タイカ・ワイティティの魅力とは?無邪気な天才&奇才な人物像

タイカ・ワイティティ出演作品

キャリア初期


『イーグルVSシャーク』(C)Whenua Films 2006

キャリア初期には『Scarfies』(原題)、『Snakeskin』(原題)、『Futile Attraction』(原題)といった低予算映画の脇役にタイカ・コーエン名義で出演していたタイカ・ワイティティ。
彼は自身の監督作で俳優としての頭角を表すこととなる。

主人公の兄としてカメオ出演した『イーグルVSシャーク』以降、『ボーイ』では主人公の父親、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』で吸血鬼・ヴィアゴ、『ジョジョ・ラビット』で主人公のイマジナリーフレンドと、メインキャラクターを続投している(ちなみに『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』では、ブラックユーモア溢れる牧師役として出演)。

マーベル映画での出演


(C)Marvel Studios 2017 All rights reserved.

また、マーベル映画では『マイティ・ソー バトルロイヤル』から、岩石の巨人・コーグをコミカルに演じている。

コーグは、コミックでは“ソー”初登場時の悪役として、「Planet Hulk」(『マイティ・ソー バトルロイヤル』の原作)の脇役として登場したマニアックなキャラクター。

しかし、映画ではソーの愛すべき友人として『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『ソー:ラブ&サンダー』にも続けて登場し、シリーズの人気キャラクターとなった。

近年の活躍


近年では『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)と『フリー・ガイ』(2021)にも出演。

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』では、わずか数秒の出演ながらも物語の根幹を支える重要キャラとして登場。脇役ながらも豪華キャストに負けず劣らずの圧倒的な存在感を放っていた。



『フリー・ガイ』では、主人公に立ちはだかるゲーム会社の社長アント・ワンを快演。唯一無二のコメディセンスで憎めない悪役を演じきっている。

ちなみに、本作で主演を務めたライアン・レイノルズとは、『グリーン・ランタン』(タイカ・ワイティティは主人公の親友役として登場)で共演して以来の友人。
コミカルでサービス精神が旺盛な2人は、本作のプローモーションでもユニークな映像を多数発表した。

この他、日本未公開作では2018年に『Seven Stages to Achieve Eternal Bliss』(原題)にも出演している。本作は、いわくつきのアパートに引っ越した1組のカップルによるブラックコメディ。
劇中で謎の男・Storsh役を演じた彼は、歌唱シーンも披露している。



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声優としての活動



© 2021 Marvel

マーベルのアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」の第7話「もしもソーがひとりっ子だったら?」でコーグを続投しているほか、ディズニー・ピクサーが手掛けるアニメ映画『バズ・ライトイヤー』では、モー・モリソン役の声を担当。

『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフとなった本作では、主人公・バズを手助けするへっぽこ分隊の一員として、物語を盛り上げている。

また、動物実験廃止を求めるコマ撮り短編アニメーション『Save Ralph』では、主人公・ラルフの声も担当。



トラウマ必須な過激描写が登場するため、鑑賞時にはくれぐれも注意してほしいが「過酷な状況下におけるユーモア」という要素は監督作のテーマにも通じている。

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