<おむすび>第8週~の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第40回のレビュー
栄養学校入学早々、結(橋本環奈)の班がギスギスしています。沙智(山本舞香)が班替えを先生に要請した結果、難しい献立作成の課題が出され、各班で発表することになります。結たちの班はJ班のようです。
はじめての共同作業。結、沙智、佳純(平祐奈)、森山(小手伸也)が相談しますが、案の定、沙智と佳純の意見が合いません。どちらかの献立案を選んだら、ますます険悪になると思って結は困ってしまいます。
そんなとき、糸島のカラオケにいるハギャレンから電話がかかってきます。東京の大学に行ってるリサポン(田村芽実)が帰ってきたのでみんなで集まっているのです。久しぶりにハギャレンの声を聞き、友情の尊さをしみじみ実感する結。
それをきっかけにしたのか、結は、沙智と佳純の献立案の折衷案を提案します。ただ、洋風と和風でアンバランスな感じ。どうしたものかと思ったとき、居酒屋でバイトしている森山が洋風のスープの出汁を和風に替えたらと提案します。
結果的に、みんなのアイデアが合わさることになりました。それをとりまとめたのは結です。さすが名前が「結ぶ」だけあります。
ところが、食材を買いにいったら、小松菜が売り切れ。小松菜だけ売り場が空っぽになっていて、ご都合主義的な気もしますが、買い物にいって、欲しいものだけたまたまなくてギリギリする経験はよくあります。
原価を超えない代わりの食材はーー結がスイスチャードを思いつきました。
糸島の農家にいただけはあり、野菜には詳しいのです。
筆者はスイスチャードを知りませんでした。今後はスーパーで気にしてみたいと思います。
買い物に手間取って遅れをとったものの、J班も無事に料理が完成。スイスチャードは小松菜よりも黄色や赤と彩りが鮮やかで、逆に料理の見た目がよくなった気がします。原価300円以内で、こんなにボリュームある料理ができるんですね。
石渡先生(水間ロン)にも褒めてもらえました。石渡先生、穏やかですが、目が笑ってない、ちょっと謎めいた人です。彼の目のどアップを多用するのはなぜ。
森山が想像したとおり、この課題は、みんなの協調性を見るものでした。社会人になったら気が合わない人ともコミュニケーションをとらないとならないので、
誰とでもうまくやれるようになることも、学校での学びのひとつのようです。
といっても沙智は簡単には結たちに心を許しません。結がみんなでプリクラをとりに行こうとしても沙智は参加しませんでした。
とりあえず、佳純と森山と3人でプリクラ(マブと書いて)。結だけにみんなを結びます。
最初は戸惑っていた森山がだんだん調子に乗っていき、最後はノリノリでした。
まあそのうち、沙智も結の謎パワーで結ばれてしまうでしょう。気楽に見ていきたいと思います。
それより心配なのは、歩(仲里依紗)です。あちこち旅していましたが、ついに神戸に戻ってきました。「ただいま神戸」と商店街に降り立った歩は糸島に来たときとは違い、派手な格好に戻っていました。
もともと、神戸に、真紀ちゃんのお墓参りに家族で行きたいと思っていた歩です。先に、家族が神戸に戻ってきてしまい、肝心の歩はなかなか帰ってこなかったわけですが、これまでの米田家の傾向から察するに、歩は神戸に戻って過去と向き合うのがこわくてこわくてたまらず、ずるずると引き伸ばしていたのではないでしょうか。
来週はいよいよ歩が過去と向き合うことになりそうです。
※この記事は「おむすび」の各話を1つにまとめたものです。
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