アニメ「呪術廻戦」第10話：ナナミンVS真人！真人の術式が明かされる
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テレビアニメ「呪術廻戦」第1期が2022年4月3日（日）より放送スタート。
『劇場版 呪術廻戦 0』は大ヒットし、2023年にはテレビアニメ第2期の放送が予定されている。
本記事では、第10話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
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「呪術廻戦」呪胎戴天編 第10話「無為転変」レビュー
吉野順平の調査をすることになった虎杖。
順平は、映像研の部室をめぐってトラブルになった不良たちにき然とした態度を取ったことをきっかけにいじめの対象になってしまった。殴る蹴るにくわえタバコの火を押し付けたり、ゴキブリを食べさせたり、ひどいものだった。他の2人は言いなりになったのに、少しだけ勇気があったためにこんなことになってしまうなんて皮肉だ。
「『好きの反対は無関心』なんて初めに言った人は、ちゃんと地獄に落ちたでしょうか。悪意を持って人と関わることが、関わらないより正しいなんて有りえない。『好きの反対は嫌い』です。日本人って好きですよね、単純な答えを複雑にして悦に浸るの」
いじめによって人を信じられなくなってしまった順平の持論だ。確かに一理ある。そして順平は、自分の話を聞いてくれ「俺は順平の全てを肯定するよ」と言ってくれた真人に信頼を寄せていた。でも絶対裏があると思う。もしくは、順平だけは特別に目をかけていたりするのだろうか。今までの真人の発言からはそうは思えない。
虎杖は伊地知との作戦で、低級の呪いに順平を襲わせることにしたが、担任教師が家の前にいたことにより作戦は失敗。でも結果、虎杖が教師を追い払い「だってお前、あいつ嫌いだろ？」と言ったことで順平は心を開いてくれたようだ。虎杖のこういうところ、いいよな……。
教師の発言を聞くと、順平が先ほどのような発言をするに至ったのも無理はないと思った。確かこの教師は順平がいじめられていたシーンを見て見ぬふりをしていた……と思たが、亡くなった（順平をいじめていた）3人と「仲が良かったよなぁ」と言うのだ。マジかよ。
あの場面を見て本当にそう思ったのか、もしくはいじめに気づいていたけどなかったことにしたいのか……どちらかはわからないが、どちらにしても教師とあるまじき発言だと思う。でも家までわざわざ来て「一緒に行ってやるから線香だけでもあげにいこう」と言ってくるということは、一応生徒に関心があって、心配してどうにかしようという気持ちがある……前者ということか（認識ズレすぎてるけど）。お互い不幸だな……。
一方ナナミンは、単身で真人と対峙していた。真人の術式は、触れた相手の肉体・魂の形を自由に変えられるというもの。ナナミンの術式との相性は良くないらしいが、真人に「よく動くね」と言われる程度には動けてはいるようだ。
真人を見て「似ている...絵にかいたような軽薄.、その奥にあるどす黒い強さ」と五条先生を思い浮かべるナナミン。五条先生のほうがずっと好きだけど、ちょっと納得してしまった。それにしてもナナミンの想像の中の五条先生、「アハハ～ぶっ殺すぞ～」とピンクの背景の中笑顔でで動いていて笑う。
涙ながらに「タす…けでぇ…」と言ってくる改造人間（もう助からない）の涙を拭くナナミン。「気にしてなんかいません。仕事に私情は持ち込まない主義なので」と言って真人に「嘘が下手！」と言われる（ここの真人の顔、すげーむかつく）。ほんとにやなやつ！
そのほか今週もナナミン語録がアツかった。
「今日は10時から働いているので何が何でも18時にはあがります」
と時間を気にしながら戦うナナミン。
真人に押されたかと思ったが、とある瞬間にナナミンの様子が変わった。
「残念ですが.....ここからは時間外労働です」
か、かっこいい……！ はやく次回が見たい。
「呪術廻戦」呪胎戴天編 第10話「無為転変」ストーリー
吉野の調査を任された虎杖は、補助監督の伊地知に作戦を聞く。低級の呪いに吉野を襲わせ、反応を確かめるというが作戦は失敗し、虎杖は吉野に直球で声をかける。結果的に嫌悪する担任教師を追い払ってくれた虎杖を見て、吉野は話を聞く気になる。一方、真人のアジトを突き止めた七海は地下水路で真人と相まみえるのだった。
（文：ぐみ）
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©芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会
