アニメ「呪術廻戦」呪胎戴天編 第1話:虎杖悠仁の“始まり”
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テレビアニメ「呪術廻戦」第1期「呪胎戴天編」が2022年4月3日(日)より放送スタート。
『劇場版 呪術廻戦 0』は大ヒットし、2023年にはテレビアニメ第2期の放送が予定されている。
本記事では、第1話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
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「呪術廻戦」呪胎戴天編 第1話「両面宿儺」レビュー
冒頭、主人公の虎杖(いたどり)が目覚めると、目の前には黒いアイマスクをした男。五条悟と名乗るのを聞き、虎杖はこれまでの経緯を思い出す。
高校生の虎杖は、類い稀なる身体能力の持ち主。だが、事情があり早く帰りたいため、オカ研に所属していた。……はずが、陸上部顧問により入部届けを書き換えられ、勝手に陸上部所属にされていたことが判明。
オカ研の先輩2人とオカ研から部室を取り上げるべくやってきた先輩、陸上部顧問、そして虎杖の、テンポ良くギャグ色強めの会話に引き込まれる。
入部届を書き換えておきながら「だがわしも鬼ではない。わしに勝ったら諦めてやる。正々堂々戦おう」という先生に「入部届を書き換えるのは正々堂々と言えるのだろうか…」と突っ込んだ先輩、よくぞ言いたいことを言ってくれました。当の虎杖は受けて立っており、さほど疑問を感じてない様子。結構天然なのかもしれない。
結果、あっさり先生に勝った虎杖。時間だと急いで向かった先は、祖父が入院する病院。看護師たちにも虎杖にもぶっきらぼうで、それを知っている虎杖も暇だから来てるだけだと返す。運動部に入らなかった理由は、多分これだ。
「死ぬ前に言い残すことがある」と両親の話をしようとする祖父に「興味ねぇよ」と返す様子から、祖父と2人で暮らしてきたのかなと想像がつく。
「悠仁。お前は強いから人を助けろ。手の届く範囲でいい、救える奴は救っとけ。迷ってもいい、感謝されなくても気にするな。とにかく1人でも多く助けてやれ」
「お前は大勢に囲まれて死ね。俺みたいになるなよ」
そう言った次の瞬間、祖父は事切れていた。ナースコースで「爺ちゃんが、死にました」と告げた声は涙声だった。
処置のため、祖父が運ばれていくのを見送る虎杖の前に現れたトゲトゲ頭、伏黒恵。世の中の事故や事件は、ほとんど“呪い”の仕業だという。
虎杖が持っている特級呪物は呪いをおびき寄せ肥えさせる原因になるため、渡せと言うが、虎杖が持っていたのは入れ物のみ。本体は先輩たちが持っていて、今日学校でその中身を見ようとしているらしい。
呪いの話にピンときていなかった虎杖だが、「そいつ死ぬぞ」と言われ血相を変えた。「2か月やそこらの付き合いだけど、友達なんだ。助けたい」と必死な様子から、虎杖が周りの人を大事にし、人のために動ける人なのだとわかる。
学校に着くと、伏黒は虎杖に外で待っているように言い、1人学校へ入っていく。虎杖は、祖父に言われた言葉について考えていた。周りを寄せ付けず自分以外見舞いに来る者もいなかった祖父の言葉は、確かに最もかもしれない。そして死について考える。
先輩2人は呪いに襲われ、伏黒も苦戦していた。そこへ虎杖が窓を蹴破って参戦。ほんと、身体能力どうなってんだ?
(寿命を迎えた)爺ちゃんの死は正しい死だった、でも先輩は違う。正しくない死を減らしたい、と先ほどの考えに対して自分なりの結論を見つけたようだ。
一度は倒したと思った呪いがまた攻撃してきて、虎杖たちを助けて自分が捉えられてしまう伏黒。彼もまた責任感が強く、自分を犠牲にできる人だ。
「2人を連れて逃げろ」と言われても聞かない虎杖。伏黒が死んだら夢見が悪いし、「こっちはこっちでめんどくせぇ呪い(祖父に言われた人を助けろ)がかかっている」と言う。やはり遺言や願いって、言われた側にとっては一種の呪いなのだなと改めて思った。状況が重すぎるけど。
ついには、自分が呪力を得ればいいのではと特級呪物である両面宿儺の指を飲み込んでしまう。確実に死ぬと焦る伏黒だったが、虎杖の顔に目が浮かび、虎杖ではない化け物に身体を乗っ取られたようだ。はじめに襲ってきた呪いは倒せたものの、とんでもないものが目覚めてしまった。
だが次の瞬間、虎杖の意識が戻り、身体を取り戻す。本来ならあり得ないことのようだ。虎杖に戻ったものの、伏黒は「お前を呪いとして祓う」と言い、「へ?」となる虎杖。次回、どうなってしまうのか……?
「呪術廻戦」呪胎戴天編 第1話「両面宿儺」ストーリー
並みはずれた身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁。祖父が死んだ夜に呪術高専一年の伏黒 恵と出会う。
彼は、虎杖の持つ“呪物”を回収しに来たというが、ちょうどその“呪物”は虎杖の先輩らによって封印が解かれていた。
“呪物”が引き寄せた、呪いの化け物に襲われる先輩たち。そこに虎杖と伏黒が駆けつける。
(文:ぐみ)
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©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会