING

SPONSORD

PICK UP!