乃木坂46 能條愛未、『美女と野獣』を語る その1
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今週の乃木坂週刊映画は、現在大ヒット公開中の『美女と野獣』についての“その1”。映画を見ての率直な感想について語って頂きました。
前回までの記事
・乃木坂46 能條愛未、大盛況だった「アンダーライブ」を振り返る
・乃木坂46 能條愛未、出演した2つ舞台を振り返る
・乃木坂46 能條愛未、“人格が変わる瞬間”に衝撃を受ける
・乃木坂46 能條愛未、アンダーライブへの思いと乃木坂の好きな曲
・乃木坂46 能條愛未、『ラ・ラ・ランド』を語る その3
→それ以前の記事はこちらから
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より深く新しい『美女と野獣』
『美女と野獣』のアニメーション版は昔見たことがありますが、今回の実写版を見るに当たって改めて見るということはしませんでした。
それぞれ1つの独立した映画なので、アニメーション版を見ていないと楽しめないなんてことはありません。どなたがどんな状態でご覧になられても理解できないということはない映画になっています。
今回の実写版の物語の骨格はアニメーション版と同じですが、所々新しいシーンが追加されています。物語を大きく変えずに追加エピソードが入っている形なので、その新たな発見も楽しむことができました。
追加エピソードで印象に残っている箇所が3つあります。
まずは、アニメーション版では描かれていなかったベルの母親の過去についてのエピソード。ベルは良い意味で天真爛漫な部分があり、気が強い部分もあり、彼女から悲しさを感じることはアニメーション版や実写版の序盤でもありませんでした。だからこそ、母親がいない理由を知って、ベルをより深く広く見ることができるようになりました。また、母親がいないということが描かれているからこそ、父親の重要さも感じながら見ることができました。
続いて、野獣が一人で歌う「ひそかな夢」のシーンについて。アニメーション版では無かったオリジナル曲ですが、野獣がどういう思いを抱えて醜い姿で生きているのかが吐露されている曲です。野獣の時折見せる悲しい表情もあって、野獣への同情心が高まりました。
最後に、クライマックスの召使いたちが順番に固まっていくシーンについて。アニメーション版では、一度死んでしまった野獣を悲しい眼差しで見る召使いが描かれていました。しかし実写版では花が枯れてしまい、召使いたちも固まってしまう運命に。あのシーンが入ることによってアニメーション版の何倍も悲しさが増していたなと思いました。
アニメーション版の良さを潰すこともなく、より深い『美女と野獣』がありました。本当に素敵な映画だなと改めて思います。
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全てが美しい映画
アニメーション版を再現するクオリティ、そして様々な美しさにも圧倒されました。
最初に驚いたのはベルが登場して村の中を歩きながら歌う「朝の風景 」のシーン。アニメーション版で見たものがそのまま実写で蘇っていました。あまりの再現度と美しさに一気に映画に引き込まれました。
映画を振り返って思うことは、とにかくこの映画は美しいということ。
映像の美しさ、美術セットの美しさ、衣装の美しさ、俳優陣の美しさ、音楽の美しさ、そして物語の美しさもあります。何を取っても美しい映画でした。
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「乃木坂週刊映画」では暗めの映画が続いてましたが、ハッピーエンドが嫌いというわけではないんです(笑)
実は今回の実写版『美女と野獣』を見て、途中から涙が止まらなくなりました。召使いたちが固まってしまうシーン辺りから泣いてしてしまって…。映画はハッピーエンドなわけですが、幸せな結末に対して喜びの涙も流してしまいました(笑)
久々に映画の終わりを清々しい気持ちで迎えることができました。たまにはこういう映画も見てみるべきだなと思いました(笑)
その2(次週)へ続く!
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(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:MAKOTO TSURUTA)
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
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