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2023年08月27日

現代的にアップデート!さらなる恐怖を呼び起こすクラシックモンスター映画4選

現代的にアップデート!さらなる恐怖を呼び起こすクラシックモンスター映画4選


全ての「ドラキュラ」モノの原点、ブラム・ストーカーによる名作小説「吸血鬼ドラキュラ」から、最恐と評される“第七章”を初めて映画化した『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』が9月8日(金)より全国公開される。

1897年に刊行されたブラム・ストーカーのゴシック小説から誕生した「ドラキュラ」は1世紀以上もの間、あらゆる小説や漫画、そしてスクリーン上でも観客を魅了し続けてきた。そんなドラキュラと同じく、古典の怪奇作品として古くから親しまれてきたモンスターは数多く存在する。今回は、時代を経てその描かれ方も現代的にアップデートされ、さらなる恐怖を呼び起こすクラシックモンスター映画の数々を、一挙にご紹介。

『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』(1999年)


エジプトを舞台にミイラとの戦いを描き古代遺跡を巡るアドベンチャー映画「ハムナプトラ」シリーズの第一弾。『ザ・グリード』(98)や『G.I.ジョー』(09)を手掛けるスティーヴン・ソマーズが監督を務め、主人公のリック・オコンネル役を『ザ・ホエール』(22)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したことが記憶に新しいブレンダン・フレイザーが演じている。

若き冒険家のリック・オコンネル(ブレンダン・フレイザー)は、刑務所に囚われて処刑されるところを、エジプト学者のエヴリン(レイチェル・ワイズ)によって救われる。エヴリンの目的である古文書の場所を知るオコンネルは、彼女の兄・ジョナサン(ジョン・ハナ)と共にハムナプトラを探検に訪れる。ようやく“死者の都”へ辿り着いた一行であったが、うっかり秘密の呪文を読んでしまい、3000年前に封印されていたミイラ男が甦ってしまう…。

公開当時は最新のVFXを全編に取り入れた作品として注目され、古代エジプト遺跡の舞台や大量のイナゴが襲うシーン、砂嵐の巨人が現れるシーンなどが迫力満点に再現されている。人々の生気を吸うたびに完全復活していくミイラ男の変貌ぶりにも注目。

『ウルフマン』(2010年)

(C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

1941年製作の古典ホラー「狼男」を、『ジュラシック・パークIII』のジョー・ジョンストン監督がリメイクしたホラーサスペンス。おぞましき怪物ウルフマンに変貌してしまった主人公が、苦悩に苛まれながらも自らの忌まわしき宿命の謎に立ち向かっていく姿を描き出していく。主人公のローレンス/ウルフマン役を『トラフィック』(01)でオスカーを受賞したベニチオ・デル・トロが演じ、その父を『羊たちの沈黙』(91)や『ファーザー』(20)などで数々の賞を受賞しているアンソニー・ホプキンスが演じている。

19世紀末、英国。俳優のローレンス(ベニチオ・デル・トロ)は、兄の行方不明の知らせを受けて、25年ぶりに帰郷する。ところが到着早々待ち受けていたのは、無惨に切り裂かれた兄の死体であった。犯人捜索に乗り出すローレンスだったが、謎の狼男に襲撃を受け、自らも満月の夜に“ウルフマン”となってしまう……。

人々を襲うシーンでは目を逸らしたくなるほどの過激でグロい描写もあり、本作でアカデミーメイクアップ賞を受賞したリック・ベイカーによる完成度の高い特殊メイクがよりウルフマンの恐ろしさを際立たせている。

『透明人間』(2020年)

(C)2020 Universal Pictures

「ソウ」シリーズの脚本家リー・ワネルが監督・脚本を手がけ、透明人間の恐怖をサスペンスフルに描いたサイコスリラー。H・G・ウェルズが1897年に発表した小説「透明人間」を原作としており、1933年に公開された映画『透明人間』をリブートした作品である。主人公セリシアを『アス』(19)などに出演するエリザベス・モスが務めた。

富豪の天才科学者・エイドリアン(オリバー・ジャクソン=コーエン)に過度な束縛を受けていたセシリアは、ある真夜中、計画的に彼の豪邸から脱出を図る。セシリアを失い悲しみに暮れるエイドリアンは手首を切って自殺し、莫大な財産の一部を彼女に残した。そんな彼の死に違和感を覚えるセシリアの周りでは、不可解な出来事が次々と起こる。“見えないなにか”によって命を脅かされていくセシリアは、その正体を暴こうと奔走する—。

見えないものから襲われるホラー的な恐怖と、誰が犯人なのかという人間に対する恐怖を重ね合わせ、 古典原作を大胆にアップグレードした現代版・透明人間。

『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』(9月8日公開)

© 2023 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

ブラム・ストーカーの原作小説「吸血鬼ドラキュラ」から最恐と言われる第七章“デメテル号の航海日誌”を『ジェーン・ドウの解剖』(16)、『スケアリーストーリーズ 怖い本』(19)で知られるホラー界の鬼才・アンドレ・ウーヴレダルが初めて映画化。

人種を理由に仕事のオファーを断られた医師のクレメンス(コーリー・ホーキンズ)は英国へ戻るための手段を探していた。そんな時、英国行きの貨物船「デメテル号」に積まれていく木箱の中に“竜の紋章”を見つけた乗組員が不吉な予兆を感じて下船してしまい、クレメンスは代わりにその船へ搭乗することになる。謎めいた50個の木箱を積み、ルーマニアを出発したデメテル号であったが、洋上で毎晩不可解で恐ろしい出来事が起こり始める……。


英国へ帰国するためデメテル号に乗り込み、悪夢に巻き込まれていく主人公クレメンス医師を演じたのは『ストレイト・アウタ・コンプトン』(15)でドクター・ドレー役に大抜擢され、『イン・ザ・ハイツ』(21)など話題作に出演するコーリー・ホーキンズ。共演には『DUNE/デューン 砂の惑星』(21)のデヴィッド・ダストマルチャン、『カモン カモン』(21)の天才子役ウディ・ノーマンらが脇を固める。そして本作で一際異様な存在感を発揮している注目のドラキュラ役を『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(17)、『REC/レック』(07)などで数々のクリーチャーを演じる名優ハビエル・ボテットが怪演している。

本作で描かれるのは、これまでのドラキュラ映画に登場してきた黒のスーツにマントを羽織った上品な姿とは全く印象の異なる、より原作のイメージに寄せた野性的かつ獰猛で悪魔のような姿をしたドラキュラだ。逃げ場のない洋上で、これまでの想像を絶する恐ろしいドラキュラの恐怖に襲われる“本当に怖い吸血鬼伝説”。

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