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「やんごとなき一族」第5話:健太(松下洸平)の妹への思いに涙。圭一(石橋凌)の表情の意味は?


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土屋太鳳主演・松下洸平共演の木10ドラマ「やんごとなき一族」が2022年4月にスタート。

原作は講談社『Kiss』で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公が、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫とともに真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”をお届けします。

本記事では、第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「やんごとなき一族」第5話レビュー


有沙(馬場ふみか)の見合いが決まってしまった。相手は貿易会社の御曹司・香川友貴(森田甘路)。まずお見合い写真が詐欺で、実物と全然違ううえ、有沙を見て開口一番「100点ですね! 女の人は写真と全然違うこともあるけど、有沙さんは実物もお美しい」と言い出す。

有沙「どの口が言ってんの」健太「なんだこいつ」佐都「人に点数つけるなんてありえない」……と、ほぼ視聴者と同じであろう感想が飛び出る。

さらに「有沙さんとの子ども、かわいいんだろうな」と言い出す。初対面でデリカシーのかけらもない……有沙は白目になる。

圭一(石橋凌)の乗り気でない様子だったが、国交省の関係者だと知って態度が変わる。国交省は不動産業をメインとする深山家にとって、つながりを深めておくと有利なのだ。

なんとか破談にしたかったのに、「お手柄だ、いい縁談をありがとう」とお礼まで言われてしまった佐都。そう、そもそもは佐都が前回のマダムキリコの情報を得るために安請け合いしてしまったのが発端だ。

監禁されそうになった有沙は逃亡。健太がなんとか連絡を取ると、こじんまりとしたアパートにいた。そこにいたのは植木職人の青年・中島俊也(葉山奨之)。なんと、有沙の彼氏だという。

「彼氏…彼氏!?」となるさとけんたの反応がかわいい。

いつか別れなきゃいけないのはわかってるけど、俊也とずっと一緒にいたいという有沙を全力で応援することを決意したさとけんた。有沙のことを誰にも教えず、久美(木村多江)も一緒になって縁談を断ることを懇願した。

「この縁談は、断る」圭一が言ったが、この人がそんな簡単に意見を聞くわけもない、何か裏があると思うのだが……。

「今まで意地悪してごめんなさい、私は別れなきゃいけないのに、勝手にやってるお兄ちゃんがうらやましかったの」と佐都に謝る有沙。お嬢様育ちのわがままな子だと思ってたけど、いろいろあったんだな……。

帰宅すると、そこには明人(尾上松也)と美保子(松本若菜)が。さとけんたをつけてきてバレてしまったらしい。明人は俊也に将来の夢をちらつかせて大金を用意し、さらに言うことをきかないと会社が大変なことになると脅して別れるよう強制したのだ。ごめんと謝る俊也、買収されてしまうなんて……脅されたほうがメインだと思いたい。

明人、ついに本性をあらわしたというか悪い方に覚醒したというか……。
美保子、指パッチンからの目つぶしピース、止めようとする佐都を「えええ~い」と腕で止めるなど、今回も大活躍。指でハートを作りパカッと割るなど、相変わらず芸達者である。

有沙を連れ戻す車中、後部座席で並んだ有沙に私たちは幸せなんだと言い聞かせる美保子の話、彼女なりの苦悩や今に行きついた理由が垣間見えるようで心に残った。美保子メイン回も今後あるのだろうか、気になってしまう。

圭一から有沙の結婚の進行を任され、大喜びの美保子「幸せなら手を叩こう(パンパン)」と歌う様子はもはや通常運転だった。


一方沙都は、再度考え直してくれと圭一に土下座。

「もういいよ」「私、結婚して幸せになってやるから」と止める有沙。

このときの圭一は、いつものような怒鳴って高圧的な態度をするのではなく、なんともいえない表情だった。圭一も何か思うところがあるのだろうか、娘を家の道具にすることに少しでも気後れがあるのだろうか。そうであってほしいという気持ちと、結局裏があるだけなのだろうかという気持ちがせめぎ合う。

一方健太は、香川のもとに現れる。「有沙がいちごを奪うんです」と昔話を始め、

「有沙にはこれからも笑っていてほしい、笑顔でいてほしいんです」
「不幸にしたら絶対に許しません 、絶対に」
「有沙のこと、どうかよろしくお願いします」

と涙ながらに土下座。人の話を聞かないタイプの香川も若干引いていた。

その後家に戻り、香川とデートに行くという有沙を見送る笑顔が切ない。一連から、健太の妹への思いが伝わってきて泣けてきた。

一方圭一に土下座までしてくれた佐都に「私のためにここまでしてくれる人がいるなんて、思ってたより幸せなのかもしれない。ありがとう、お姉さん」と微笑む。今回有沙の株ダダ上がりだな……。
 
夜、涙ながらに「お父様はああいう人だから、あたくしが波風を立てないようにやりすごしてきたせいで子どもたちを不幸にしてしまった……という久美。佐都はそんなことありませんと慰め、久美は「この家を変えて、佐都さん」と懇願する。実は健太が陰で、一部始終を聞いていたのだった。

家族それぞれの思いに胸を打たれた今回。
木村秀彬さんの音楽もドラマティックに作品を盛り上げる。
なんとか、みんなが幸せになれる方法はないものだろうか。
 
次週予告、有沙が婚約という流れにも驚きだが、明人が「ムカつくんだよお前は子どもの頃から~」とブチ切れているのも気になる。


(文:ぐみ)

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