<ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
>>>「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」第8話の予告をYouTubeで見る記憶を失ったまま逃亡を続けていた勝呂寺誠司(二宮和也)は、ついに警視庁組織犯罪対策部管理官・蜜谷満作(江口洋介)との対面を果たす。『アネモネ』や警察の手から逃れるために、路線バスに乗り込む誠司たち。そこで誠司は、「教えてくれ。勝呂寺誠司と天樹勇太、どっちが本当の俺なんだ?」と蜜谷に問いかける。
一方、『横浜テレビ』のキャスター・倉内桔梗(中谷美紀)は、誠司と蜜谷が合流する場所へと急いだが、すでにふたりの姿はなかった。同じころ、立葵時生(大沢たかお)の店『葵亭』では、時生の娘・査子(福本莉子)が、以前天樹勇太と交際していた竹本梅雨美(桜井ユキ)の取材準備を進めていた。時生は妻の墓参りをするため外出中だった。
蜜谷は誠司に、天樹勇太のことを話そうとする。その時、バス停でバスが停車する。そこに乗り込んで来たのが、アネモネの幹部・神林淳(一條恭輔)だった。神林は、証拠として誠司と蜜谷が一緒にいるところを写真に収めると、他の乗客に気付かれぬようにして誠司に拳銃を突きつけ、バスから降りるよう命じる。その時、バスが急停車した。その隙をついて拳銃を払う誠司。ふたりはもみ合いになり、拳銃が乗客の足下へ転がった。その乗客とは時生だった。時生が蹴り返した拳銃を拾った誠司は、笛花ミズキ(中川大志)がバイクで追いかけてきていることに気づき、非常ボタンを押してバスを出すよう運転手に指示するが……。
第8話のレビュー
相変わらず佐藤浩市演じる真礼はフランという白い犬を探しているが、3つの話がようやく一つの画面におさまるようになり、物語に没入できるようになった。前話で葵亭のソムリエール・梅雨美(桜井ユキ)が待ち続けている恋人が、天樹勇太だということがわかり、いくつかの点が徐々に繋がりだした。
自分が何者なのかわからない誠司(二宮和也)は、警視庁の蜜谷(江口洋介)に再会したものの、アネモネの幹部に追われていたため2人は路線バスに乗り込む。
大学のゼミの先輩だという「横浜テレビ」のキャスター・桔梗(中谷美紀)から「天樹くんよね?」と言われ、戸惑っている誠司は蜜谷に「天樹勇太って誰なんだ?」と問う。
最初は2人でバスという密室で会話をしていたが、アネモネの幹部が乗り込んできたり、アネモネ2代目のミズキ(中川大志)がバイクで追いかけてきたことで誠司が”バスジャック“をしているような展開に。
しかもそのバスには偶然、葵亭のシェフ・時生(大沢たかお)も同乗。
こんな偶然はドラマだから実現する。
警察内部にもどうやらアネモネと繋がっている人物がいることもわかり、厳しい表情を浮かべる捜査一課長(遠山俊也)が無駄に映し出される。
あからさまに「この人が怪しいですよ」という演出だが、このまま課長がアネモネと繋がっているのだろうか。
誠司が不利な状況で話は進むが、刑事のカレン(松本若菜)は、誠司が殺人事件の犯人ではないのでは?と考え蜜谷に協力していく。
バスジャックなんてするつもりがなかった誠司と蜜谷だが、そこへ話をややこしくする時生が梅雨美とのことを誠司に問い詰めたり、ケチャップの歴史を語り出したりと相変わらず空気が読めない。
私たち視聴者は8週に渡って誠司と時生の“縁“を観てきたが、よく考えるとこれは1日の出来事をまとめた話。
誠司と時生の繋がりは異常ともいえる。
しかし、誠司、蜜谷、時生、そしてカレンはラストで見事な連携を見せる。
蜜谷が発砲した玉が誠司に当たり、誠司は倒れるが、明らかにケチャップを使って出血を演出?、その誠司を介抱するかのようにカレンが救急車に同乗。
これはバスを降りるための一芝居なのでは?
こんなところで時生のケチャップが役立つとは。
時生、グッジョブだ。
アネモネを潰すために誠司と蜜谷が動き出し、ストーリーはいよいよクライマックスへ。
はたして誠司の運命は?
真礼とフランの存在もお忘れなく!
※この記事は「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」の各話を1つにまとめたものです。
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