『私立探偵 濱マイク』のロケ地から見る、変わる横浜と変わらない横浜
いまも変わらないサヨコママの喫茶店
大岡川沿いから横浜橋商店街に移動し『コーヒーマツモト』にやってきた。
サヨコママ(松田美由紀)のお店として、テレビドラマファンにはお馴染みの場所だろう。変わらぬ姿で営業している。
店内には、レトロなメニューと『私立探偵 濱マイク 大回顧展』のポスターが。
マスターの松本さんに撮影当時のことを聞いてみた。
「スタッフの方から撮影で使わせてほしいって連絡をもらったんですけど、2回お断りして。でも、3回目に永瀬さんがここにきて『セットじゃこの雰囲気はだせない。ここでやりたい』って言うんですよ。本人に頼まれたら断れませんよ(笑)」
今でも毎週末全国から濱マイクファンが訪れ、その数はこの13年間で軽く1,000人は超えるという。
『私立探偵 濱マイク 大回顧展』でトークショーに出演した永瀬正敏さん。出番前にお忍びで遊びにきてくれたそうだ。
「夕方のトークショー前に、突然きてくれたんですよ。しかも、濱マイクの格好で。『マスターしばらく!』って言いながらハグしてくれて、永瀬さんがくるだろうと思って待っていたファンも喜んじゃって」
店内に20人、外に60人ほどファンがいたが、永瀬正敏さんは全員と2ショット写真を撮り、サインをしたという。
「女の子のファンが私もハグしてって言うんですけど、永瀬さんは『ハグはマスターだけ。女の子は握手ね』なんて言うんですよ。それがまたかっこよくて」
カウンターには、永瀬さんと松本さんの2ショット写真が飾られていた。
「グループできいてるファンでもちゃんと一人ひとり写真を撮るんです。撮影のときは毎回関係者全員に挨拶をしていたし、永瀬さんほど礼儀正しい人を私は知りません」
濱マイクの指定席で、濱マイクが愛した『カフェ・オレ』(メニュー名はミルクコーヒー)を飲んでみた。うまい。
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