「unknown」第2話レビュー:全部最高!田中圭のキス、町田啓太の距離感、吉田鋼太郎のアドリブ

「unknown」第2話ストーリー

 降りしきる雨、走ってくる男性。その姿は必死に誰かを探しているようで…。
 地面に倒れて動かないウエディングドレス姿の女性。血まみれの手には結婚指輪が光っている。その女性は、闇原こころである―。

 「あのね、私吸血鬼なんだ―。それでも、好きでいてくれる?」
 誰にも言えない自らの秘密を、恋人の朝田虎松(田中圭)に告白した闇原こころ(高畑充希)。すべてを理解し、受け入れて、深いキスを交わした2人は、ついに結婚への階段を駆け上がる―!

 …と思いきや、なんと虎松が「実は吸血鬼」というこころ決死の告白を、冗談だと思っていたことが発覚。「何の喩え?」「そういうキャラで行きたいってこと?」など軽く笑い飛ばされ、全然伝わってねえ!とこころは絶望。「婚約解消だよ!」と泣き叫び、こころはその場を後にする。

 翌朝、同僚の週刊誌カメラマン・加賀美圭介(町田啓太)に「結婚って難しい」と愚痴をこぼすこころ。一方、気まずい雰囲気のまま帰路についた虎松は、交番勤務中にネットの百科事典サイトで「吸血鬼」を検索し、頭を抱えていた。思い返せば日傘をいつも差していたし、ニンニクも嫌がっていたし、怪力だったような…いや、んなバカな!
 そんな混乱冷めやらぬ虎松のもとに、なんと突然、こころの母・闇原伊織(麻生久美子)から電話が。虎松は伊織に命じられるがままに、初めてこころの実家・闇原家を訪れることに…。

 たどり着いた闇原家。お城のような外観に、焚かれた松明。恐る恐る足を踏み入れると、そこには床に広がる血、ぶら下がる蜘蛛、鎮座する棺桶。あまりの恐怖に絶叫する虎松だが、更には棺桶から突然、クラシカルな吸血鬼スタイルのこころの父・闇原海造(吉田鋼太郎)が出現し…!?

 そんな中、平和なはずの春陽町で不可解な殺人事件が発生。 公園で首筋から血を抜かれた女性の遺体が発見されたのだ。現場に駆けつけた虎松に、先輩警察官・世々塚幸雄(小手伸也)は「5年前の未解決連続殺人事件と手口が似ている」と告げる。遺体を見つめるうち、虎松は徐々に息が荒くなってゆき―。

「夫婦になるとは、違いを受け入れること―?」
そういえば彼女に会うのはいつだって夜で、
そういえば十字架のネックレスあげた時は、即投げ捨てられて、
そういえばニンニク料理を作ったときも、即投げ捨てられて、
君は吸血鬼で、僕は警察官で、今追っているのは“血を抜かれた連続殺人事件”で。
ねえこころ、あまりにも違う君と僕は、“夫婦”になることなんて、できるのだろうか?

 知らない事(unknown)に溢れたこの世界で、果たして虎松とこころは分かり合えるのか―?

 

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