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2021年09月30日

マーベル「ホワット・イフ…?」全9話感想 | 新たなアベンジャーズが切り拓いたマルチバースの夜明け

マーベル「ホワット・イフ…?」全9話感想 | 新たなアベンジャーズが切り拓いたマルチバースの夜明け



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2021年8月11日(水)、ディズニープラスにて「ホワット・イフ…?」の配信が開始されました。

「ホワット・イフ…?」はマーベル・スタジオ初の公式アニメシリーズ。
これまでのMCU作品のパラレルワールドを描いた外伝的ストーリーとなり、数名のキャラクターの声も実写版と同じキャストが務めています。

過去のMCU作品とは一味違う物語でありながら、今後のシリーズにも少なからぬ影響をもたらすと言われている本作。そんなアニメシリーズの魅力を、小ネタやトリビアも交えながら1話ずつ徹底解説します。

【a】Disney+(ディズニープラス)dアカウント以外

目次

・「ホワット・イフ…?」とは

・第1話 もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?

・第2話 もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?

・第3話 もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?

・第4話 もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?

・第5話 もしも…ゾンビが出たら?

・第6話 もしも…キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?

・第7話 もしもソーがひとりっ子だったら?

・第8話 もしも…ウルトロンが勝ったら?

・第9話 もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?

・「ホワット・イフ…?」をより楽しむためには

・「ホワット・イフ…?」作品情報へ

「ホワット・イフ…?」とは



「ホワット・イフ…?」はマーベル・スタジオ初の公式アニメシリーズです。
本作では過去に製作されたMCUの物語を軸にしながら、「もしも……」なアナザーストーリーが展開。
"案内人"を名乗るストーリーテラー・ウォッチャーをレギュラーキャラクターとして、パラレルワールドで起きるMCUの新たな物語が紡がれていきます。

本作の特徴は、本流シリーズでは実現できない予測不可能なストーリーと言えるでしょう。
時には人気キャラクターたちがバタバタと倒されてしまったり、救いようのないバッドエンドになってしまったりと、長年続いてきたシリーズだからこそ難しい突飛な展開が繰り広げられていきます。

また、本作の直前に配信されたドラマ「ロキ」では、MCUにおけるマルチバース(平行世界)の概念が語られ、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や『ドクター・ストレンジ』の続編などでも、その要素が軸となる予定。

そのため、今回のシリーズで初登場となったパラレルワールドのヒーローたちや、初めて明かされる新たな設定などが、今後の実写映画シリーズでも大きな影響をもたらすことは製作陣のコメントからも示唆されています。

果たして、「ホワット・イフ…?」は、MCU世界にどのような変化をもたらすのか。
過去作では、あり得なかったヒーローたちの奇跡のコラボレーションや、分岐していく意外な展開。

MCUファンにはたまらない、随所随所に隠された小ネタにも注目して、ぜひ、皆様にもシリーズを楽しんでいただきたいです!




第1話 もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?

あらすじ


“キャプテン・アメリカ”の恋人・ペギー・カーターがヒーローに⁉
不測の事態により、超人血清を使って"キャプテン・カーター"へと変身した彼女が大活躍!!
“キャプテン・アメリカ”になり損ねた兵士・スティーブ・ロジャースにも、予想外のセカンドチャンスが訪れる⁉


感想



ついに始まったマーベル・スタジオ初の公式アニメシリーズ「ホワット・イフ…?」。

正直、放送開始までは、役者陣の演技を見ることが出来ないアニメという形式、現行シリーズとは関連性が薄いパラレルワールドの物語に、いまいちテンションが上がりきらなかったのですが、蓋を開けてみると、これが予想を上回る内容で楽しい。

お馴染みのマーベルロゴが徐々にアニメーションに変化していく冒頭の遊び心から、過去の実写映画に寄せたリアルな描写のアニメーション、マニアックな小ネタまで、シリーズのファンにはたまらない要素も多数。

そのため、異なる展開でありながらも過去作の総集編といった趣もあり、長年続いてきたMCUだからこそ出来るオリジナリティあふれる物語に、ワクワクが止まらない第1話でした。

※以下、本編のネタバレがありますのでお気をつけください。

元ネタ


記念すべき第1話の元ネタはMCU第5作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でした。

超人血清を使い、強靭な肉体を手に入れる"スーパーソルジャー計画"。
映画では、その実験当日、正義感の強いひ弱な兵士・スティーブ・ロジャース“がヴァイタ・レイ”照射機に乗り込み、”キャプテン・アメリカ”に変身します。

しかし、今回のエピソードではヒロイン・ペギー・カーターの些細な行動が変わったことで、実験直前にスティーブが負傷。その結果、彼女が”キャプテン・カーター”としてヒーローに変身します。

今回の物語では、基本の展開は映画版に沿いつつも、”キャプテン・カーター”の誕生により、大きく以下のような変更点が見られます。

・ヒーローが"キャプテン・アメリカ"から"キャプテン・カーター"へ。
・スティーブが"キャプテン・アメリカ"から"ヒドラ・ストンパー"へ。
・列車での任務の末、雪山に落ちる人物がバッキー(スティーブの親友)からスティーブへ。
・悪役・レッドスカルによる四次元キューブの扱い方がエネルギー源から別次元の扉へ。
・70年後の未来に行く人物がスティーブからカーターへ。

その他、様々な部分で映画版からの変化が見受けられた第1話ですが、映像的な構図や大まかなストーリーなど、公式アニメらしい"過去作へのリスペクト"が滲み出た名作エピソードになっていました。

小ネタ・トリビア



今回の作品の小ネタとしては"ジョン・フリン"と"ヒドラ・ストンパー"の登場が挙げられます。

ジョン・フリンとは、劇中で超人化直後のカーターに厳しい言葉を投げかけていた大佐のこと。

実は彼、スピンオフ短編シリーズ"マーベル・ワンショット"の一編『エージェント・カーター』では、主人公・カーターが働くSSR(戦略科学予備軍。秘密組織シールドの前身)の上司として、登場していました。

捜査官だった前回とは異なり、軍人という形で再登場した彼ですが、「男尊女卑」的な思想を持った人物というのは共通。
カーターに立ちはだかる"男性優位社会"を象徴するキャラクターとして、両作に欠かせない名悪役となっていました。



また、今回のエピソードで初登場となった新ヒーロー"ヒドラ・ストンパー"にも要注目です。
カーターがヒーローになったことで活躍の場が奪われてしまったかのように見えたスティーブですが、今回のエピソードでは友人・ハワード・スタークが開発したスーツを身にまとい、"ヒドラ・ストンパー"として大活躍!

"アイアンマン"ことトニー・スタークの父親・ハワードが作った兵器だけあり、"アイアンマン マーク1"にも似たビジュアルとなっており、ファンとしても大興奮でした。

ちなみに、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のジョー・ジョンストン監督は、過去に『ロケッティア』という作品を製作しています。

アメコミ原作(マーベルではない)となった本作では、第二次世界大戦直前を背景に空飛ぶヒーローの活躍が描かれており、"40年代の空飛ぶヒーロー"という点では、どことなく"ヒドラ・ストンパー"と通ずるような気も……?

そんな『ロケッティア』は、現在ディズニープラスのオリジナル映画としてリメイク企画が進められており、今後、再評価されることが期待されています。

予想を上回る楽しい幕開けとなったマーベル初の公式アニメシリーズ「ホワット・イフ…?」。

次回は、どんなヒーローが活躍するのか、今後の展開にも乞うご期待です!

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