ニューシネマ・アナリティクス

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『ペトルーニャに祝福を』レビュー:女人禁制というタブーと堂々対峙する女性の誇らしさ  

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT最近は日本でも性差別と真摯に向き合った映画などが作られるようになってきていますが、どうやらこうした傾向は世界的なものと化してきているようです。本作は2014年の北マケドニア(旧ユーゴス...
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『藍に響け』レビュー:“和太鼓と女の子”といった興味の域を越えたストイックで秀逸な青春群像映画

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTすたひろの漫画『和太鼓♰ガールズ』を原作としながらも、“和太鼓と女の子”といったモチーフこそ活かしつつ、かなり設定を変えて『藍に響け』という映画独自のタイトルに転じさせるに見合う、スト...
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『野良人間 獣に育てられた子どもたち』レビュー:30年前の「事件」を収めたVTRから窺えるおぞましき「闇」

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT今から30年ほど前の1987年、メキシコ南西部の都市から人里離れた山岳地帯の民家で火事が発生し、そこから1本のビデオテープが見つかりました。その中には、野生化した子どもたちの姿と、彼ら...
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『茜色に焼かれる』レビュー:現代社会の心無い仕打ちの中を真摯に生きる弱者に贈る人間讃歌

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT最近の日本映画でここまで現代社会の闇の数々と堂々対峙した作品はないのではないか? そう思わされるほどに意欲的な、腹を括った石井裕也監督作品です。冒頭いきなり、日本国内に住む者なら誰もが...
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『不思議惑星キン・ザ・ザ』&『クー!キン・ザ・ザ』:ロシアン脱力SF名作が何とアニメで蘇って、クー!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」映画ファンというものを長くやっていますと、時々感無量の事態に直面することがしばしあります。5月14日より公開となったロシアのアニメーション映画『クー!キン・ザ・ザ』(13)もその一環で、何が感無...
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『デッドロック』レビュー:現代版マカロニ・ウエスタンともいうべき伝説のサイケ・カルト映画がついに日本上陸!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT本作は1970年のドイツ(西ドイツ)映画で、自主上映などを除くと正式な劇場公開は今回が初めてとなる伝説的カルト作品でもあります。クラウトロック(ジャーマン・ロック)を代表する前衛バンド...
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『くれなずめ』レビュー:男たちの面白うてやがて切なき“バカ騒ぎ”青春群像映画の快作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT『佐々木、イン、マイマイン』(20)『あの頃。』(21)など、このところ若い男たちがバカ騒ぎしていた自分たちの“あの頃”を思い起こしていく青春映画が増えてきているような感がありますが、...
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『しあわせのマスカット』レビュー:マスカット和菓子をめぐるヒロインと頑固オヤジの心の交流

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTフルーツ王国・岡山県の国内生産No.1の高級ぶどう“マスカット・オブ・アレキサンドリア”で包んだ果物和菓子に魅せられた北海道の少女(福本莉子)が、現地の和菓子会社に就職するも、配属先は...
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『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』レビュー:スパイだった“東ドイツのボブ・ディラン”の数奇な人生

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTこのところ東ドイツ時代の闇や苦悩の歴史を訴えるドイツ映画が数多く日本で公開されていますが、本作もその中の1本です。1980年代に“東ドイツのボブ・ディラン”と謳われていた実在のシンガー...
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『彼女』レビュー:同性異性を問わず、人間同士の愛の確執を繊細に描く廣木隆一監督ならではの傑作“映画”

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT何不自由ない生活を送っていたお嬢様育ちのレイ(水原希子)が、高校時代から想いを寄せていた七恵(さとうほなみ)のDV夫を殺害し、共に逃走の旅に出るという、中村珍のコミック「羣青(ぐんじょ...