<白洲迅インタビュー>「ANIMALS‐アニマルズ‐」を通して紐解かれた恋愛観
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2022年6月23日(木)夜9時45分(初回のみ、第2話以降毎週木曜夜10時放送)より放送開始される「ABEMA」新作オリジナルドラマ「ANIMALS‐アニマルズ‐」。
「オオカミには騙されない」シリーズや「私たち結婚しました」など世の中の話題をさらう恋愛番組や、「私が獣になった夜」「30までにとうるさくて」など共感に共感を生むリアルな恋愛ドラマで話題の「ABEMA」。今回は、やりたいことがわからなくなってしまった時に見て元気が出る、仕事に恋に奔走するヒロインを描いた“サプリメント的ドラマ”の登場だ。
「ANIMALS‐アニマルズ‐」は、幸せ迷子のズタボロ女子・鹿森海(鈴木愛理)を取り巻く、生意気でツンデレな年下カメラマン・長嶺風緒(本田響矢)と、敏腕だけど恋愛下手な「ANIMAL BEAUTY」のイケメン年上社長・榊圭祐(白洲迅)を中心とした大逆転ラブストーリー。
今回は、人気ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」での役者デビュー以降、ドラマ「僕はまだ君を愛さないことができる」「僕らは恋がヘタすぎる」「どうせもう逃げられない」「私の夫は冷凍庫に眠っている」「リコカツ」など数々のドラマに出演、今年秋には映画『向田理髪店』にも出演予定と活躍を続ける注目俳優・白洲迅にインタビュー。
クランクイン直後の白洲に、「ANIMALS‐アニマルズ‐」での演技から仕事観、恋愛観について聞いた。
演じながらも感じるミステリアスさを伝えたい
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――“恋愛下手な新進気鋭のイケメン敏腕社長”榊圭祐は、非常に柔らかい雰囲気で、いい意味で社長っぽくないカジュアルさが印象的です。演じられた感想はいかがですか?
白洲迅(以下、白洲):トータルの撮影を考えると今はまだ序盤の序盤ということもあり、榊圭祐を掴んだとは言えない段階ではありますが、その掴みきれない空気感こそ彼の特徴でもあるのかなと思っています。基本的にすごく柔らかく、社長然としていないように見えますが、だからこそ自分の抱えてるものをあまり表に出さない、常に飄々としている男性なのかなと現時点では感じています。
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――ご自身で演じられていている中でも、ミステリアスな部分があると感じるんですね。
白洲:決して暗いわけではないけど底が見えない感じが、逆にミステリアスだな、と。
――そこがまた魅力なんですね。
白洲:そうですね。そのあたりを上手に表現できたらいいなと思いながら演じました。
榊圭祐を通して見る恋愛観
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――「誰もが憧れる敏腕社長なのに、仕事に打ち込んできたからこそ恋愛には疎い、または後回しになりがち」という不器用な圭祐に、白洲さんご自身が共感できる部分はありますか? 圭祐のように仕事に没頭するタイプ、好きと思ったら一直線なタイプ、など……。
白洲:なんだろうな。まず、一目惚れというものを人生でしたことがないんですよ。中身を知ってからじゃないと好きにはなれないです。
仕事と恋愛、どちらかが上手くいっていればそれでいいという感覚はあまりなくて。仕事も恋愛も上手くいっているほうがやっぱりいいよね、と。バランスを取りたがるタイプなんだと思います。
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――ヒロイン・海(鈴木愛理)は、当初は「見た目も気にせずがむしゃらに仕事に取り組む女性」というキャラクター。一心不乱に目の前のことに熱中する姿に圭祐も惹かれ始めていきます。白洲さんご自身は、どんな女性の姿に心打たれますか?
白洲:芯の強い女性は素敵だなと思います。なにか一つすごく好きなものがあるとか、打ち込めるものがあるとか、譲れないものがあるとか、なんでもいいんです。
――そこは海に近い部分もありそうですね。
白洲:そうですね! 海はすごく迷いながらも結局は心より体が先に動いてしまうくらいにがむしゃらな部分がありますが、これは芯の強さがないとできないことだと思うんです。一歩踏み出す勇気を持てている人。それは、確固たる太い芯があるからなんだろうなと解釈しています。
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――生意気年下カメラマン・風緒(本田響矢)と圭祐はゆくゆくライバル関係になりそうですね。もし好きになった人のことを友達や身近な存在の人も好きということを知ったらどうしますか?
白洲:僕、その経験がないんですよね。ないのでわからないんですけど、でもまずは、その男友達にちゃんと言うと思います。その上で戦いたいし、どちらが上手くいくかは相手次第だろうし。その男友達が大事な存在であればあるほど、正々堂々とやりたいですね。
努力あってこその遊びが好き
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――「ANIMALS‐アニマルズ‐」は、やりたいことがわからなくなってしまったときに見て元気が出る“サプリメント的ドラマ”とのことですが、白洲さんが普段仕事などで行き詰まってしまったときに見返す作品や、打ち込むことはありますか?
白洲:見返す作品ですか。どれにしようかな……。
『最強のふたり』っていう映画は、人として、とてもエネルギーというか、それこそビタミン的な感覚をもらうために見るところはありますね。主演の二人は年齢は全然ちがうけど、男二人の間に生まれる友情をはじめとして、この作品がすごく好きです。
打ち込むことだと、とにかくお風呂が大好きで。温泉、銭湯、サウナも大好きです。あとは流行ってるキャンプとか。
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――全体的に癒しの要素を感じますね。疲れたからこそ癒しを求めて、一回リセットしてまた頑張ろう! みたいな感じなんですかね?
白洲:そうですね。旅行や温泉などの遊びって、疲れているからこそ楽しいし癒される部分があるじゃないですか。一生懸命頑張ったからこそ、ご褒美がちゃんとご褒美になる。このプロセスがとても好きです。
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――今回大変だった、苦労したというエピソードがあれば教えて下さい。
白洲:今のところ、楽しい撮影ばかりですね。撮影で新潟にロケに行ったんですけど、空き時間に鈴木愛理さん、本田響矢さん、村上愛花さんの4人でバドミントンをしたんです。これが本当に青春で(笑)。僕が一番年上なんですけど、僕が一番がむしゃらに息を切らしながらはしゃいでました。負けず嫌いなので、勝負事となると手を抜けないんですよね(笑)。
この作品をきっかけに、自分自身と向き合って欲しい
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――「ANIMALS‐アニマルズ‐」を通して伝えたいことを教えてください。
白洲:作品が伝えたい“自分自身に向き合う"というテーマに当てはまらない人はいないんじゃないかと思うので、間違いなく共感していただけるように僕らで作品を作り上げていきたいです。僕自身、自分に向き合おうとしたのがわりと最近の話だなと、振り返ってみると思うんです。
10代、20代前半〜半ばの時期って、海みたいに目の前のことに一生懸命になりがちじゃないですか。それももちろん大事なんですけど、プラスアルファで自分自身の声を聞くことも大事だし、これは自分のやりたいことを見つけるためにも、叶えるためにも、必要なことだと思うんです。そんな意味でもこの作品を“ビタミン”と思っていただけたら嬉しいです。
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――白洲さん自身、海ちゃんと被ってるところがわりとあったんですね!
白洲:そうですね。まさに。僕自身、俳優業において流れに身を任せてがむしゃらにやってきたタイプなのですが、結局そんな中でも、どんな状況でも、楽しさとかやりがいを見出すのは自分次第だと気付いたんです。その中に小さな楽しみをいかに見つけられるのか。人生、楽しんだもん勝ちじゃないですか! そのためにはまず自分の気持ち・声を聞く力をつけるべきだなと強く思っています。
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(撮影=須田卓馬/取材・文=桐本絵梨花)
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