藤原紀香「生物たちに魅せられた」『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』舞台挨拶

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10月29日(木)、第28回東京国際映画祭パノラマ部門『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』が上映され、舞台挨拶に吹き替えを担当した女優・藤原紀香さんが登壇しました。

11時間のアフレコで「動物たちの気持ちになって演じた」

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『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』は、イングリッド・パーグマンとロベルト・ロッセリーニ監督の間に生まれた映画界のサラブレッドである、女優イザベラ・ロッセリーニが様々な動物を自ら演じ、その生殖行為の様子を伝えていくショートフィルム・シリーズ。

本作でイザベラ・ロッセリーニの言葉、演じた動物の声すべての吹き替えを担当した藤原紀香さんですが、「命の神秘に感動した。人間の世界で生きていると、人間が一番進化しているかのように思えるけれど、動物の生殖機能は驚くほど素晴らしい。いろいろな発見があって、この作品に携われたことを喜びに思っています」と作品を絶賛。

アフレコに挑んだ際、監督と「順調だね」と話しながら、気がついたら11時間通しで声を入れていたという藤原さん。終わったときは「抜け殻のような状態だった」とのこと。「アブラムシだったり、蛇だったり、そういった動物たちの気持ちになって演じたので、イザベラさんの思いが伝わっていたらいいなと思う」と振り返りました。

 また、イザベラ・ロッセリーニの魅力について、「こういう作品が世界的に舞台化され、日本にやってきてみなさんの目に触れるということの一番大事なところは、作り手のパッション(情熱)だと思う。イザベラさんの思いと作っているスタッフの思いが一緒にならないと、このような素晴らしい作品にはならない。そこへ統率するイザベラさんの人間力に感銘を受けた」とリスペクトの思いを熱く話してくれました。

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生物たちの多種多様な世界に魅せられた

映画上映後の囲み取材でも、藤原さんは「クモはメスのほうが大きいんです。オスが生殖行為をしようと近づくと、ハエだと思って食べられてしまう。だから、命がけでメスに近よって、すきを見て行為を行ってすぐに逃げる。初めて知ることばかりで、とても勉強になりました」と、劇中の例をあげて作品の面白さをアピール。生命の神秘に自身も驚くばかりで、「もっと知りたい」と欲がわいていったそうです。

「人間は、男性と女性に分かれているけれど、動物や昆虫たちには、どっちともわからないものがたくさん存在している。生物たちの多種多様な世界に魅せられました」と、この日、何度もこの作品をとおして知った新たな発見と喜びを語ってくれた藤原紀香さんでした。

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WOWOWオリジナルドキュメンタリー 国際共同制作プロジェクト『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』は、11月7日(土)午後1時よりWOWOWプライムにて放送予定です。

(取材・文/田下愛)


    ライタープロフィール

    田下愛

    田下愛

    フリーランス・ライター。雑誌、書籍、Webメディアで、幅広いジャンルの仕事をこなして活動中。ファンタジー映画が大好物で、『オズの魔法使い』『ナルニア国物語』『アリス・イン・ワンダーランド』など、魔法やおとぎの国を扱った作品にはすぐ飛びついてしまいますが、一方、『レインマン』のような人間をきっちり描いたドラマも好き。石ノ森章太郎先生をリスペクトする昭和特撮フリークでもあります。

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