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『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』ゼロの執行人で“安室の男”になった筆者が泣いた理由



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はっきり言おう。筆者は“安室の男”だ

少しだけ『名探偵コナン ゼロの執行人』について触れたい。筆者は学生の頃こそ原作・アニメシリーズともに「名探偵コナン」を追っていたが、いつしか時間が取れず情報を都度チェックする程度になっていた。そんな状況の中、周りから聞こえてきた『ゼロの執行人』大絶賛の声。ならば観てみようと劇場に向かった結果──

安室透というキャラクターに堕ちた


『名探偵コナン ゼロの執行人』(C)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

以前から安室さん(敬称アリ)の存在、そしてトリプルフェイスというバックボーンくらいは頭に入っていた。それでも「なにこのカッコよさ特盛りのキャラ設定」と心がざわつき、鑑賞後も脳裏に浮かぶのはRX-7のハンドルを巧みに操る安室さんの勇姿ばかり。

原作全巻は追えずとも、気づけば安室さんのエピソードだけを集めたコミックス「名探偵コナン 安室透セレクション」を購入していたほどだ。

そんな“安室の男”として、降谷零(安室さん)が活躍する『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を観ないわけにはいかない。しかも、同期の警察学校組(松田陣平・諸伏景光・伊達航・萩原研二)のエピソードまで描かれるのだからなおさらのこと。

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※本記事では『ハロウィンの花嫁』のストーリーに触れています。未鑑賞の方はご注意ください。

※『ハロウィンの花嫁』では“降谷零”のキャラクターとして登場していますが、本記事では「安室さん」と表記しています。

安室さん、いきなり大ピンチ



本作では冒頭から警視庁の佐藤刑事・高木刑事の“結婚式”が描かれるのだが、時を同じくして松田が殉職した連続爆破事件の犯人が脱獄。降谷と相棒の風見裕也が追いつめるも、何者かの罠によって犯人は殺害され降谷は首輪爆弾をつけられてしまう……。

以降はミステリーとしての体裁を取りつつ、もはやアクション映画ではないかと思える怒涛の展開に。江戸川コナンを筆頭に少年探偵団や佐藤・高木刑事らメインキャラが躍動し、安室さんを罠にかけた爆弾犯“プラーミャ”との攻防戦を盛り立てていく。

一方の首輪爆弾をつけられた安室さんはといえば、地下シェルターに設けられた特殊強化ガラス室に潜伏。やがてコナンがシェルターを訪ねるのだが、ここでの安室さんのインパクトがすごい

思わず「王子様か」とツッコみたくなるものの、次の瞬間には「まあ安室さんだしな」と納得してしまうのだから不思議だ(未見の方はどのような状況か、ぜひ劇場で確認してほしい)。

安室さんが語る3年前の事件



とはいえ安室さんともあろうものが、シェルターでのんびりしているはずもない。ガラス壁の向こう側にいるコナンと情報を共有し──コナン君の身長に合わせた位置に内線電話を設置したであろう安室さんが尊い──、連携を取りながら事件解明に動き出す。

壁で隔てられながらもぴたりと息の合った2人のやり取りはなんとも爽快で、胸が躍るような感覚はバディムービーを観ている時の高揚感に近い。



また物語の根幹に関わる1つの“鍵”として、安室さんに警察学校組が対応した3年前の事件(この時点で萩原は既に殉職している)を語らせる構成も見事。その事件の犯人こそプラーミャであり、警察学校組の華麗な連携プレーから彼らの絶対的な信頼関係もしっかり明示される。

このエピソードで注目したいのが、プラーミャを追う安室さんの行動。松田がプラーミャの仕掛けた爆弾解除に取りかかる中、安室さんはプラーミャに迫るため伊達の力を借りて“突拍子もない動き”を見せた。

ヘリ炎上シーンはただのアクションにあらず!



実は3年前の事件で描かれた場面が、予告編にも挿入された炎上するヘリコプターに向かって安室さんがジャンプするくだりに活きてくる。かつてプラーミャを追いつめた時、安室さんには3人の同期がいた。

現在は安室さんを除いた全員が命を落としており、当然ながらヘリのシーンに彼らはいない。それでも安室さんは、躊躇なく飛ぶ。なぜなら今の安室さんには、コナンという力強い存在(その意味では良き相棒の風見も含め)がそばにいるからだ。



それだけで安室さんが、いかにコナンを信頼しているかがはっきりと分かる。さらには“プラーミャを捕まえる”という警察学校組の想いを、安室さんがずっと抱え続けてきた心情も伝わってくるのではないだろうか。そんなの、泣くに決まっているじゃないか……。

本作のクライマックスでは、ヘリの炎上シーンを超える圧巻の展開が待ち受けている。詳細は伏せるが、その展開を目の当たりにして「ああこの映画は、“仲間”が1つのテーマではないか」と思い至った。

言い換えればそれは強く結ばれた“絆”でもあり、そこで改めて本作で警察学校組のエピソードが描かれた意味に納得する。そんなの泣くに決まってるじゃないか!

本作は4月15日から公開が始まったばかり。安室さんが抱え続けてきた“想い”を、ぜひ受け止めてほしい。

(文:葦見川和哉)

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