(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会
(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

映画コラム

REGULAR

2022年10月07日

「一度しかない映画体験」ができる『僕愛』『君愛』の「5つ」の魅力を解説

「一度しかない映画体験」ができる『僕愛』『君愛』の「5つ」の魅力を解説


3:『僕愛』は気の強い女の子とのラブストーリー

それぞれのあらすじも簡潔に記しておこう。『僕愛』は、母親と暮らす高崎暦(宮沢氷魚)が、高校生になったある日、クラスメイトの瀧川和音(橋本愛)から「並行世界ではあなたと恋人同士だった」と告げられるというもの。下世話な言い方ではあるが、気が強くてツンデレ気質で、振り回してくれる系の女の子がヒロイン、というわけだ。

(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会


どちらかといえば気難しく、だけど年齢相応の可愛らしさもあり、そして聡明な瀧川和音とのラブストーリーは、どちらかといえば現実的な人生を切り取ったもの、並行世界という設定を除けばSFまたはファンタジー要素は少なめで、だからこそ普遍的に響く人生訓も受け取れるだろう。意外な物語の始まり方は、サプライズとも言える。

(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会


4:『君愛』は清楚な女の子と駆け落ちをする

『君愛』のあらすじは、父親と暮らす日高暦(宮沢氷魚)が、小学校の頃に父の勤務先で佐藤栞(蒔田彩珠)いう少女と出会い恋に落ちるも、親同士が再婚することを知らされ、並行世界への駆け落ちを決断するというもの。こちらは清楚で心優しく、ちょっと天然なところもある女の子がヒロインになっている。

(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会


ネタバレになるので詳細は避けるが、こちらは『僕愛』よりもSFまたはファンタジー要素が強めであり、だからこそ登場人物の想いが切実に伝わるものになっている。佐藤栞という女の子の健気さ、また儚さも記憶に強く残る人が多いだろう。

(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会


『僕愛』の瀧川和音、『君愛』の佐藤栞は対照的な性質を持つ、それぞれ魅力的なヒロインだ。これまた下世話かもしれないが、観た人と「どちらが好き?」「そんなの選べない!」などと語り合ってみるのも楽しいだろう。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

RANKING

SPONSORD

PICK UP!