「なれの果ての僕ら」:見るのもつらい第6話。過去一のグロ展開に「こんなの放送してもいいの?」の声!
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井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)が主演、犬飼貴丈が共演するドラマ「なれの果ての僕ら」(テレビ東京系)が、2023年6月27日深夜にスタート。
内海八重の同名漫画を実写化した本作は、命の危機の極限状態に追い込まれた人間たちを描く衝撃の予測不能サスペンス。同窓会に参加したクラスメイトたちの監禁劇の行方は果たして――?
本記事では、第6話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
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「なれの果ての僕ら」第6話レビュー
第6話を観終わった視聴者からは・もうエグすぎて無理
・苦しすぎる展開だけど、どんどん引き込まれた
・ネズの闇堕ち感がすさまじい
・こんなの放送してもいいの?
と筆者と同様に衝撃を受けた様子だった。
さて、内容はと言うと……。
「はないちもんめ・改」が終了すると、ユーチューバーで目立ちたがり屋のしょーやん(新原泰佑)の暴走が始まった。
ネットでは人気者だった自分が、元6年2組の小さなコミュニティでは「いらない人間」のレッテルを貼られ、暴れまくる。
そのまま屋上に向かって走って行ってしまった。
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社
みきお(犬飼貴丈)は、「あーあー壊れちゃった。彼を追い詰めたのは君たちだよ」と全員に責任を擦りつける。
ネズ(井上瑞樹)がしょーやんを探しに行くと、ほとんどのクラスメートが屋上へ。
そこでレンガを振り回すしょーやんの犠牲になったのは、未来(大原櫻子)とネズのカップル。
ネズが目を覚ました時にはそこに未来の姿はなかった。
葉月(紺野彩夏)と雨宮(大原優乃)に未来のことを聞くと、下を向く2人……。
未来の死を悟ったネズは、その場で「ぶっ殺してやる」と怒りに震えていた。
いつも優しく、ここまで争いごとを回避しようと懸命に立ち回ってきたネズの表情の変化にはゾクゾクした。
しょーやんと同じくネズも完全に壊れてしまった。
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社
第6話のしょーやんとネズの鬼気迫る演技は圧巻そのもの。
2人の消費カロリーはいかほどだっただろう。
未来の死によってネズの悪のスイッチが入ると、事件はさらに複雑なものへ展開していった。
レンガを持ったままみきおに向かっていくしょーやん。
殺す気まんまんでみきおに向かっていったが、みきおのほうが何枚も上手だった。
いつもと変わらない冷静なみきおを演じた犬飼。
現在放送中の「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)では先生役を演じているが、犬飼もカメレオン役者と言える。
「動」というよりも「暴」のしょーやんに対して「静」のみきお。
この対比が視聴者の心をぐっと掴んで離さない。
結果、みきおに拳銃で撃たれ、そしてレンガで顔をボコボコに潰されたしょーやんはここで息絶えた。
一部始終を見ていた礼夏(工藤遥)、小山内(椛島光)、黒田(西村拓哉)、長谷部(佐久本宝)の4人も狂ってしまったに違いない。
ここで現在の映像に変わる。
記者の星野(森カンナ)と留置所の面会室で向き合っているのはネズだった。
ネズが生存者の一人だったことがわかり、ホッとしたのも束の間、また過去に戻る。
屋上から教室に戻ってきたネズとみきおの対峙が始まった。
なぜこの同窓会を開こうと思ったかをみきおに聞くと、これは実験だという。
みきおは、心理学者である母、夢崎亜夜子(雛形あきこ)から
『人間は極限状態になると、”善性”を保たれることはない。なぜなら生存本能があるから。しかし、ごく稀に善性を保てる人がいる』
ということを聞いていた。
このことに興味を持ったのでネズで”実験”したという。
「この実験は君を試すためだけに用意したんだ。君を追い詰めるためなら誰が死んでも構わなかった。つまり…君のせいでみんな死んだんだ」
またもや全ての責任はネズにあるかのように話すみきお。
何を言っているんだ!と言わんばかりの理屈だが、みきおは淡々と話す。
そして拳銃をネズの手に渡し、自分に拳銃を向けると
「さぁ。君は僕を殺せるかな?」
と”実験”の本題に入った。
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社
この時のみきおのワクワクとした表情が恐ろしかった。
それよりも怖いのが、このシーンをモニター越しに見ているみきおの母だ。
そう、みきおの母はすべてを見ていたのだ。
とんでもない展開に驚いたが、冷静に考えるとこれはみきおの実験ではなく、心理学者の母の実験なのかもしない。
はたしてこの実験の行方は……。
(文:駒子)
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