「私たちの新垣結衣」が輝き続ける作品“5選”


(C)2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会

新垣結衣ーーいうまでもなく、幅広い世代に支持され続ける、圧倒的国民的女優。

近年、ドラマでの活躍が目覚ましい彼女だが、2022年7月22日公開『ゴーストブック おばけずかん』に主要キャストとして出演予定。『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』以来、4年ぶりの映画出演となる。

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」での共演をキッカケに”本物の夫婦”となった、夫・星野源との“初の夫婦コラボ”にも胸躍る。



アラサー世代の著者にとって新垣結衣は、青春時代を共に過ごしてきた女優の1人。
ある意味で女優っぽさを感じさせない等身大な素朴さは、まるで妹のような、友達のような距離の近さを錯覚してしまう。

そんな「私たちの新垣結衣」が輝き続ける作品“5選”を紹介したい。

『恋空』ガッキーを語るに外せない、代表的作品


(C)2007映画「恋空」製作委員会

いたって普通な女子高生・美嘉(新垣結衣)は、ひょんな出会いをキッカケに同級生の中でも不良として目立つ存在であるヒロ(三浦春馬)との交際をスタートする。
初恋・レイプ・いじめ・妊娠・流産と、ヒロとの交際から多くの困難にぶつかる美嘉だったが、高校3年の春、ヒロから突然の別れを告げられてしまう。
悲しみに暮れる美嘉を救ってくれたのは、大学生の(小出恵介)だった。優と順風満帆な日々を送るも、ヒロが実は末期のガンを患っていることを知りーー

「恋空」という単語を目にするだけで、耳にするだけで、情緒が激しく乱れそうになるほどに懐かしく切ない気持ちになる。休憩時間や放課後は「恋空」の話題で持ちきり。アラサー世代にとっての「恋空」は、学生時代の生活の一部分だったに違いない。

2001年から2008年頃にかけて空前のブームを巻き起こした携帯小説。その中でも群を抜いて特別な存在である「恋空〜切ナイ恋物語」は、書籍化から漫画化、映画化、そしてテレビドラマ化までも果たし、社会現象にもなるほど爆発的話題作となった。

公開当時15歳だった私は、そのあらゆる経験や身なりから自身と近しい年齢とは思えない美嘉に対して多少の憧れを持った覚えがあるが、今見返してみると高校生にしてこんなにも壮絶な人生を送る彼女の生き様に身震いがする。

賛否両論が起こることは理解しつつも、公開から16年経った今も全くと言っていいほど色褪せておらず、現代を生きる若者たちにも観てほしい作品と思えてならない。


新垣結衣は「第4回 ニコラモデルオーディション」で見事グランプリを獲得しモデルデビュー、CM「ポッキー」シリーズで大ブレイク、ドラマ「ドラゴン桜」「ギャルサー」「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」「パパとムスメの7日間」など人気ドラマに立て続けに出演し、一躍時の人となっていた。

彼女のイメージ通りの強固な初々しさを前面に出しながらも、「どこにでもいる清純な女子高生が、彼女を取り巻く環境によって外見・内面ともに変化していく生々しさ」がグサグサと胸に刺さる。

『恋空』は、新垣結衣の女優人生に深く刻まれる代表的作品となった。

『フレフレ少女』ガッキーのみずみずしさを全身で浴びよ


(C)2008「フレフレ少女」製作委員会

非現実な小説の恋に夢中な女子高生・百山桃子(新垣結衣)は、ある日偶然出会った野球部のエース・大嶋秀樹(本多拓人)に初めての恋に落ちる。
彼へのアプローチ方法がわからない桃子は、山本龍太郎(永山絢斗)しか所属していない廃部寸前の応援団に入部。元合唱部の遠藤譲二(柄本時生)、元ウエイトリフティング部の大坪泰平(斎藤嘉樹)、元合唱部の田村晃(染谷将太)らを入部させる熱意を認められ、なんと団長に指名されてしまう。

寄せ集めの団員たちは、応援歌を歌えば音程を外し、大団旗を持てばフラフラと頼りない、筋金入りのへなちょこばかり。
そんな桃子たちの前に、伝説の応援団OBまで現れてーー


(C)2008「フレフレ少女」製作委員会

『フレフレ少女』はとにかく、ガッキーのみずみずしさを全身で浴びるに相応しい作品である。異論は認めない。

『恋空』とはまた異なる、至極純粋な彼女の姿は愛おしい。また応援団長にしては若干の頼りなさがあるものの、新垣結衣ならではのか弱さと声の細さも相まって、思わず応援したくなってしまう魅力が満載だ。

今年34歳とすっかり大人の女性になった彼女の幼くも微笑ましい一面を垣間見ることができる、お宝的コンテンツと言っても過言ではない。

『ミックス。』純朴さと“オトナガッキー”の魅力が大爆発


(C)2017「ミックス。」製作委員会

母のスパルタ教育により、かつては“天才卓球少女”として将来を期待されていた富田多満子(新垣結衣)。母の死後、多満子はようやく平凡な日々を送るようになり、新卒で入社した「渚テクノロジー」卓球部のイケメンエース・江島晃彦(瀬戸康史)に告白され付き合うことになる。

夢にまで見たバラ色の人生が待ち受けていると思いきや、新入社員の美人卓球選手・小笠原愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られ、逃げるように田舎に戻る。


(C)2017「ミックス。」製作委員会

亡き母・華子(真木よう子)が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、活気のある練習風景はそこにはなく、妻と娘に見捨てられたという新入部員の萩原久(永山瑛太)をはじめとした全く期待が持てない面々ばかり。しかし、江島と愛莉の幸せそうな姿を見た多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の「ミックス」部門への出場を決意。部員たちは戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始する。多満子は萩原とミックスを組むものの、全く反りが合わずケンカばかり。しかし、そんな2人の関係にもやがて変化が訪れてーー


(C)2017「ミックス。」製作委員会

『ミックス。』は、『ピンポン』『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』などを彷彿とさせるスポーツ×ロマンティックコメディである。プロ卓球選手である水谷隼選手、石川佳純選手、吉村真晴選手、伊藤美誠選手らが本人役で出演しているというサプライズも楽しめる。

「実は私、結婚するの」という台詞とともにガッキーのドアップからスタートする本作品、控えめに言って眼福。

撮影当時28歳とは思えないフレッシュさに驚きながらも、永山瑛太と織りなされる恋愛模様“オトナガッキー”な魅力を感じずにはいられない。

「逃げるは恥だが役に立つ」尊さに抗えない伝説的作品

派遣切りに遭い無職の身となってしまった森山みくり(新垣結衣)と家事代行会社を替えようとしていた津崎平匡(星野源)が運良く引き合い、「雇用主」と「従業員」という関係の契約結婚を果たすという異色のストーリー。

放送当時、至るところで「逃げ恥」というワードが飛び交っていたことは記憶に新しい。ドラマ好きの人もそうでない人も、知らない人はいないであろう国民的ドラマである。

頭の切れるロジカルな一面を持つみくりによる、落ち度のない徹底した営業トークには拍手を贈りたくなる。と思いきや、エンドロールでなんともキュートな“恋ダンス”を繰り出すのだから、ガッキーにはつくづく頭が上がらない。



一連のドラマはもちろんのこと、2021年1月2日に放送されたスペシャルドラマ「ガンバレ人類!新春スペシャル!!」での息を呑むほどの怒涛の展開には、思わず目を背けたくなるシーンも多くあった。

みくりと平匡さんによるほのぼのとした同棲生活を拝めると思いきや、妊娠・結婚・育休・出産・コロナ・そしてLGBTと、昨今のありとあらゆる社会情勢のオンパレード。結婚しているわけでも妊娠しているわけでもない私でさえ、突きつけられるこのつらすぎる現実に涙した。

さすがは野木亜紀子脚本作品の一言である。

なによりも、本作品をキッカケに親交を深めることとなった“あの2人”の存在が、一言で言い表し難いほどには尊い。

「獣になれない私たち」突如崩れた“王道ガッキー”の姿


(C)日本テレビ

日々、身も心もすり減らしながらも満面の笑みで生きている深海晶(新垣結衣)と、誰のことも一切信用しない、世渡り上手な根元恒星(松田龍平)は、クラフトビールバー・5tapで偶然出会う。
晶の恋人・花井京谷(田中圭)は元彼女・長門朱里(黒木華)のことを追い出せずにいるし、会社ではポンコツ部下らやワンマン社長に翻弄されてばかり。

恒星も恒星で恋人と思っていた橘呉羽(菊地凛子)から突如として別の男性との結婚を告げられるし、順調だったはずの仕事もヤバい案件に片足を突っ込んでしまい限界寸前。
それぞれが、どうしようもない問題を抱えて生きているーーそこから生まれるヒューマン?ラブ?なストーリー。

ガッキーといえば、清純・快活・素朴・無垢……そんなイメージを抱くことが多いだろう。

だが、「けもなれ」のガッキーを見てみると唖然とする。私たちが抱いていた“王道ガッキー”イメージが見事に崩れるからだ。

誰に対しても笑顔を振りまく晶は、5tapで出会った無神経な恒星に「笑顔がキモい」と言われる。

……「笑顔がキモい」?!
あのガッキーに、“キモい”と言える人物が存在していいのか?!

この恒星の一言は、視聴者にとっても衝撃的だったはず。でも、恒星の言いたいこともわかるから不思議なのだ。

クラフトビールをゴクゴクと飲み干す清々しさも、京谷と恋に落ちる瞬間も、ブチギレてわかりやすくグレる一面も、あまりにもデキる“特別チーフクリエイター”な姿も、どの晶も極上に可愛いし、ガッキーのギャップ的な一面に心を掴まれ続けるのである。

いつの時代でも眩しい、フレッシュ&ピュアな魅力

こうして新垣結衣の歴史を振り返ってみると、デビュー直後の作品の眩しさこそとてつもないが、歳を重ねても尚レベルアップし続けるフレッシュさとピュアさに驚かされる。

これはまさしく“ガッキーブランド”であり、唯一無二の存在と言える。

(文:桐本絵梨花)

■『フレフレ少女』配信サービス一覧




| 2008年 | 日本 | 114分 | (C)2008「フレフレ少女」製作委員会 | 監督:渡辺謙作 | 新垣結衣/永山絢斗/柄本時生/斎藤嘉樹/染谷将太 |

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