タイ俳優のアップ「日本のファンのTwitterはいつも見ている」俳優になったきっかけも
タイ俳優・アップ・プーンパットさんが11月5日、自身初のファンミーティング『Up Poompat 1st Fan Meeting in Japan [POP UP]』のため、来日した。
アップさんといえば、ドラマ『Lovely Writer』で俳優のガオ・ノッパガオさんとW主演を務め、日本での認知度を一気に広めた印象。CINEMAS+では、そんなアップさんの魅力を深掘りするべくインタビューを実施。ファンミの感想や、お芝居への思いなど、たっぷり話してもらった。
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日本初ファンミの感想『Lovely Writer』で共演のガオから連絡も
▶︎本記事の画像を全て見るーー昨年、日本で初となるファンミーティングを開催しました。感想を教えてください。
まずは、日本のファンのみんなに会えて、とても嬉しかったです。日本の皆さんのTwitterは、いつも見ていたので、やっと会えたなって。ハイタッチの時もお話はできなかったのですが、みなさんがとっても喜んでいるのがわかりました。
ーーTwitterを見ているんですね!印象的な声はありますか?
「#uppoompat」で検索してチェックしているのですが、応援してもらえるなら、どんな声でも嬉しいです。「疲れてない?」とか「今日はどうだった?」みたいに労ってくれる言葉もあって、それが僕の元気の素なのですごく嬉しいですね。
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ーーファンミのグッズもかわいいと好評でした。アップさんのお気に入りのグッズは?
初めて見たときに、とってもかわいくて、よくできてるなと思いました。僕自身も1セット買っちゃったぐらい、とても気に入ってます。実はファンミの日にデザイナーの方に会うこともできて、すごく嬉しかったですね。特にファイルとトートバッグがお気に入りです。
ーー『Lovely Writer』でアップさんとともに主演を務めたガオさんも、10月に日本でファンミを開催しました。ガオさんと日本のことについて話しましたか?
実はガオが日本に滞在しているときに電話をかけてきました。それで日本のファンは、とてもかわいいと言っていましたね(笑)ただ、公演中にファンの方が声を出せないというルールがあったり、マスクをしていたりしていたので、自分がファンの方が求めていること、正しいことをちゃんとできているのかは、よくわからなかったそうです。ただ、そんな環境でも一生懸命伝えようとしている姿もかわいかったようですよ。
何度も来日した日本や、日本のエンタメへの感想
▶︎本記事の画像を全て見るーー日本で人気を集めていること、グローバルで活躍していることに対しては、どう思っているのでしょう?
自分を成長させていきたいし、高めていきたいと思っているので、チャンスがあれば、これからもどんどんやっていきたいです。ただ、こんなに反響がもらえるのは、予想外です。本当に日本のファンの皆さんには、感謝しています。
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ーーファンミではドラえもんやポケモン、デジモンなどを見ていたとお話しされていましたが、日本のドラマや映画も見ていますか?
たくさん見ていますよ!絵作りから、ストーリー、色み、演技……タイのコンテンツとは全然違うなと思いながら見ています。特に演技に関しては、すごくはっきりしているなと言う印象があって。例えば喧嘩をしているシーンは、はっきりと喧嘩をしているから、そういうのを見てチャーミングだなと思いました。自分の演技にも参考させていただいています。
ーーファンミでのトークを聞いて日本には何度も来たことがあると知りました。あまり計画は立てないとのことですが、どんな旅をすることが多いですか?
その場所の雰囲気とか、そこに住んでいる人と触れ合ったりする時間をじっくり楽しみたいなと思っていて、そういう旅をすることが多いです。特に都市部を歩くのが好きですね。すごく清潔で、雰囲気が良くて、道が歩きやすい。多少道に迷ったとしても、いろんなお店があるから、新しいものを発見できるのが楽しいんですよね。
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ーー人と触れ合うと言うことは、お話しされることもあるのでしょうか?
旅先で日本人と話したことは、あります。とはいっても、道を聞いたくらいなのですが。実は日本語が少しわかるというか、しゃべることはできないのですが、聞くことはできるんですよね。だから、英語で話しかけるのですが、一生懸命教えてくれようとする方々ばかりで、みなさん優しいなと思いました。
芸能活動をスタートしたきっかけは大学の先輩
▶︎本記事の画像を全て見るーー今回、アップさんのファンの方にはもちろん、これからアップさんのファンになる方にも読んでいただける記事にしたいなと考えています。改めて、アップさんがどういう方なのかをお伺いしたいのですが、俳優を目指したのはなぜですか?
大学生のときに、僕の学内での活動を見ていた同じ学部の先輩から「オーディションを受けない?」「エキストラやらない?」「CMに出ない?」と誘っていただくことが時々あって、少しずつ芸能界に入りました。
ーー誘われて迷ったり、「いや、芸能は……」と抵抗することはなかったのでしょうか?
「演じられるかな」という不安はありました。でも、僕が所属していた学部って、結構みんなで楽しいことをやるような学部だったので、せっかく誘ってくれたのなら、手伝うことができるという意味でも、やってみようと思えたんです。
ーーそこから演技が楽しいと思えるようになったのは、いつからですか?
ドラマに出始めた頃からです。もともと裏方の仕事もしているので、撮影現場に行くのが楽しかったんですよね。ものすごい早起きしたり、夜遅く帰ったりすることもありましたけど、たくさんの人と作品を作り上げる楽しさを感じました。
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ーーご自身の中で転機と感じている作品は、なんでしょう?
あるブランドのアイスクリームのCMに出たことだと思います。セミドキュメンタリーのようなCMっぽくないCMで、イケメンのアイスクリーム屋さんを演じたときに、さらに多くの人に知っていただけるようになったかなと。
ーー日本では『Lovely Writer』を通して、アップさんを知った方も多い印象です。『Lovely Writer』の撮影時のエピソードを教えてください。
スケジュールが結構きつかったので、撮影の合間にゆっくり話したりする時間は、あまりなかったんですよね。ただプロデューサーが、ドラマとは別にYouTube番組を作っていて、そこでいろんなゲームをすることがあったのですが、それは仕事だと言うことを忘れさせるくらい楽しかったですね。
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ーー今後やってみたい役はありますか?
オファーがあれば、あらゆる役をやってみたいし、いろんなチャレンジをしてみたいなと思っています。やっぱり1つとして、同じ役じゃないことを演じられるのが、役者の醍醐味だと思います。だから、チャンスをもらえて、自分がそれを受けられる用意ができていれば、制限をかけずにチャレンジしていきたいですね。
(文:於ありさ/撮影:山本絢子)
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