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2022年09月16日

「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第5話:超人同士が法廷対決?ヒーローと弁護士の葛藤も

「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第5話:超人同士が法廷対決?ヒーローと弁護士の葛藤も

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マーベル・スタジオが送るドラマシリーズの最新作「シー・ハルク:ザ・アトーニー」が2022年8月18日より配信された。

突如、強大なパワーを手に入れた女性弁護士・ジェニファー。緑の怪物・ハルクの後継者“シーハルク”となった彼女の運命やいかに……。

本記事では、「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第5話の魅力をマーベル好きのライターが紐解いていく。

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タイタニアとは?



シリーズ初回から、たびたび顔を見せていた超人女性・タイタニア
今回のエピソードでは、彼女がバトルではなく裁判で攻撃を仕掛けるという法廷ドラマらしい異色の展開となった。

彼女は、原作でもシー・ハルクの天敵として登場するお馴染みのキャラクターである。
ドラマ同様、シー・ハルクにとっては「好敵手」というよりも「目障りな小悪党」という立ち位置の存在だ。



現在配信されているドラマの予告編では、いまだ登場していない彼女のシーンも存在しており、今後も活躍することが期待されている。


ちなみに本作のプロモーションでは、彼女が「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の看板を落書きするという驚きの試みも行われた。

制作側がここまでプッシュしているだけに、彼女が今後のシリーズを代表する人気悪役になることもあるのかもしれない……。

ロゴ遊び



第2話に引き続き、本作でもオープニングでタイトルロゴを用いた遊び心光る演出が施された。

タイタニアが「シー・ハルク」の名を用い、商売を始める物語に合わせ「She HULK : ATTORNEY AT LAW」のロゴが「She HULK By Titania」(タイタニアのシー・ハルク)に様変わり。

タイタニアの台詞と共に、特殊仕様のオープニングとなった。

ちなみに第2話では、職を失ってしまった主人公にかこつけて、タイトルが「She HULK : ATTORNEY AT HIRE」(シー・ハルク:求職中)に変わり演出があった。

ついにデアデビル登場?

今回のエピソードでは、ラストカットで思わせぶりに金のヘルメットが登場した。このヘルメットは、ファンが登場を待ち望んでいる人気ヒーロー・デアデビルのものだ。

過去にNetflixでドラマシリーズが制作され、今後、Disney+でも新たな物語の展開が発表されている「デアデビル」。これまでのシリーズでは、赤いヘルメットが印象的な人物だったが「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の予告編では、新たに金のヘルメットを被って登場。この変化は原作の初期デザインを踏襲するものでもあり、ファンの注目を集めた。予告では劇中で活躍することも示唆されており、今後の展開が気になるところ。



果たして次回以降、彼は本格的に物語に関わってくるのだろうか。

またファンの間では、過去に配信された「デアデビル」との繋がりも注目されている。
近年のマーベル作品では「マルチバース」という設定により、1人のヒーローが別世界の存在として複数登場するケースが増えている。

例えば『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではスパイダーマンが、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、ドクター・ストレンジが複数登場している。

この例を踏まえると、過去のドラマシリーズと今回のデアデビルが果たして同一人物なのかは気になるポイント。

その辺りも今後のエピソードで明かされることになるのだろうか。

ヒーローと弁護士の二重生活



「シー・ハルク:ザ・アトーニー」は、基本的には1話完結テイストの物語であるが、一貫して描かれている要素がある。

それは「シー・ハルク」と「ジェニファー・ウォルターズ」の間で揺れる葛藤の物語だ。この葛藤が今後の展開において、大きなテーマになるのではないだろうか。

特に、その要素が顕著になったのが第4話の一場面だ。
出会い系アプリを使い、「シー・ハルク」として男あさりをする主人公・ジェニファーはその一人に恋心を抱く。しかし、彼は「シー・ハルク」としての彼女にしか興味がなく、あえなく振られてしまう……。

このエピソードは、今回の第5話でも“彼”が再登場することにより、改めて強調されており、物語において大きな意味合いを持つことも予測される。

過去のシリーズでは、主人公が大いなる力に目覚め、成長することでニュー・ヒーローの誕生譚を描いてきたDisney+のマーベルドラマ作品。本作ではヒーローと弁護士の間で揺れる主人公が、その両立策をみつけることで成長する物語なのかもしれない。


全9話構成のため、気づけば折り返しを越えていた「シー・ハルク:ザ・アトーニー」。
これからの物語では、もう一人の弁護士ヒーロー・デアデビルこと、マット・マードックが登場することで彼女にどのような変化が訪れるのだろうか?

ぜひ、主人公のヒーローと弁護士の二重生活に、どのような結末が待ち受けるのかにも注目して、残りのエピソードを楽しんでいただきたい。

(文:TETSU)

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